ウルトラマン

プライム特典無料シリーズ。これだと思える映画が見当たらない中、ウルトラマンシリーズがリリースされたので、初代ウルトラマンをチョイス。30分番組なので、電車に乗っている間に一話完結する感じでいいねぇ。子供の頃は、何も考えずに嬉しくて観ていたが、この歳になると色んな角度から(情報に踊らされて?)観ちゃうね、どうしても。円谷さんは原子力反対派だったんだよなぁ、と思いながら観ると、そういう風刺と思えるシーン、セリフ、ストーリーが満載。原爆をいくつか(6つ?)積んで木星に向けて飛び立ったロケットが太平洋に墜落し、そのうち1つは爆発。4つは見つかったが、残る1つは未発見。そんな中、原爆の爆発で突然変異して巨大化した怪獣が、残り1つの原爆を身体にぶら下げて日本に上陸。それを救ってくれたのがウルトラマンウルトラマンは地球の(人類の)危機を救ってくれたんだ、って、そもそも危機を作り出したの人間じゃん。ウルトラマンは実在しないので、原爆で地球は(人類は)滅亡するよ、って本当はそれが言いたかったんだろうね。そうだったのか。なるほどね。
しかし、当初のロケットの目的が木星に原爆を持っていくことだったんだけど、木星で原爆を爆発させてどうしようっていうんだ?
蛇足だが手塚治虫原子力推進派だね。何たってアトムは原子力エンジンで動いているからね。10万馬力だ鉄腕アトム柳田理科雄先生も指摘していたが、あの小さな身体に原子炉抱えて、どうやって放射線を防いでいたんだろうね?時々お腹開けて原子炉を見せていたりするシーンがあったけど、御茶ノ水博士は相当な線量を浴びただろうなぁ…。