プロジェクトマネジメント教本

たまに「ゲーム プロジェクトマネジメント」の検索ワードで飛んでくる人がいるなぁ〜と思って、実際その検索ワードでググってみたら、1番目に表示されててビックリ。
嬉しいと言うより、そこまでゲーム開発におけるプロジェクトマネジメントが浸透していないのかとちょっと悲しくなってみたり……。


いままで「ゲーム開発におけるプロジェクトマネジメント」を知りたい人が求める情報を載っけてなかったので、その検索ワードでわざわざ飛んできてくれた方のためにも少しは有益な情報を。
とはいえ、まとめるとすごく時間がかかるので、プロジェクトマネジメントを勉強する上で押さえておくべき本を紹介します。


ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

とりあえずはこのあたり。
デマルコ信者でスミマセンw
しかし、ここは押さえておくべきかと。


まず、「ゲームのプロジェクトマネジメントの本」というのはおそらくまだ日本ではないと思います。(ありましたっけ?)
そこで、プロジェクトマネジメントを学ぶには、IT業界から学ぶしかありません。
しかし、IT業界の本は内容がIT業界のことに寄りすぎていたり、また使われる用語が全く違ったりと、「何でも読めばいい」というものではないのが現状です。
そのあたりを考慮してオススメしたいのが上の2冊。(正直言っちゃうと、かなり前に読んだのでおぼろげにしか覚えてないのですが……w)
特に「ピープルウェア」は名著としてIT業界で語り継がれている本なので、押さえておくべきです。


アジャイルプロジェクトマネジメント

アジャイルプロジェクトマネジメント

IT業界の用語や行程が分からないと少し読みづらいと思いますけど、(読めないレベルではないはず)、こちらもオススメ。
タイトルだけ見ると誤解しますが、「アジャイル開発のプロジェクトマネジメント」ではなく、「アジャイルなプロジェクトマネジメント」の本です。
アジャイルとは、簡単に説明すると「変化を嫌うのではなく抱擁し、柔軟に物事に対応すること」といった感じでしょうか。
プロジェクトを管理する上で、アジャイルなプラクティスが紹介されてます。(って、タイトルまんまですねw)


デッドライン

デッドライン

こちらもデマルコ。
物語調になっており、IT業界の行程を知る上でも勉強になるかも。
これもかなり前に読んだので、結構あやふやですが……。


とりあえずはこんな感じでしょうか。
あと、開発手法が学びたければアジャイル開発の一つ、「XP(エクストリームプログラミング)」という手法がゲーム開発には近い(というか適してるはず)ので、コレに関する入門書を1冊読んでみるといいかと思います。
数年前にIT業界で話題になった手法なので、関連書籍はいっぱい出てます。
(そういえば、米国でXPに沿ってゲーム開発をやってみたという事例がどこかで紹介されてたような気が……)


ただし、XPに限らず具体的な開発手法の本はIT業界の用語と行程の知識がほぼ必須です。
プロジェクトマネジメントを本気で学ぶなら、そのあたりは覚悟する必要があると思います。
具体的な知識の付け方は……気が向いたらまた今度紹介しますw
基本は「分からないことが出てくる」→「調べる」で知識を付けるのが一番いいとは思いますけどね〜。


なにかこのあたりでリクエストがあれば、コメントかメールくださいませ〜♪