"文学少女"2作目。『嵐が丘』を下敷きにしているらしいのだが、前作の『人間失格』とは異なり、『嵐が丘』を読んでいない私にはいまひとつプロットの面白みも分からなかった。そして、ミステリとしては古典的なトリックが使われていて、ある程度ミステリを読んでいる人ならすぐに結末が予想できてしまう(はず)。そういう意味では、ミステリではなく、あくまでライトノベル。だが、それがいい。
読了しての感想は…むしろ『嵐が丘』を読みたくなった。
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: 文庫
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