衆院選の投票の日に
衆院選の投票日ですね。みなさま、投票は済ませたでしょうか?
さて政権交代があったら、ゲイやレズビアンにとって良い政治になるのか?というジャパンタイムズの記事に、当会(アカー)もインタビューを受けた記事が掲載されました。
ソース:Political shift gives hope to gays(The Japan Times)
同性に対して性的指向が向いている、ということに基づいて差別されても、同性愛者を守るような法律が存在しないこの日本の社会について、当会がジャパンタイムズに回答した、インタビュー記事の中から、アカーが回答した部分のポイントをいくつか、かいつまんで、要約してみました。全文を読みたい方は、原文(英文)をチェックください。
政権交代が、同性愛者の現実にすぐに劇的な変化をもたらすとは考えにくい
- 政権同士がそれぞれの違いを乗り越えて、同性愛者の問題について共同で取り組まないなら変化は難しい
日本には、同性愛に対して「曖昧な寛容さ」が存在する。
- 黙っている限り、人々は同性愛に対して寛容だけれども、同性愛者にも、さまざまな権利が必要であるということは広く認識されていない。西洋に存在するような明らかな差別(例えば、宗教団体からのプレッシャーのような)がないのだから、同性愛者たちは我慢すべきだ、と考えている人たちもいる。
実際には、多くの同性愛者が孤立している
- 同性愛が性教育の現場で教えられることは少ないし、家族や職場の中に同性愛者が存在する、ということはまだまだタブーと考えられている。
- 同性愛者は、同性愛の情報や、他の同性愛者に会う手段をポルノ情報やゲイの出会い系に求めるしかない。
- 日本のレズビアン、ゲイは、HIVの問題や、イジメや自死などの問題に直面している。
選挙は第一歩
- 今回の選挙の結果で、変化のドアは開かれるだろうけど、一度開かれたドアが、また閉じてしまわないように、意識していたい。