阿部共実によるオムニバス短編マンガ。
2011年8月より3話にわたって「週刊少年チャンピオン」で短期集中連載された『空が灰色だから手をはなそう』が好評だったため、その後タイトルを短縮して連載化。2011年10月から2013年1月まで同誌で連載された。
単行本化にあたって、一部エピソードの掲載順が変更されている。オールカラー4P作品の「灰色」「乙女心」は『大好きが虫はタダシくんの 阿部共実作品集』に収録されている。
さまざまな人間のうまくいかない日常を描く、1話完結型のオムニバスストーリー。独特の台詞回しには定評がある。ほのぼのとしたコメディタッチの物語から、後味の悪い陰鬱な物語まで、作風の振れ幅が大きいのが魅力の1つである。
あるストーリーに登場した人物や設定などが他のストーリーに登場することがあり、登場人物たちは同じ世界観の中で生活していると思われる。