レガシィに乗るキッカケ

話は2003年の初夏ごろにさかのぼります。


その年の5月にデビューした4代目レガシィは、人気車種の最新型という事で
雑誌やネットなど様々なメディアで話題になっていました。その殆どが
「新しいレガシィはこれまでの美点を引き継ぎつつ更に素晴らしい車になっている」と絶賛。
そんな中、新車スクープを売りとする某M○G-X誌の新型車を総括する評価コーナー(笑)では
4代目レガシィはボロクソに貶されていました。
国産車の中では、走りについて常にトップクラスの評価を得ていたレガシィ
ここまで貶されるとは、新しいレガシィはそんなに酷いのか?
当時私はまだ17歳の高校生で免許も持っておらず、自分で確かめる術はありませんでした。
しかし、その○AG-X誌を読んだ親父も4代目レガシィの出来を確かめてみたくなった模様。
そしてその雑誌を読んだ週末、私と親父はスバルのディーラーに足を運んだのでした。


目当てのレガシィの試乗車は、ツーリングワゴン2.0GT spec.Bの5ATが用意されていました。
早速試乗してディーラー周辺の道路を一回りしたのですが、
この時点で既に私も親父もレガシィの虜になっていたのでした(ぉ
剛性感に溢れるボディ、静かでスムーズで快適な乗り心地。
運転した親父には、より良さが伝わっていたに違いありません。
「こんなにいい車だったとは…」
私も親父もすっかりレガシィを気に入っていました。
前々からレガシィという車に一目置いていた親父は、真剣に購入を検討し始めました。


しかし、親父の好みから言って買うとすればセダンであるB4なのですが、
当時我が家にはランエボGT-Aという、B4と微妙にキャラが被る車があったのです。
ランエボをB4に換える決定打は無く、レガシィ導入の話は一度は消えたのでした。

私がレガシィB4に乗ることになったワケ

時は流れて2004年、私は奇跡的に大学に合格。
大学に受かったら免許を取っていいと親から許可を貰った私は、
足しげく教習所に通う傍ら最初の車は何にしようかということで頭が一杯でした。
最初は、ロードスターやシルビア辺りのFR車にしようと思っていました。
しかし、受かった大学は東北地方。冬は雪が降ります。
「初心者が雪道でFR車に乗るのは厳しい」と親から説得され、4WD車から選択する事になりました。
しかし4WDといっても、パジェロランクル、エクストレイルといったSUVは絶対に嫌。
ここで、私が出した絶対に譲れない条件は

  1. MTである事
  2. セダンかクーペ、ハッチバック(ワゴン除く)である事
  3. 運転が楽しい・運転する喜びを感じられる車である事

それに対して親から出された条件は

  1. 4WDである事
  2. 衝突安全性の観点から、なるべく新しい車である事

これらの条件を満たす車となるとかなり数が限られてきます。
最初に挙がった候補は

ここで、ギャランとセリカは年式の問題で最初に消え、
ランエボとインプは初心者には手強すぎるため私が辞退。
インプにはSTiより大人しいWRX(GDA)もありますが、そっちだと多分
そのうちSTiが羨ましくなってくると思われたので却下(ぉ
というわけでレガシィB4に絞られたわけです。
ここで親父は前年の初夏に乗ったレガシィのフィールを思い出したのでしょうか、
現行レガシィB4(BL)のターボモデルを猛プッシュしてきました。
私は初心者向けにとNAの2.0Rを提案したのですが、結局親父の熱意に負けました。


こうして、レガシィB4 2.0GT spec.Bという
およそ初心者には似つかわしくない車が私の最初の車となったのでした。


余談ですが、その後我が家ではMA○-Xの新車評価は
「アテにならない」
という烙印を押される事になったのでした(笑)


また、親父はやはりどうしても乗りたくなったらしく
私のとほぼ同一仕様のAT仕様のB4をリースという形で乗ることに…。