惑星のさみだれ 第6巻
――もし……生きて帰って来れたら、……そうね、まずはオムライスから始めるわ。
pseudoが推して止まない漫画家、水上悟志ですよ。
『惑星のさみだれ』6巻来ました!
あぁもう、読み終えてから表紙を見返してマジ泣きよ今回。
ネズミの騎士・日下部太朗と、カマキリの騎士・宙野花子のおはなし。
や、もちろん今まで大して語られていない茜太陽のエピソードが冒頭にあったのも印象的ですけど。
しかしこの6巻の副題にもなっているとおり、勇者、そう日下部少年の雄姿に全ては尽きる……!
初登場時から
「男だろ? ランス=リュミエール!」
「勇者だぜ、日下部太朗!」
なんて台詞回しでシビれさせてくれた彼ですが、この漫画で逝く奴らはどうしてこうも熱いんだか……。
正直、目からオイルが止まりません!
魔法使いアニムス率いる泥人形との戦いもいよいよ佳境。
それぞれの思惑と、個々人の悩み。
そういった一切合切を含めて、空に鎮座するハンマーが地球を叩き潰す日は来てしまうのか。
はたまた、姫君の拳が大地を穿つのか。
――獣の騎士は、あと九人。
GUNSLINGER GIRL 第10巻
――トリエラはさ、なんか応援したくなっちゃうんだよね。
きっと物語のヒロインなんだよ! 観客は一生懸命な姿を応援して幸せになってほしいの。
トリエラ―――――――――――――!!!!!
可愛い! 切ない!
もう駄目だ俺、目から出すオイルが足りない!
表紙からナニから超トリエラ編。
っつーか作者はきっと彼女が好きに違いない。
絶対幸せになってくれと、いち観客として俺も応援してます。
おそらく味覚も曖昧になり、薬に対する依存症も顕著になりだした。
そして前巻で全ての義体たちに衝撃を走らせたアンジェリカの一件。
そう、トリエラだけじゃない――ヘンリエッタだって感じ始めた己の死。
この仮初めの生は、ずっとは続かない。
そんな底無しの不安に対して、彼女たちはどう向かっていくのか――。
……とかなんとか言って、もうね、キツい、ツラい。
今回「ヒルシャーとともに必死に生きて、そして死ぬ」という決意を宿らせたトリエラではあるものの、そんな覚悟自体がもうツラい。
ああああああああ、みんな幸せになーれ!