たくさんの出会い

月曜にホテルで行われる卒業パーティーの祝辞のために
海洋生物学の世界的権威Tomが来所して
一緒にディナーを食べ、その後彼の部屋でみんなでお茶をした。

なぜこのプログラムに参加したか、
一番良かったことは?
ここでのプロジェクトはどんなことに取り組んだか?etc.を
一人ひとり手短に彼に伝えた。

その瞬間までこの10ヶ月間を振り返る余裕もなかった。
私の順番は最後だったので他の人たちの意見を聞きながらざっと振り返る。
同プログラムの他9人が、違う分野の海洋学を学べたことと伝えていた。
それはもちろん私が参加にあたって期待してきたことであり
すごく自分のためになった。
でも思ったんだよね。
それはここじゃなくても、日本のどこかでも機会があればできること。


私にとって良い点も大変だった点も含めて一番印象的だったことは
間違いなく人との出会いだった。

日本にいた時とは比べ物にならない位たくさんの人々と知り合い、
彼らはそれぞれ違うバックグラウンド、文化を持っていて
もちろん世代も様々、
彼らからも多くの事を学んだし、多くの気づきがあった。
例えば色んな文化の違いの面白ろ、
考え方の違い、人生の楽しみ方特にオンとオフの切替方、忍耐などなど。


そしたら何人かが違う文化に接した時の、あなたの受け入れ方、認め方、慣れの早さ
かつ誰とも違う自分の個性を失わない所は見ていて感激ものだった。と言ってくれた。

Tomを囲みながらお茶している間は あら、そう?なにが? 位の感覚だったけど
今になって すごく嬉しい気持ちになっている。
つい先日も、一つの事を決めるのに、結局はみんな同じ結論にも関わらず
丸く収まるまでに3日かかり、その間変な夢を見て飛び起きたり、
年末には食料の配分でもめたりするのをスムーズに行くようにと
毎日考えていたことが原因と思われる頬の痙攣に悩まされ
絶対、政治家とかまとめ役とか向いてないわーと心折れていたので余計に嬉しかった。


誰とも違う個性だなんて、毎度激しく主張していたわけでもないし
この個性の強すぎる集まりから言われると思っていなかった。
自覚がないのでこのスタイルを維持できるかわからないけれど
間違っていなかったんだと受け止めて、これからもやっていきたい。
感謝。感謝。


11月にカウントした出会った人々の出身国。

アメリカ、カナダ、イギリス、ポーランドデンマークスウェーデンウクライナ、ドイツ、フランス、ポルトガル、スペイン、ロシア、リトアニア、スイス
セネガルコートジボワール(アイボリーコースト)、エジプト
インド、中国、台湾、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール
オーストラリア、サモア
ブラジル、アルゼンチン、チリ(29カ国)

その後また新たな出会いがたくさん。
バミューダはカウントし忘れていました。
オーストリアベネズエラ南アフリカウルグアイウイグルバミューダ(35カ国)

あーレポート仕上げなきゃ。朝までがんばるぞ!

やることがまだまだ多すぎて来週帰国する実感がまるでないのに
今日は帰国後に美容院行ったり(切望中)、美白化粧水買ったりしてる
妙にリアルな夢を見た。

そういえば街ですれ違うバミューダの人たちに
サラーマ、コムスタカーと声を掛けられ(フィリピン出身と思われている)
別の通りでは
シェイシェイ、ニーハオと呼びかけられ

いや日本出身だし!と返すと こんにちは と言い直してくれるので
なんや知ってるやん!と思う事が本当に多いからかもしれない。

確かに今のお肌の色と髪のボリュームでは
日本人と思ってもらえないのも分かる気がする...

ちゃんとしないとまずいわ☆

最終レポートの締め切りが月曜なので
火曜、水曜は何もしないで ぼーーーーっとバミューダを楽しみたい♪

Dockyard


バミューダの反対側にある港に調査で行ってきました。
バルコニーで優雅にリラックスしている人々、社交ダンスを踊っている人々、
船の上なのに遊園地、バスケコート、たくさんのバー、ビアガーデンぽい屋上。
まるでタイタニックの前半みたいな私とは縁遠いシーン☆

でも青い海の上、小さなボートの上で一人寝そべっている姿を
たくさんの観光客、船の乗客に撮られたので
いいだろ〜♪とちょっと思ってみた☆

MAY

あっというまにバミューダ滞在もあと20日強です。
もう10ヶ月経ったなんて信じられません。

英語いまだ話すのは苦労しているけれど
英語環境にいることで日々向上心を掻き立てられる
この環境が好きで、まだまだ帰りたくない気がする。
同じプログラムの10人中、3人が2ヶ月間滞在を延長する事を決めました。
でも今は早く大学院を卒業して一人前になりたいという強い目標があるので
今月帰国するということに迷いはありません。

