「週明けからの不調」も想定内。

週明けは電車に乗れば朝から寝過ごす寝過ごすとは思わなかった。幸い遅刻はしなかったが、寝不足のせいか理性が飛んでおる。さらに、会社におる女性に異性を感じる段階でおっさん化が顕著なのだが、どうもいかん。仕事も色々ありすぎて、よく判断ができない。時間がないのにこれでは思いやられる。体力も落ちている中、いかに効率よく仕事を片付けるかが鍵となる。
でもって、今朝も疲れは抜けない、左足ふくらはぎにしびれを感じるので長距離歩行が苦痛となり(往復1時間程度歩いている)、さらに上の受け売り的な指示に、進捗状況の管理という概念は存在しないという有様で、疲れないほうがおかしい。とりあえず午後には照合作業に目処を付け、資料提出元への確認作業などで息切れ。こんなものでも去年よりはましで、19時半に会社を出る。

「産業史」に関する補遺。

満洲の製油事業は「満洲撫順オイルシェール事業の企業化」(『アジア経済』2003/8)が詳しい。むしろ、戦後篇(日本精蝋)しか足す余地なし。軸受事業は戦後までの推移を書き足すことで戦後日中貿易史につなげられる。ただし、断片的な記述しか書いてないので、戦前の軸受・鉄鋼業史を踏まえる必要性がある。
製塩事業は「製鐵事業と満洲の耐火材料」(『燃料協会誌』4(32), 1925)との関連を考えると「塩」=「食塩」とつながるかは微妙。これを見て、復州湾産製塩は粘土質が多いことが指摘されていたことを思い出した。ただし、食品事業というのはあまり面白みがないので、本題を軸に考え、戦時期の海上輸送問題なども盛り込む方向とする。

1960年代の鉄鋼業基礎知識。

NDL館内閲覧限定のデジタル化資料といえども、複写請求時には全目録が記載されているのでこれを検索していく手法もあり、今回はそれを基に1960年代の記事19箇所を請求する所業に至る。特に「中国銑について」『鉄鋼界』1965/7 は、中国の製鉄業をわかりやすく解説しており、銑鉄・粗鋼生産高の不均衡を具体的に明らかにしているのが素晴らしい。あとこの記事を読んではじめて知ったのが、紹興漓渚鉄山は元来の供給先が馬鞍山だったこと(今は杭州鋼鉄向)。