前職に再転職する夢。

なぜか配属先も明らかになっていない。自分を知る者もなく、さて海外下放でもされるのかという心細さ、またなぜ安定した現職を捨ててよりによって前職に戻るのかという不条理。自身入ってみてかなり逡巡している始末。社屋の1Fは公園のような空間となっており、休み時間に行くと模型機関車が火を噴いて走っている。さらに禁煙なので煙草も吸えない。誰だか知らぬが受付の女性がいるようだが、妊娠中のようにも見える。
変な夢を見たのは、ここ最近TLで前職時代の経験ばかり書いていたせいか。

「事実の隙間」から「虚構」を生む

今朝の思いつきは、厳然とした事実の隙間から虚構を生み出す可能性。
例えば、1930年康徳帝訪日には一日どこにも出かけない「休憩日」があり、その日に外出する可能性などないのだが、お忍びででかけて何かするという創作。あるいは、満鉄港湾技師(満州事変直後に葫芦島港を視察した2名)を「反骨」の技術者として描いてもよい。つまりは事実に依拠しつつそういう想像を働かせる作業。確定事実がある場合、そうした手法はある程度有用だが、それすらはっきりしない場合、かえって害をなす。
無座通勤時にこういう文章なら携帯で1,000字以上打つのも苦ではないが、腰にくる。さらに眠気も朝から襲ってくる。仕事に今更面白さを感じる歳ではないが(面白く感じない要因は多々ある)、過去の経験と知識を組合せて「趣味」と「本業」を橋渡しすることには興味を持って取り組める。

「草稿」進捗状況。

余力のあるうちに、手持ちの中で片付けられる対象(発表する機会があるかどうかは未知数)を少しずつ広げていく。今週に方向性を見出したのが「満州の石油精製」で、全体骨格はおおむね問題なし。「精油事業」よりは「石油精製」のほうが題名としてしっくりくる。用語も「頁油岩」に統一し、内容は須永論文「満州の化学工業(下)」を踏まえて、地の文と引用個所をきちんと分けなければならない。戦後中国の部分は事実関係、特に「撫順」に石化プラントを置く必要があったかを押さえる必要がある。
「日本精蝋」については1957年事業概要(パンフレット)に基づきおおむね書けるのだが、業績推移と株式買占(筆頭株主の動向と1990年代に発生した損失の原因)は具体的な根拠を確認したい。近年の業績と特定株主動向は有報でカバー可能。

「満洲女学生気質」素案

少しは「産業史」の世界を離れて、「少女歌劇と満洲」のように一見畑違いの分野に踏み込むのも気分転換になるので、現在考えているのが「満洲女学生気質」なるもの。これは「満洲よもやま-皇軍将士慰問文集」満洲文話会 1940中のコラムに存在するものをつい最近知ったのだが(どこに所蔵があるか不明)*1、以下の画像に触発された面がある。


満洲日報」1934.05.02

満洲国政府公報」1941.01.21
満洲国における「女性教育」とは何か(当該記事にあるように「神明高女」などが大連市内に存在した)、また「政府公報」に女性教育機関の広告があった意味は何か、など考えればきりがないが、頭のなかを断片的な情報しか整理できていないので、これも合間を縫って(「本丸」の調査には時間を書けねばならぬ)気分転換に考えるべき題材であろう。

*1:長春市図書館[档案館にあらず]らしい。日本国内にはないとのこと