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惑星のさみだれ

(マンガ)
ほしのさみだれ

水上悟志作のバトルアクション学園ラブコメ青春漫画*1
ヤングキングアワーズ(少年画報社)で2005年から2010年にかけて連載された。単行本全10巻。
ストーリーの基本ラインとしては、現代日本を舞台に、地球の破壊を目論む恐るべき力を持った敵「魔法使い」と、それを阻止すべく戦う「プリンセス」と「騎士」たちの物語といったところ。
他人には見えない敵(とお供のしゃべる動物)であるとか、超能力であるとか、「契約」であるとか、「前回の戦い」であるとか、個々のギミック自体は標準的なものであるが、効果的に用いられている。
絵柄および普段の展開はやわらかい(暖かい)が、話が進むときは情け容赦なく進む*2

主な登場人物

※ネタバレにならない範囲で書くので掘り下げが足りないと思います。各自で作品を読んで補完してください。

  • 雨宮夕日:通称ゆーくん。主人公。理由があって他人と必要以上に関わることを避ける。平凡な大学生。ノイが出現して騎士にされてしまう。やる気はなかったが、戦いに巻き込まれることに。
  • ノイ:騎士の従者。トカゲ。ツッコミ役。割に老成している印象が強い。
  • 朝比奈五月雨:通称さみ。ヒロイン*3。理由があって元病弱。隣の家に住んでいる女子中学生で、ついでに魔法使いを阻止する側のボスキャラであるプリンセス。超強い。夕日が忠誠を誓う対象。
  • 朝比奈助教授:下の名前は氷雨。飛び級で大学を出て夕日の通う大学で教官をしている。さみだれの姉でもある。まだ若いがよくできた人。
  • 東雲半月:夕日たちの前に現れた犬の騎士。自称正義の味方というか、正確に言うとヒーローに憧れる人。武術の達人。立ち位置的には兄と先輩と導師を兼ねたような物か。
  • 東雲三日月:半月の弟。夕日と同じ大学に籍を置くが、なかなか登場しない。普段はどうということはないが、時に戦いを求める、ある種のバーサーカー的要素を持つキャラクター。鮫のように笑う。
  • 南雲宗一郎:馬の騎士。一言で言えば大人。もっとも、若者たちを羨ましがる程度の若さは、まだ持っているようだ。
  • 泥人形:魔法使いの下僕。当面の敵。ある程度の知能があるようにも見えるが詳細は不明。
  • ビスケットハンマー:魔法使いが用意した「地球破壊爆弾」。物語の遠景をなす。
  • 魔法使い:敵のラスボス。詳細不明。たぶん死ぬほど強い。

*1:この表現には誤りが含まれている可能性がありますっていうか本当のジャンルコードはファンタジーでもホラーでもSFでもなく『御伽話』とするべきかもしれませんが

*2:「緩急の付け方」と表現するべきかもしれないが、「急」になるときは話の途中で全力で急加速するのでそういう手ぬるい物ではない

*3:作者の嗜好ゆえか、貧乳

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