マーシャル博士の恐竜ランド〜ゆるさが心地いい

静岡ピカデリー2で19:30の回。客入りは10人ほど。

上映は吹替えのみで、表向きは子供向けということになってる。でもこれはむしろ深夜テレビで放送されるべき映画だろ。なんかすっげー懐かしい感じがする。
世間にバカにされながらタイムマシンを発明した科学者が、信奉者とタイムトラベルの場所のみやげ物屋のヒッピーと3人で時空の谷間に落ちる。そこには肉食恐竜やらトカゲ人間やら。
同属に殺されかけてた猿人を助けて仲間にして、なくしたタイムリープの機械を探すことに。

コメディ俳優ウィル・フェレル、って「プロデューサーズ」を見たぐらいでしかなかったけど、安定感があっていい俳優だね。
なにが面白い、ってわけじゃないけど、コメディってのは結局、刹那的な面白おかしい言動が必要なんじゃなくて、全編通じて安心して暖かく見てられるゆとりつーか、リラックス感つーか、そういうものなんだろう。
もちろんコメディは大勢の観客と一緒に笑うのが楽しいんだけど、今日は10人。それでも笑いは起きてたし、暖かい雰囲気だった。
俺はミュージカルが好きだから、コーラスラインがらみのネタで人一倍楽しませてもらった。


基本はバカバカしい映画だから特になにか思うところもなかった。けど、適度に笑えて、適度にエロで、適度にスリリングで、適度にかわいくて、深夜のテレビでたまたま見かけたら最後までついつい見ちゃって夜更かしするような、そんなゆるーい感じがなんとも心地いい。