今日は【恐怖】と【はっぴー】2つに分けて書きます。
【恐怖】
朝、厩舎にある馬場で普段通り調教で最後のお馬さんに乗っている時でした。そのお馬さんは、昨年末に俺を気絶させてくれたお馬さん。放牧から帰ってきてからは、問題なく調教を進めていたのですが、2回目の追い切りの今日は、またあの時の悪夢が再現されるかと思いました。
ゆっくりとしたキャンターから、直線に向いてギャロップというトコロで、スピードに比例するようにどんどん外(左)に膨らんでいき、コースを脱線。直線最後に置かれている練習用ゲートに向かっていきました。俺の頭の中では(アッ、ぶつかる!! またや!!! レース前やのに!!!! 当分乗られへんな。。。)という想いが一瞬にして駆け巡り、ゲートにぶつかって「パッシャーン!!!」と俺が飛び散る姿までハッキリと想像できました。しかしその一瞬の諦めの後、ハッと我に返り、ゲートを左に避けるしかないと思い、左手綱を引きました。これには彼女はちゃんと反応してくれてゲートを回避。しかし、その時には鞍もずれてほぼ半身の態勢。今度は止めないと外の柵にぶつかるという状況。声を掛けながら思いっきり手綱を引いて、スピードダウン。なんとかコントロールを取り戻し事なきを得ました。
前回はお馬さんがパニック状態になって暴走。それを止めようとした時に鞍がずれて落馬という感じでしたが、今回は鞍がずれても前回の経験からか、彼女自身は落ち着いてくれていたので、逆に慌てていた俺を助けてくれた形になりました。注意しながら乗ってはいたのですが、俺の予想以上に彼女のクセはお行儀が悪かったみたいです。まだ2歳で身体も準備が出来ていないんだと思います。じっくり時間を掛けて直していかないといけません。
しっかし、このヒヤヒヤ体験。降りた後もしばらく心臓のバクバクが止まりませんでした(^^;
【はっぴー】
一瞬は乗れないと諦めかけた復帰戦。朝の調教後、体重はまだ55.1㌔。焦りました。(><) しかし2回の汗取り(お風呂)で52.7㌔まで落とし、なんとか無事レースを迎えました。
戦前の予想は一頭が断然の1番人気。俺もそのお馬さんが強いだろうなと思っていましたが、条件は全馬同じ未勝利戦。俺のお馬さんもトライアルで好結果(2、1、1着)を出していたので、(負かしてやろう!!)という強い気持ちを持って臨みました。            
レースはほぼ俺が思い描いていた通りの展開で、(イケる!!)という手応えもあったのですが、やっぱり1番人気のお馬さんが強く、コレとは差がないだろうと思っていた2番人気のお馬さんがそれと接戦。そこから7馬身離れされた3着でフィニッシュ。でも、数戦のうちにほぼ間違いなく勝てると思わせてくれる内容で、そして何よりも、1ヶ月の騎乗停止明けで何のトラブルもなくしっかり乗れたので、結果にはとても満足でした♪
もう一つ、体力面(痛い所がほとんど無くなり、身体が良く動いたコト)、精神面(気持ちがまたちゃんと戦闘モードに入ってくれたコト)の回復は、休み中の一番の課題だったので良かったなと思います☆
【結論】
長くなりましたが、ようやく復帰することが出来ました。休んでいる間はやっぱり チョッとは焦りもありましたが、全体的には良いリフレッシュが出来たと思います。ムチの使い方が、なぜかもうチョッと自然に使えるようになったというプラスαも感じます。この騎乗停止が有意義なモノであったと思えるように、これからまた進んでいきたいと思いますvv
      【本日の結果Results - 5 Apr, 2008 Toowoomba

明日はサンシャインコースト競馬場、オールウェザートラック(通称クッショントラック)のグランドオープニングデイです。自厩舎からは3頭が出走予定。3頭とも追い切りに乗りましたが全馬良い手応えで、俺は乗りませんが、新たな歴史に足跡を残してくれないかなと期待しています!