2012 チャンピオン52号

最近はチャンピオンを読むのが土曜になることが多い気がする。
体力の衰えを感じる。

・新連載 あまねあたためる
佐渡川先生の新境地か。
この手のキャラは、ちょっとでもイヤミが見えると台なしになるものだが、あまねは
裏表なく真っ正直に描かれていて好印象。
あと腰回りがなんか、エロい。
こういうキャラがてんむすに登場したら、どんな風に台無しになるのか想像してしまった
私はもう、一端のてんむさーです。

2本目のアオリ 「僕たちは女子にすごいねって言われたい」
なんて心を衝くアオリだろう。担当は、BJ秘話の阿久津編集にでも感化されたか。

蓮城高校って、ハンザスカイのライバル校だった気がする。うろ覚えだけど。

・囚人リク
看守側の本来の仕事は、スコップを糞壺に入れた犯人に懲罰を与えること。
そういう意味では、過剰な程の罰が加えられているのだから、もう釈放のはず。
しかしながら、その様な騒ぎを起こした理由が引っかかる。
レノマへの取り調べ中に気づいた脱獄計画という可能性は、レノマ本人によって論破される。
となると、脱獄以上の、なにか大きな野望が存在していなければならない。
というのが現状か。

外からの働きかけが無い限り、何かそれらしい陰謀を吐かないことには出られない状態に
追い詰められているんだろう。他ならぬ看守の側が、自縄自縛となって後に引けないでいる。

弱虫ペダル
坂道がトップでゴールしてしまったけど、物語はまだまだ続くような雰囲気。
アキバ編、後日談としてはいいのだが、あんまりクリートシューズでうろつかないでね。

・クローバー
なんか囲まれてピンチっぽいけど、ハヤト無双だし、ケンジもいるから安心だなぁ。
と思ったけど、トモキがヒロインポジでハラハラ。

バチバチ
小手投げの瞬間、体が半身開く。
マンガ的セオリーで言えばわざと隙を作って、それを狙いに来た所を返り討ちにする
王虎の作戦と読めるが。
どうも虎城の声は聞こえていないし、本人に自覚が無いようにも思える。

・ハーヴェストマーチ
第二話も最高だった。
恐らく、ストーリーをあらすじにまとめると、有りがちなバトルファンジーにの様に
なってしまう気がする。
しかしながら、その味付けが本当に上手い。
今週の話は、帰ってこない子供たちを心配する村の大人たちがメインとなったが、
この描写、特にエゴの出方に非常にリアリティが有る。

ふくよかなヘザー婦人がふくよか過ぎて困る。
子供たちは大半が靴を履いていないことから、村内でも貧富の差が有って、靴を履いている子供は
裕福な家の生まれ。
と思っていたが、ロバートに限ってはふくよかなママが不相応に良い物を与えていたのね。

250名の調査兵隊が全滅。
子供たちを半数以上見逃してしまった巨大イノシシ一体で、250人は相手取れないはず。
兵隊が、死ぬまで戦いを挑んで来るなら返り討ちはたやすいだろうけど、逃げられたらおしまい。
とすると、禁域を守る化物は他にもいたのかもしれない。

ロバート達の変容っぷりや、30年前から変わらず化物を続けている生命力からし
あのイノシシもまた、天使の胎から生まれた騎士なのだろうか。

いきいきごんぼ
カセイのセクハラで赤面する委員長ちゃんが可愛すぎる。

・ぱんだのこ
乃仔の服装、河原でバーベキューには明らかに不向き。
そしてそれを誰も指摘しない。
こういう描写でも人付き合いスキルの低さが表せているな。

空が灰色だから
連載再開。
ああ、なんだろう。じわじわ来る。
これぞこそが”空が灰色だから”と言うべき一作だった。
連載再開の一本目としてふさわしいチョイス。

・エンジェルヴォイス
自らをジミーと呼ばせた水内。
万代が均の代役を果たしていることを認めた証か。