Oxonian’s

韓国の大学で働いてます。EBSラジオ『たのしい日本語』も担当中です。

改めまして、Stravinsky

今日はお昼くらいから、大学のセミナーで僕の研究に関して話しをさせてもらった。有意義なコメントをくれた先生・友人たちに感謝したい。

その後は郵便局に行き、大事な書類を投函。うまくいくことを祈る。

夜は二週間ぶりに High Table でディナー。明日も High Table に行くので、これについては明日書きたいと思う。

代わりに、昨日行った Stravinsky について書いてみよう。

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時は遡り、5月16日。7時にロンドンのバービカン・センターで待ち合わせ。7番のドアの前で待っていると、タク現る。いつものように、スマートにジャケットを着こなしている。そして立ち話をしていると、今度はミッキーとSさんが二人で登場。Sさんは今日が初対面だった。僕がワインを買いにいっている隙に、KUBO-Cが輪に加わる。久しぶりだー、KUBO-C!

今宵は、皆で揃って Stravinsky を聴きに行く。

チケットは、ミッキーが用意してくれていた。ありがとうミッキー。ちなみに、よく考えたらミッキーに会うのはまだ二度目だった。以前、彼がオックスフォードに来た時に僕がガイドを仕ったのが出会いだった。そういえば、来月初頭にも友人を案内することになっている。ガイドの腕は相当上がってます。

閑話休題。皆で、Stravinsky を聴きに行ったのです。

会場に入ると、LSO (London Symphony Orchestra) の文字が。

曲目は Le sacre du printemps(春の祭典)と Oedipus Rex(エディプス王)の二つ。

春の祭典』は、、、何て表現したら良いのだろう。むしろ、「何と表現して良いのかが分からない」という表現の仕方が適当であるとさえ思える。不均衡なリズム、不調和音、全てが予測通りには進まない。個人的には不協和音の曲はあまり得意では無いのだが、最後まで集中して聴いてしまった。この曲は、演奏している側だけでなく、聴いている側も気を張っていなければならないと感じた。

『エディプス王』は、ギリシャ悲劇を基にしたオペラ形式。台本はジャン・コクトーが書いたらしい。この曲では London Symphony Chorus の方々も演奏に加わったのだが、個人的には『春の祭典』の方が強く印象に残った。

余韻が残る中、僕らは会場を後にする。

空腹の一同は、バービカン・センターの近くにある「ヘボ中」に行く。「ヘボい中華料理屋」の略だそうです。名付け親は、タクか、それともミッキーかな。なぜ「ヘボい」かと言うと、お客がいつも殆どゼロなんです。でも、とても安くて、美味しい中華料理屋。「ヘボ中」は、お店へのオマージュを込めた略称のようです。

その後、皆はロンドンの自宅へ。僕だけは、オックスフォードへ。