鳥取、再び

今日のツーリングのため前夜早く寝付くつもりが、ついつい布団の中で文庫本を読みふけり、やっぱり今朝は早起き、失敗。

毎度こんな感じで始まるツーリングですが、それでも昼前には目標地点に十分到達出来る時間に出発。
今回の目的地は、鳥取砂丘!!
鳥取は過去に何度か行っていますけれど、砂丘はまだだったなあと思って。

で、出発早々誤算に気付く。今日、メッチャ寒い!!
昨日一昨日は五月晴れでうららかな陽気だったし、今日も良い天気だからと思って春装備で出たら失敗した…。
高速に乗ったらもう風でガンガン体が冷えていく…。

t>さん談 「トンネルをこんなに暖かく思ったのはずいぶん久しぶりです。」

帰宅後ニュースで聞いたら3月下旬から4月上旬並だそうで。こんななかクールビズとかアホちゃうか、日本。


とはいいつつも、日が昇って行くにつれて次第に気温も上がり大分楽になりました。
そうこうしているうちに鳥取に入り、やってきました鳥取砂丘。とりあえず展望台から。

やー、壮観ですねー。青い空、白い雲、紺碧の海、まばゆい砂浜。超陳腐な表現ですが正にそんな感じ。


とりあえずまずは「砂の美術館」から。
展示物はすべて水で固めた砂だけで作られており、糊などは一切使っていないとのこと。
変態じみたクオリティをご覧あれ。
 
 
 
どれぐらい凄いかって、カメラが人物像を顔認識しちゃうくらい凄い。最後の写真のサイの像のシワなんてもう絶句ものですよ。
展示数自体は少ないので小1時間で見て回れる規模ですが、入場料はなんと600円。安い!行くっきゃない!


砂の芸術を堪能したら今度はご飯。せっかく鳥取の海沿いなのでやはり海鮮系かと思い、知人の「シーフードピザおいしかったよ」の言葉に後ろ髪を引かれつつ結局これをチョイス。あ、箸が箸置きから落ちてる…。

住んでるところも漁港が近いので魚がまずいということはありませんが、なんとなく日本海の魚はさらにおいしい気がします。欲を言えば、ご飯はも少し酢が利いてるのが好みだったかしら。


ご飯が済んだら砂丘へGo。こういう景色を見たらとりあえずこのセリフ。
ふはははは、見ろ、人がゴミのようだ!

ところでラクダに乗れるサービスがあるわけですが、写真撮るだけでもお金を取られるこのがめつさよ。

しかし、この空の底抜けの明るさ。なんかもう仕事があほらしくなってきますね。つい上を向いてエクスデスみたいな笑い方しちゃったりしなかったり。

今日は風が結構あるので足跡のないところでは綺麗に風紋が残っています。まあきれい。

ところで、低地は結構湿り気がありご覧の通り草が生えております。聞くところによると、砂丘の緑化を防ぐため鳥取大学から砂丘の除草ボランティアがかり出されるとかなんとか。

さて、ここまできて砂丘に登らないという選択肢はありません。あるのはどう登るかだけ。普通はこのように緩やかなところを登るわけですが、折角だから左らへんのだれも通っていないところを登るぜ!!


いざ前にすると、正に砂の壁ですね…。神戸の坂を毎日登っていたのだからなにを恐れる必要があろうか、いざ!

いざ、とか言っといてやっぱり相当キツイですね、これ。1歩登ったら半歩ずり下がって、頭の中は365歩のマーチで一杯。
大体神戸の坂を云々とか言ってももう6年も前じゃないのよさ。
踏み込む度に崩れる砂に足首まで埋まり、ときどき休みながらとにかくえっさほいさと歩を進め、ようやく登頂。
ここで一言、「エイドリアーン!!」はお約束。
 
もう息が上がるわ心臓がばくばく言うわ、景色を堪能するまえにとにかく呼吸を落ち着けるだけで一苦労。今度の脳内BGMは水森かおりです。わたしにつみが〜あるのでしょ〜か〜♪

ちなみにこれが苦行に挑む修験者の姿です。なぜ人はこうも苦行を求めるのか…。


ひとしきり堪能した後はとりあえず疲れを癒す甘いものを。
ジャンドゥーヤと梨ミルクのジェラート。ちょっと甘さが強いけど、今はこの糖分がうれしい。癒されるわあ。

たっぷり楽しみたっぷり疲れたところで砂丘を出発すると、そこに広がるはらっきょう畑。これ、全部らっきょうなんだぜ…。

あとは折角鳥取まで来たらやっぱり温泉は欠かせませんよね。放射能被爆で危険が危ないとか、そんな風潮はそっちのけにして三朝温泉へ向かいます。もう3度目になりますか、三朝温泉も。

こののどかな風景がなんともいえず好ましいと思うのです。賑やかしいところがなくてほっとするというか。山陰全般に言える気もしますが。
なんにしてもこんな明るい内から露天風呂に浸かってぼんやりしてると、また仕事なんてどうでも良くなってきますね。
平日だし時間も早いしでお風呂を独占できちゃうし。そろそろリタイアしたくなって来ちゃうわあ。


今日のツーリングもあとは帰宅するだけとなりました。
折角温泉で温まってもやっぱり帰り道で冷え切っちゃって、帰り着くなりお風呂に飛び込んだりしたのもやっぱりお約束ということで、本日のお話もこれにて終了とあいなります。