デマと真実について

非常事態ということを考えると、ある程度、デマ情報が回るのは仕方がないと思っている。それが、本当に害のあるデマなのかどうかは評価しないとならないかも。デマをまわすのを恐れて、入手した情報が展開されなくなってしまうと、それはそれで重大な事態を招くかもしれない。

政府発表やメディアが「まかせろどんと来い!」な感じだったらまだ「報道以外信用するな!」で済む話なんだろうけれどもね。
マメールに踊らされやがって、の問題は、貴重な携帯電話インフラのキャパシティーを費やすところにあるとは思います。チェーンメールになっていたら尚更。
Twitterでもそうだけど、情報発信は、キャパシティーがあり、後日訂正が聞くようなところで行えれば一番いい。そういう点で、日本人のネットリテラシーは携帯メールに依存している部分が大きいのがまだまだってことかもしれません。幸いなことに爆発的に普及したスマートフォンに助けられているところはあるでしょう。

以下、某所で僕が回したものから抜粋。

われわれ一般市民は、何がデマで何が真実なのかそう簡単にはわかりません。
大事なのは、情報を、真実性はともかく、情報源をはっきりさせて展開することです。
先のコスモ石油のメールでいうと、僕の友達の友達は、みなコスモ石油に勤める義兄だったり官邸に勤めていたりしました。そんなわけない。
噂は怖いもので、もっともらしいことであれば、嘘でも展開されていきます。
原発の件で、テレビを見ながらずーっと2ちゃんねるをウォッチしていましたが、隠蔽工作、もう手遅れ、すぐメルトダウンって言う人ばかりでした。実際にそんなことは起きていません。

正直言って、情報統制は行われていると思います。少しでも情報を得たい人にとって、我慢できない事態かもしれませんが、不確かな情報によってパニックになることも避けたい。政府としては、批判覚悟の苦渋の決断である部分はあると思います。
最後は自分で考えて行動するしかありません。そのためにも、情報がどのような質のものなのか、裏はどのくらい取れているのか、というのを判断できる情報は、あればあるほどよいです。
あと、情報を流してくれた人を批判しないようにしてください。それが間違っていたとしても、受け取って判断するのはわたしたち一人ひとりの問題です。
騙された!なんて絶対に思ってはいけません。