架空の杜

The journey is the reward.

利己的女性の果て

利己的女性この単語には違和感がある。利他的傾向は女性の方が概して強いからだ。男は猿だった頃から時として利己的に振るわないと生き残れなかった。産む性である女性は利他的行為に基礎づけられないと共同体に居場所がなくなる。

このトピックは一つ間違えるとフェミニストから糾弾を受けかねない。とはいえ「母性」と「父性」はラベリングだけの違いで本質は同じなどと言うイズムに毒された主張を真に受ける人もまた少数派であろう。

資本主義世界は個人に「利己的に振る舞え」と命令してきた。その方が生産効率があがり消費購買力も上がるからだ。かくして共同体は細分化し、核家族に留まらず個を単位に生きる人が急増している(残念ながら私もその一人だ)

最大の被害者はその命令とのフリクションをより宿命づけられている女性かもしれない。資本主義世界に浸かりすぎた彼女たちは、極限まで着るものと化粧と小物に散財し、きらびやかな資本主義世界の恩恵を体一杯に浴びている瞬間をスマホで撮影し、Instagramで発信する。なんか動物じみて気持ち悪い。

長年ブログを見ている或人、収入が安定した頃、ブログを彩るのは得た収入を以下に美しく散財したかの痕跡だった。職を辞し再就職が上手くいかなくなると、彼女は断捨離自慢を始めた。(単に身の回りのガラクタを二束三文で売り飛ばしているだけなのだが・・・)、そして今はなんとか果たした再就職先の愚痴ばかり書いている。薄給で誇れるような消費生活はもう夢の夢だ。

そんな彼女は婚活に精を出している。きっとInstagram映えするような指輪をくれる王子様の登場を夢見ているのだろう。。。