ファイナル・デッド・サーキット

静岡ピカデリーzeroで14:00の回。客入りは5人。
15禁のスプラッタ映画。くだるか、くだらないか、といえば、くだらない映画。死ね死ねみんな死ね、って内容。

サーキットでカーレースを見てる2組のカップル。男の一人がこれから起きる惨事を予知してしまう。それで何人か助かるんだけど、(この何人か、ってところが仕掛けになってる)それも偶然が重なって一人ずつ死んでいく。それもある程度予知するんだけど、やっぱり運命のように止められない。
これはシリーズになっててこれが4作目。前作も見たいと思ってたんだけど見る機会がなかった。


最近増えてきた3Dに関して

NOW HERE

って書いたけど、これはすごい。
映画の中に3D映画を見てる場面があって、そこに描かれてるようにすごい迫力でみんなのけぞるとか、そんなことは全くない。
つーか、3Dって飛び出すって感じよりも、奥行きが出る分、スクリーンが奥に引っ込むような感覚で、画面が小さく見える。だから大きさみたいなものは全く感じないし、迫力でのけぞることはありえない。
むしろ尖った小さいものが飛んでくるのが本当に怖い。あぶねえ!と思って目をつむったりする場面が3回あったもん。

15禁になってるとおり、はっきり言って血は撒き散らされるし、肉は飛ぶ。救いなんかまったくない。
最後はみんな死んじゃうけど、最後まで戦った主人公たちが、運命の用意した用意周到ないやらしい死に方じゃなくて、あっさり死んでくれたのがハッピーエンドにすら思える。
つーか、それまでの死に方がえげつなさ過ぎるんだよな。ホラー映画で定番の、ここで来るぞ、という雰囲気を漂わせて何もなくて、安心した直後に、とか、それも痛い死に方なんだ。プールの排水溝に吸い込まれて溺死かと思えば、内蔵を吸い取られちゃったりとか。


この映画見ました、って他人にはなかなか言いにくい映画だわ。特に内容を伝えれば伝えるほど。