まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

星刻の竜騎士ⅩⅡ

星刻の竜騎士(12) (MF文庫J)

星刻の竜騎士(12) (MF文庫J)

ストーリー
調査の結果、ブリュンヒルデに使われていた希少金属ミスリルの原産地・ラブロック商工都市連合の存在が浮かび上がる。
折しも、ラブロックの元首マキャベリから友好条約締結の連絡が入り、代表同士の会談が行われることに。
エスカヴァロンに乗り込み、ラブロックの首都レスピーギへと向かう一行だが……。



プロローグからエーコさんがデレッデレでした。ちょっと前まで「恋する女の子」だったはずなのに、いつの間にかこんな発言が飛び出すまでに……。
アッシュをつなぎ止めるためとはいえちょっと攻めすぎじゃないですかね! エーコはまだ1歳なんですよ! なんだこの犯罪臭。
やっぱりアッシュが悪い。エーコとこんなにラブラブなのに他の女の子ともすぐキスしちゃうアッシュが悪い。けしからん男ですよまったく。


第二部に入って以降学園を離れて各地を飛び回っている一同ですが、今回は“竜の尾”ラブロックへ。
エスカヴァロンのおかげで舞台が一気に広がったのはいいことですね。魔導艦が優秀すぎてすぐに目的地へたどり着いてしまうのはちょっともったいないような気もしますけど。せっかく世界を巡っているのだから、たまにはゆったりと旅の描写なども見てみたいかも。
新キャラとして登場してきたのはラブロックの元首マキャベリ、その秘書のヴィットーリア、そしてマフィアのボス・ベアトリーチェ
ベアトリーチェはわりといつもの感じのキャラでしたが、マキャベリとヴィットーリアはなかなか面白いコンビですね。どこか小物っぽさがあるアンネゲルトのようなキャラとはひと味違う雰囲気です。
特にヴィットーリアは色々とおいしい人物でした。コゼットといい、やはりこの世界ではメイドこそが最強。


後半はアッシュとエーコはもちろん、シルヴィア、レベッカルッカ、マックス、ナヴィー、そしてコゼットと、各キャラそれぞれが活躍を見せてくれて良かったです。
直接バトルには参加しませんでしたが、ジェシカにもちゃんと見せ場が用意されていたのは嬉しいですね。あんまり目立たないけれど結構好きなんですよね。
それにしてもルッカさんはやっぱり天才でした。彼女にしかできないことがあるというのは大きな強みだと思います。
あ、ちなみに今回の触手担当はシルヴィアさんでしたね! 触手担当ってなんだ。


カサンドラ王女に関するこの展開はさすがに予想していませんでした。
次はエスパーダ聖庁編とのことですが、いくつも問題が残されたままですし、続きがかなり気になりますね。
聖庁ということはラクエル猊下が出てくるのでしょうが、そろそろ触手を期待してもいいのでしょうか。……いかんいかん。


エーコのためにモバイルアンケート送ろうかな……。