柏木さんとレーティング

 先日も、このブログで書きましたが、レーティングというのは問題を含んでいます。その付け方に基準があると言っても、所詮人間が付けるひとつの「指標」に過ぎませんから。

 レーティングはハンデキャッパーが付けているはずですが、もし、その指標が完璧なら、例えばハンデキャッパーがハンデを決めるハンデ戦は、その理想通り、ゴール前で出走馬が横一線になるはず。そうならないのは、当然と言えば当然です。馬の能力を人間が外から見て順序付けすることは困難なのです。

 レーティングが何かの参考として存在するのは、問題ないと思います。しかし、それをレースの出走順決定に使用するのは問題があるのではないかと思います。

んー、ハンデ戦で出走全馬が並んで決着するならばレーティングは完全完璧であり、それに基づいて出走馬を決定しても文句はないと。
八百長だろと突っ込まれそうな気が。そもそもレーティングが完璧であったら、競馬をやる必要がなくなってしまう訳でして。
しかし、獲得賞金至上主義であれば、キクノサリーレのような上がり馬には門戸が開かれないし、それから脱却しようとしているJRAの姿勢または考えは褒めたものではないかな、と。
まあ、2年前から始まったレーティングによる選出法を今年のキクノサリーレの一事で批判をするというのは乱暴という気がしないでもない。正しいのか間違っているのか、それはもっと時間をかけないと分からないよね。


ついでに、

ジャパンカップダート出走馬決定法に物申す

それにしても、このカジノドライブの扱いは、興行主として無理にでもカジノを出走させようとする意図が見え隠れしてなりません。

と勘ぐりながら、

条件戦については、除外馬が多いなら、レースを増やす。これが第一に考えるべきことだと思います。1日12Rという体系に問題の一端があるのです。こういう問題があると、いつも背後に農水省の存在がチラつきますが、今度こそJRAが頑張って、法律変えるべきです。

こっちでは頑張れと。