水上悟志作のバトルアクション学園ラブコメ青春漫画*1。
ヤングキングアワーズ(少年画報社)で2005年から2010年にかけて連載された。単行本全10巻。
ストーリーの基本ラインとしては、現代日本を舞台に、地球の破壊を目論む恐るべき力を持った敵「魔法使い」と、それを阻止すべく戦う「プリンセス」と「騎士」たちの物語といったところ。
他人には見えない敵(とお供のしゃべる動物)であるとか、超能力であるとか、「契約」であるとか、「前回の戦い」であるとか、個々のギミック自体は標準的なものであるが、効果的に用いられている。
絵柄および普段の展開はやわらかい(暖かい)が、話が進むときは情け容赦なく進む*2。
※ネタバレにならない範囲で書くので掘り下げが足りないと思います。各自で作品を読んで補完してください。
主人公の過去のトラウマ(祖父による孤独の呪縛)が明らかになる話。 根暗陰キャぼっち眼鏡の雨宮夕日の人格形成には祖父が大きな影響を与えていた。 夕日の父親は刑事であったが死亡し、そのことで祖父は人間不信となったのである。 それ以来祖父は夕日に誰とも関わらず孤独に暮らせと呪縛をかけたのである。 その呪縛の象徴である鎖は、三日三晩鎖で縛られ閉じ込められたことに起因していた。 夕日は少女を主と見なし祖父の鎖の代わりに自分を縛ってもらおうと縋りつくが拒否される。*祖父の呪縛から逃れる手段として少女への服従に縋る根暗陰キャぼっち眼鏡が見どころ 祖父の呪縛によるトラウマに苦しめられる雨宮夕日 以下にして雨宮…