趣味が高じて、ドミニオン箱を作った その2

 その1 http://d.hatena.ne.jp/Kirika/20111231
 その2 http://d.hatena.ne.jp/Kirika/20120101
 その3 http://d.hatena.ne.jp/Kirika/20120102

材料集め

 設計書を書いたら、次は材料集めです。

  • 木材

 とりあえず前知識なしでハンズに買いに行ったのですが、木材はMDR材という加工に強い板を選びました。厚さ9mmのものと5.5mmのものと4mmのものの3種類を購入しました。
 計算外だったのは、板の厚さはJIS規格で決まっているので、当初は10mm, 5mm, 3mmで作っていた設計図をいきなり見なおすことになりました。
 ちょうどこの時期は8月の終わりだったのですが、東急ハンズ前の喫茶店で友人と二人で設計図を引き直す様子は、さながらに夏休みの宿題が終わらず、喫茶店で頑張る高校生のようでした。

 参考
 http://hands.net/cate/diy/wood/playwoods/shelf-board/

 結局3枚の板を購入し、板の材料費は2000円(2人分)でした。
 誤算だったのは加工費で、ハンズは1カット50円でお金を取るので、板を切り分けるのは3000円ほどかかっています。ネット経由で頼むともっと安いので、そっちを活用したほうがいいと思います。

 引き続き、箱に必要な部品を一式揃えていきます。

  • 蝶番

 結構色々種類があって、フリーストップといって好きな場所で止められる蝶番や、バネが入っているものなどがありました。ただ、機能や素材にこだわると高くなってしまうので、あまり拘らず2枚一組350円程度です。

  • パチン錠

 今回、一番探すのに苦労した部品はこれで、バイオリンとかのケースを留めるために利用する、あのパチンとする奴の名前は何だ?ということで検索するのも一苦労。
 検索ワード「パチン」でようやくこの部品にたどり着きました。
 これも色々選択肢の幅があるのですが、1個315円のものを2個購入。

  • 取っ手

 鞄の取っ手も単品でハンズに売ってます。ただ、これは選択肢の幅が少なくて1種類のみ。1個230円程度です。

  • 釘・木ねじ

 釘、木ねじはそれぞれ長いものと短いものを。殆どの工程は木ねじを使いましたが、木ねじだと木材を破壊しそうな部分は細い釘を使っています。

  • ペーパーヤスリ・サンディングブロック

 サンドペーパーは粗めの#200と細めの#800を計5枚。加えてサンディングブロックという、スポンジ状のヤスリを購入。結局サンディングブロックが使いやすかったので、サンドペーパーはほとんど使うことがありませんでした。
 サンディングブロックが500円程度、ペーパーヤスリは1枚50円程度です。

  • ウレタンニス

 仕上がりを高級な感じにしたかったので、ニスも購入。ウレタンニスというと臭いがすごいとネットでは散見されたので、どうかなと思ったのですが水性ウレタンニスだと殆ど無臭で、1時間もあれば乾きます。色はマホガニーが良かったのですが、友人の意見でケヤキカラーに。値段は2000円程度。後にこれがすごい事故を起こすのですが……。

 http://hands.net/goods/92868

その他工具
 DIYド素人なので、工具が殆どありませんでしたが、これを機会に色々揃えちゃいました。

  • ハンドドリル 

 電池式のやつを買いましたが、ACアダプタ方式のほうが良かったかもしれない。
 ただ、これがないと孔を開けるのはキリを使う必要があったし、木ねじを締めるのはこれがあるのと無いのでは、作業効率が全然違います。
 ハンズはやはりちょっと高めで、後でオリンピックでACアダプタ方式のハンドドリルが2000円程度で販売されていたときにはショックを受けました。

  • カナヅチ

 釘を打つために使用。

  • ノコギリ

 実は木材カットの時に仕切り板を留める用に溝を掘って欲しかったのですが、溝が薄すぎて対応できないと言われてしまったため、自力で溝を作るために購入。ただ、結局溝は彫刻刀で掘ったので、実は今回要らない子だったのでは……

  • ニッパー・金ヤスリ・電工ペンチ

 場所によっては木ネジが貫通して裏側に突き抜ける部分があったので、削り取るために使用。
 ある部分はニッパーで切り離し、金ヤスリで削り取る、ある部分は電工ペンチで切断する、という用途で使用。
 ニッパーでネジを切り取るのは恐ろしく力が必要でしたが、電工ペンチだと簡単に、しかも綺麗に切り離せます。

 電工ペンチには、PA-01という製品を使用しています。今回の件で色々痛感しましたが、道具が良いと仕上がりもいいです。ド素人とプロの違いの一つは、まずそこかな…と。

エンジニア コードプライヤー PA-01

エンジニア コードプライヤー PA-01

 次は組立工程ですが、また次の記事で。