帰るまでにレポート、科学者向けのプレゼンなどやることがいっぱい。
昨日は研究室から部屋に2時頃戻りました。

そしたら北の空にさそり座がバッチリ見えていて励まされた〜☆
Bermudaでは初めて見れたよ。

地元の人が5月は一年で一番気候がいいよーと言っているので
すごく楽しみです♪
今日もいい天気だよー☆


写真は数日前に撮った縁起の良いダルマ夕陽です。
友だちにはもちろんダルマから説明。
ダルマってお人形?おもちゃ?お守り?置物?
日本についてもよく知らないと国際交流は難しい。

Dock Rock

クルーズから帰って来ました。
前回のMooringのクルーズは寝る時間がなかったけれど
今回は朝から晩まで働く代わりにちゃんと睡眠時間は普段通り取れました☆

みんなゲロゲロな中、不思議なまでに全く今回も船酔いせず
普段よりもよく食べ、よく笑い、良く働きすごく楽しかったのですが
恐れていた通り、現在陸酔い中。。。
なぜだーー。
もうみんなケロっとしているから逆に恥ずかしい。

昼前はパソコンは見られませんでした。今はちょっとだけマシ。
陸酔いはLand sicknessで通じるのですが
なぜか多くの人が、Dock Rockって呼ぶんだぜと教えてくれました。
なぜだーーー。

酔い止め2

2月に知らない酔い止めは飲まないようにしようと決めたにも関わらず
またやってしまった。

今日は海況が悪い中夕方出港の船待ちをしている。
朝ごはんのあと、今回の調査のチーフサイエンティストが来て
この酔い止めは強くてすごくよく効くから、今と出港前に飲みなさいと
好意で黄色い薬4粒と、同時に飲むといいよと4時間起きに飲む
弱めの酔い止めをくれた。

飲むまでそこで見ているつもりらしかったので
まだ起きたばかりで眠かったのもあって
前回の事をすっかり忘れてありがたく飲む。

同時に2種類の薬を飲むのはさすがによくないだろうと思って、
黄色だけにしておいた。

が!

2時間程たつとだんだん気分が悪くなってきた。喉が渇く。
パソコンの画面なんて見られないというか座っていられない。
かといって立つのもやっと。
吐き気さえする気がする。
やっと部屋に帰って、そのまま寝ること2時間。でも一瞬のように感じた。
コテージに帰る時友だち数人にあって
話したのは覚えているけれど朦朧としていたからか
何を話したか殆ど覚えていない。

今はピーク時に比べるとだいぶ気分がいいけれど
すごい倦怠感、疲労感がある。

ちょっと怖くなってネットで見てみたところ、海外の薬はやはり強いようだ
http://cuoreverde.exblog.jp/16893113/

体のサイズも全然違うし、私は小さい方だからやはり
大男の彼がよく効くんだ!というような薬は断るべきだった。

しかも船酔いはあまりしないので普段飲み慣れていないから
余計悪かった気がする。
薬について知識がないので詳しいことはわからないけれど
普段、船酔いしない人も留学の時は日本から買っていく事をオススメします。
というかなぜ薬については口に入れるものなのにこんなに知らないんだろう。
学校とかで簡単な授業があればいいのに。
役にたたない一部の授業より、よっぽど自分のためになる気がする。

サイエンストーク


今夜はハミルトンのXLビルでサイエンストークがあった。
研究所から色んな人の車に乗合して30分くらいかけて別の場所に移動して
すごく綺麗なビルの中で、いつものメンバーと一般の人と話を聞くのはなんだか少し新鮮だった。
内容はマイクのカーボンポンプについての話で興味深かった。
レッドフィールド比は1986年に発見された原核緑藻類などが計算されていないので
現在の測定結果とは一致しない。
Takahashi(1997)のpCO2マップでBlack Boxになっていたバミューダ周辺のデータが揃った。
というような内容だった。
マイクの研究室はここの研究所でも一番業績も研究費も勢いもあるし
レッドフィールド比のような一般的な知識を覆すのに十分な実験結果はさすが☆だったし
一般の人にもわかりやすく、発表スタイルもとても勉強になった。

私と中国出身の友だちは昔研究所で働いていた御年84才のヘルガおばあさま♪の車に乗ることになり
どんな運転かと非常に心配していたのだけれど、とても安全運転で本当にお世話になりました。