ウルトラマンメビウスを見る

彼が出るというので、メビウス第41話「思い出の先生」を見ました。ウルトラシリーズはティガ以来です。


で、メビウス


なんで自分の正体がバレているのに、地球にいるの。


今回初めて見たから、その経緯は知らないけれど、セブンや80は「自分の正体を明かしたいのに、できない苦悩」を背負って地球にいたんだよ。セブンは自分がもう戻れない事を知っていて正体を明かしたし、80は自分の正体を明かさなければならない時に、お別れの言葉を残して変身したのに。


どうして正体を知られた上で、地球人の隊長に諭されているの。


初恋の人がダン、理想の人が矢的猛の私にとって、「ウルトラマンが変身している人」は必ず好きになるだろうと確信していたのに、あなたは好きになれないわ。

ウルトラマンにおける命題

ウルトラマンが変身している人」は「いい男」であるための十分条件だと思っていましたが、違いました。
レオは私にとっての「いい男」ではないからです。
だからメビウスが好きになれなくても、例外ではないのです。
ウルトラマンが変身している」レオをすっかり忘れていました。
愛がないからなぁ〜。

「私」で80に惚れ直す

今回の話でなによりうれしかったのは、彼が使った一人称が「私」であること。


もちろん、彼が突然教師を辞めてしまったことを27年ぶりに釈明してくれたことにも感激しました。しかし、それ以上に「私」という言葉に感動したのです。


「マイナスエネルギーによって出現した怪獣ならば、私が倒す。」


あぁ、27年前は「僕」だったのに、今は「私」なんだ。そうだよね。今のあなたには「私」の方がいい。
勇さんの「俺」で一人称に敏感になっていた私には、彼の「私」がとてもうれしく、「これからもあなたのことを愛していける」とテレビに向かってつぶやくのでした。でも・・・声が老けたよね。


私が好きになった頃の若いあなたを見ることができる、ウルトラマン80のDVDが待ち遠しい。