グラント申請書
もっとも重要な仕事についにとりかかる。欧米で研究室を運営するとは、グラント(研究費)の申請書を書くということだといっても過言ではない。
ノースカロライナでお話を聞かせていただいた研究室運営の先輩Ryoheiさんの例えばこんな記事が参考になる。
http://d.hatena.ne.jp/ryasuda/20060524
http://d.hatena.ne.jp/ryasuda/20060522
若手向けの大学内研究費の締め切りが今月末なので忘れないようにという通知が来た。これではじめてこのグラントの存在を知り、何とかして急いで書くことにした。誰か教えてくれたらと思わなくもないが、システムが分かるまでに時間がかかるのは、外国に住むコストと思うべきである。
通る率は20%くらいで、スイス人に言わせると見込みが薄いという。しかし、アメリカのNSF(文部科学省)のグラントで10%以下のこの時代、出さない手はない。スイス科研費は一般に40%くらい通るようで、これがアメリカでなくスイスに来た主要な理由の一つである。
日本でのイメージでは、研究費申請が科学の重要な一部というと違和感があるかもしれない。こう言ったら分かりやすいと思う。研究費申請とは、自分がやりたいことが、面白く、意味があるということを他人(同分野研究者、他分野研究者、官僚、そして社会)に説得するということである。そのためにこそ、豊富な経験と知識が必要とされるのである。
水とApfelsaft
- 作者: 紅山雪夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/24
- メディア: 文庫
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そこで、いままで水に400円など払っていたのだが、「ヨーロッパものしり紀行」を読んで、リンゴジュースApfelsaftにしてみた。
「爽快な感じで、ノドをうるおすによく、また甘味も酸味もそれほど強くないため、食事の時に飲んでも料理の味をあまりそこなわない」
と。これなら水よりお得感がある。一度飲んだことがあって気に入っていたのだが、ドイツ語が分からなくて頼むに頼めないでいたのだ。
実は、最近気付いた一番安くすませる方法は、Take awayにすることである。リーズナブルな値段であり、水かお茶は自分で用意すればいい。でも、写真のように天気のよい日は、広場で食べるのも魅力的だ。