2005J1リーグ第19節 柏レイソル●1-2○ジェフ千葉@日立柏サッカー場

日立台と臨海の中間地点に住んでる*1私には、ちょいと楽しみなカード。今季これで5戦目らしいけど、私はちばぎんカップ以来半年ぶり。今日は1人で日立台へ。
行けることが確定した3日前にチケットを買いに行ったら、ぴあでは「もうS席と自由席しかありません」と言われてびっくり。運良くローソンでAL席(バックスタンドホーム側指定席)が手に入った。去年9月の同カードでは、試合当日に余裕でAL席を買えたことを思うと、動員が伸びてるんだな〜と実感。柏駅前の超低速エスカレーター脇のチケット売り場にも「当日券完売です」の札が出ていた。
その去年の千葉ダービーで初めて柏に来た時、レイソルのペナントが下がってる程度で、サッカー色の薄い街だな〜と思った。浦和に慣れてるからかもしれないけど、なんか「試合当日感」が全然ないというか……。それが今日は、18時頃ぺデストリアンデッキに出ると、レプリカを着たサポたちが手書きの「柏レイソルを応援しよう!」プラカードを掲げ、道行く人に声をかけながらビラ配りをしていた。チームフラッグが何本もはためき、ビックカメラの壁面のビジョンでは選手のキャンプレポート映像が流れ、レイソル・ジェフ双方のサポの姿も結構いて、去年と違って試合当日!って感じがすごくした。私みたいにフツーの服装の人も大勢スタジアムに向かってたし。
レイソルロードや喫煙所で、「あの新外国人選手、すごいなぁ」「ポンテだっけ?」「そうそう。浦和はいい買い物をしたな〜」「あのプレーはお金を払って観る価値ありますよ」などという会話が耳に入ってきて、ホクホクしながらスタンドに入った。私の席はレイソルゴール裏にかなり近い場所だったんだけど、客席はなかなかの埋まり具合。アップ中の選手がよく見え、両ゴール裏サポの応援合戦が、涼しくなった風にのって流れてくる。うーむなかなかイイ雰囲気だ。ダービーへの期待感がいや増す。
そして、日立台千葉ダービーは「白井市ホームタウンデー」と決まっているのか、去年に引き続いて「なし坊」が登場。「白井の梨」と書かれたのぼりを持ち、レイ君と手をつないで場内を回っていた。ぴょこぴょこ揺れるヘタが可愛いよハァハァ。なし坊をさりげなくリードしつつ、どさくさに紛れて空手チョップを喰らわせてたレイ君ハァハァ。バックスタンドのコーナーにちびっ子達がたまってて、2人と触れ合ってたけど、ちっちゃな女の子にレイ君がチュッとしてたよハァハァ。私も握手くらいしたかったな。そんなこんなで、楽しい気分でキックオフを迎えた。
(2時間10分後)

……
………
ひでーな家本。今日の主役はあんたじゃないだろう。
何だかものすごい勢いでカードが乱れ飛び、いったい何枚出たのかとケータイ版エルゴラ速報を見てみたら、イエロー9枚、レッド2枚だった*2。ありえない……。しかもその基準が一定してなくて、理由がさっぱり判らないのにカードを出したかと思えば、玉田を背後から倒した選手(誰だっけ)はスルーだったり。レイナウドのPKも、あれは違うんじゃないかと……セットプレーの時も何度も神経質に止めてやり直しさせたりして、もうスタンド中で怒号と野次と?マークが飛び交っていた。というか、クレーベルと巻の2枚目はなんで?
その巻の退場の時、波戸が巻と何やら揉めて、いきなり激ギレしたので驚いた。平山がなだめてたものの、ジェフのベンチに飛びかからんばかりの勢いで、私の周りの人は「波戸〜、抑えろ〜」「波戸さん、やめて! ここはこらえて!」と声を上げていた。しばらく試合は中断してしまい、オシムまで立ち上がって出てくる事態に。巻に何か言われたのかな?と思ったけど、たぶんそれだけではなくて、ジャッジのせいでつのっていたイライラが爆発してしまったんだろうな、という感じだった。そういえば阿部は、敵味方問わず、いろんな選手をなだめていたなぁ。
後半のロスタイムは5分(!)になってたし、そんなにラフプレーが多い感じじゃなかったのに、結果的にジャッジのせいで試合が壊れてしまった印象。近くの席の子供も「不公平だよ!」と怒っていた(ジャッジがちょっとジェフ寄りだった)。子供に指摘されてどうする……。もうこんな審判は消えていいよ。


