コンセントでネット

家庭の電源コンセントにつなぐだけでネットワークに接続できるPLC(Power Line Communications=電力線通信)というものが注目されている。
松下電器産業が12月9日に発売したPLC専用アダプターは品薄状態だという。


PLCについて気にはなっていたが、Yahooのトップページに記事が出ていたので、調べてみることにした。


PLCについて調べてみて分かったことは、自分と同じように勘違いしている人が結構いるということだ。
コンセントにつなげば電気が利用できるのと同じように、この機器を購入してコンセントにつなげれば、インターネットに接続できると思っていた。
実はそうではなくて、あくまで屋内のLANケーブルの変わりに利用する技術である。
この製品のライバルは無線LANだ。


具体的には、1Fで利用しているインターネットを2Fでも使いたいというようなシチュエーションで威力を発揮する。
1Fと2FをLANケーブルで接続するのは現実的ではないので、選択肢としては無線LANかこのPLCになる。


実は先日、実家にパソコンとインターネット環境を導入した。
親はパソコンの知識がほとんどないので、パソコンの購入や設置などを請け負うことにした。
ADSLを1Fに導入したのだが、パソコンを使う場所は隣の部屋の真上の2F。
いろいろ調べて無線LANを導入することにした。
問題無く接続できるのか自信はなかったが、以外にあっさり接続できた。
かかった費用はBUFFALOの無線LANセットの8500円程度。
PLCだと2万円するらしいので、コストパフォーマンスは無線LANに軍配が上がる。
通信速度は、
 電力線通信(HD-PLC):190Mbps
 無線LAN802.11a/g):54Mbps
ということだが、電力線通信のTCPの最大速度は55Mbpsなのでほぼ互角だ。


ふと思ったのだが、マンションなどの場合、お隣さんに情報がただ漏れになったりしないのだろうか。
セキュリティ面も気になる。

ということでいろいろ調べていたら、以下のサイトにわかりやすくて詳しい説明があった。
改めてじっくり読んでみたい。
http://www.sv15.com/net/plc/hdplc1.htm