ただ、家本問題を差し引いても、今日のレイソルはうーーーーーん…………。新外国人のレイナウドフランサ+玉田の3トップを据えた3-4-3だったけど、全然機能していなかった。前線とそれ以外がぱっかりと分断されて、7-0-3って感じだったような。動き出しがジェフの選手より遅いし、こぼれ球を全然拾えなくて、ひょっとして以前観たサンフレッチェ戦辺り、いやそれより前のグランパス戦くらいにまで退化しちゃってる?と思った。悔しいけど、うちと国立で当たった頃が絶好調だったんだろうなぁ。ジェフの攻撃に身体を張って対応する土屋・明神・南がいなかったら相当厳しそう。
レイナウドはドリブル突破しようとしたシーンが何度かあったけど、いきなり何もないところでコケちゃったりとか、ジェフの選手数人に寄せられて倒れたりとか……もしかしてチェブラーシカ*3
で、一番気になったのが、矢野貴章が待機してて、「8(=レイナウド)」表示の選手交代ボード(正式名称シラネ)が用意されてる状態→レイナウドPKゲット→自ら決める→ボードの表示がいつの間にか「28(=玉田)」に→レイナウドoutヤメ、玉田out……という場面。えーっ、交代ってそんなんでいいの早野さん?と思ってしまった。というか、交代はてっきりフランサかと思ってたよ。周りの人も「えっ、フランサじゃないの?」「フランサだろうよ!」と驚いていた。おまけに、最後の方で脚を痛めたのか、フランサは自らベンチに引っ込んでしまっていた。
まぁこれに象徴されるように、フランサはまだ全然ダメな感じだった。チームになじんでないんだろうけど、ちょっと走らなさすぎでは。今日観ただけだと「○ゲアフロ」って印象しかないかも。あっ、ドリブルでジェフゴール前まで独走→玉田がちょっと遅れて併走するも、ジェフDFが素早く寄せてパス通らず、みたいな場面があって、そこだけは、誰か味方が早めにフォローに行ってれば……と思った。
元チームメイトのポンテが「来日して2ヵ月経つが、日本の独特の暑さは、たまに酸素が足りないと思うことがある」ってコメントしてるくらいだし、フランサも日本の気候に慣れてなさげ。そういう可能性を考慮せずにフル出場させた早野さんって、ちょっとどうなんだろう……と思った。レイソルサポではない私が言うのもアレだけど。だって、矢野貴章の方がよく動くしヘッドも強いし、明らかによかったもん。もったいないなぁ矢野貴章。つーか早野さんって、結構スタメンいじくるよね(ギドがいじらなさすぎなのかもしれんが)。


対するジェフは、全くもってジェフという感じ。相変わらず皆よく走るし、全員攻撃・全員守備が徹底されてる。クレーベルが後半早々に退場になって、巻が退場するまでの間に数的優位があったってことを抜きにしても、全体的にジェフが押し気味な試合だった。
阿部のCK→ゴール前の混戦から巻が決めた1点目は、いかにも巻っぽく、意地で押し込んだ泥くさゴールだったし、羽生の2点目は「あ、羽生どフリーだ。こりゃシュート打ったら入るな」と思った瞬間、見事なループシュートが決まった!って感じだった。前半、羽生が目の前にドドドドド、と全力で走ってきた時のものすごい形相が印象深い。「一生懸命」を顔面で表現するならこんな感じだろうな〜って表情。
あと、リベロストヤノフが妙に目についた。羽生のゴールも、上がったストヤノフが出したパスからだったし、自らミドルシュートを何本か打ってた。
むー、このチームと来週対戦かー。怖くもあり、楽しみでもあり。
ジェフの勝ち試合を生で観たのは初めてだったんだけど、ゴール裏に挨拶に行った時、選手全員がピッチででんぐり返しをしてた(笑)。これが噂の……と思った。駒場では絶対にでんぐりを阻止せねば。勿論臨海や蘇我スタでも。

*1:戯れに駅すぱあとで調べてみたら、所要時間がぴったり同じだった。日立台の方が近いのかな〜と思ってたんだけど

*2:後で知ったことだけど、あまりにもカードを乱発したからか、自分でも巻に2枚目を出したことを忘れていたらしい……終わっとる。

*3:ロシア語で「ばったり倒れ屋さん」の意味

続きを読む