ベルアイルのいいとこ その1

勝手に思いこんでる、ベルアイルのいいところ。
私、β1〜β2通して、中装戦士だから、戦士の立場から物を言うけど。
 
◎完全スキル制
 
戦闘系については、ソロプレイで修行して、パーティプレイで格上挑戦するというスタイルになる。
パーティプレイは、みんなで敵を分け合っちゃうので、攻撃する回数・防御する回数が減ってしまい、成長は鈍くなってしまうのです。戦利品も独り占めできなくなるし、現状のベルアイルでは、格上挑戦しても、ろくろくドロップ品が美味しくならないので、経済的にも損。
 
「じゃパーティプレイ意味ないの?」・・・No。
ミッションをこなす時ははパーティで挑むのが有利。輸送ミッションとかで安全度が高まるのは当たり前だけど、討伐ミッションでは、パーティの誰かが規定モンスターを1匹倒すと、パーティ全員が1匹倒したことになる。極論、ベテラン1人が戦って、残り7人は見てるだけでもよい。上手くみんなで頑張ると、ミッション報酬が効率よく手に入って、経済的に得。
 
なにより。
パーティプレイって、効率無視でいいじゃん、楽しければ・・・という風潮がある。
シビアに考えれば、見てるだけでミッション報酬もってく人より、一緒に戦ってくれる人の方が、効率はいいのよ。
けど、そんなチャチな効率の話、誰もしない。
 
ベルアイルのパーティプレイは、個々を部品化させてしまうパーティじゃない。
「回復役がいないんだけど」「壁も頼りないんだけど」「でも適当なレベルの戦士も魔法使いが見あたらないし、弱ったな」というように、パーティのそれぞれの役目が決まっていて、そのキーパーソンがいないと狩りが始められない、というものではない。
 
そもそも、誰かと一緒に遊ぶってことは、それだけで大切だと思う。
知り合いになる、ということは、何よりも大切な成果だと思う。
知り合いにならないと、友達になることが出来ないのだから。
 
◎生産系スキルが戦闘のオマケじゃない
 
原材料を加工する一次生産スキルは、比較的あがりやすい。
けど、料理と調薬以外は製品が完成しない。
 
二次生産スキルは製品が完成するものの、材料がバラバラ。
鎧を例にあげると、金属精製工房のインゴットだけでなく、生地精製工房で作る革製品や、戦闘で勝ち取るドロップ品、石精製工房で作る染料などが材料になっている。
鎧作成スキルさえあれば鎧職人・・・なんて甘い世界じゃない。そして、材料の入手難易度が高いということは、鎧作成のスキルを上げる機会が少ないってことになる。
だから面白い、と思いはするけど・・・修羅の道だろうなぁ、と門外漢の私は思う。
 
それでも、オープンβ以降、武器を買い揃える為には、武具工房・鎧工房で買うしかない。
店売りでは初級レベルの武具しか購入できないからだ。
たちまち困るものとして、ボーダーではカイトシールドとハイド系装備、ライトアーマー系装備の入手が怪しい。ヘビィアーマーはカルガでも入手できるか怪しい。
職人に依頼するしかない。
 
そして、このゲームでは、売り手のプレイヤーがログインしていないと、トレードが成立しない。別にAFK(Away From Keyboard = いまプレイヤーがマシンから離れてます)でも露店は残していけるが、せめてログインしている必要がある。
FFXIのオークションのように、売り手と買い手が顔をあわせずに取引する手段が全くない。(言葉を交わさずに売り買いは出来る)。
 
更に鎧は中装や軽装戦士だと、胴体はチェインで、腕はライトアーマーで、足はスケイル・・・と重量制限にあわせて、着こなしを変える必要がある。
しかも、効率トップクラスのチェイン装備は、限りなく、変。
結果、チェイン装備をメインに、美的感覚として許せない範囲で装備に修正を加える、という戦士は多いのでは無かろうか。
少なくとも、私の装備はそうで、頭はオープンヘルム、胴と手はチェイン、腕はライトアーマー、足はスケイルアーマー、靴はハイドだった。足がスケイルなのは「犬やスケイル族相手すると足防具ばっかり削れるので安物ですませる」為。靴には重量軽減の為、ハイドを選択している。
で、この選択は、個人個人で違う。重装は割とヘヴィアーマー一択なんだが、軽装・中装はほんとバラバラ。
だから、鎧に関しては、必要な部品を集めるにはオーダーメイドになることが多い。
 
ちなみに、完全戦闘系スキルで固めても、スキル総合計制限が厳しい。
片手間で出来る一次生産ならともかく、全力でやっても歯ごたえのある鎧作成なんかにスキルを回す余裕はない。
戦士は鎧の自給自足は不可能。
 
そして、このゲーム、子供を作らない限り、キャラスロットは増えない。
 
結果、戦士は、優秀な鎧職人と知り合う必要がある。
(2アカ目とればいーじゃん、という廃人な考え方は捨てろ)
 
同様に、戦士は、優秀な武具職人とも知り合う必要がある。
(3アカ目とればいーじゃん、という廃人な考え方は捨てろ)
 
なんか、話にまとまりなくなってきたな・・・。
何にしても、少なくとも、二次生産スキルは、片手間で極められるスキルじゃないし、同時に、戦闘系スキルを全て捨てても、やっていけますよ、と。
いや、兎の皮ぐらいは、採れるぐらいにスキル残した方がいいですけど。
 
◎お金持ちの投資先がある
 
献上システムは、もっと評価されてもいい(同時にもっと改善されなきゃいけない)システムだと思う。
 
オープンβでは帝国から継続するようだけど。これでも、生産レシピを確保するには、それぞれの工房に献上しなければならない。
装備なり、生産品なりを作ってもらう為には、お金を献上につぎ込まなければならない。
それが公共のためにもなるし、なにより、自分自身の為にもなる。
 
正式サービス始まると、数倍悲惨なところから始まる。
国家レベルは王国Lv1に戻るだろう。
 
この状態では、ボーダーは調理・生地精製・鎧工房しか開いていない。
食料以外は革鎧しか作成できない。金属鎧を作るならカルガからのインゴット輸入か店買いを検討することになる。
 
重装戦士を誇るカルガレオンでは、調理・生地精製・金属精製・武器工房しか開いていないはず。
木工工房がないから、武具はクラブしか作れない!
 
アリアでは、調理・生地精製・裁縫・木工・調薬工房が開いているだろうけど・・・つまり、武具は輸入に頼ることになる。
Lv2になっても、魔法屋が開いて魔法の種類は増えるものの、工房は開かない。木工工房は魔法触媒紙以外は、カルガに輸出するしかない。
 
そして、輸入とか輸出とか言うのは、部材を担いで走るしかない。つまり、行商に頼ることになる。
はっきり言って、何もかもが無茶苦茶である。
王国Lv1は開拓村同然で、サービス開始から参加するPCは開拓者以外なにものでもない。
 
だから、初代PC達は全力で献上を行う羽目になる。
みんながんばれー、とお金を溜め込むだけ溜め込む選択もあるが、そんなプレイに私は価値を見いだせない。
 
いつか自分の子供の大工に、「ボーダーに木工工房があるのは、私の母の時代に、ボーダーの民が大量の獣の毛を献上したからで・・・」と言わせたいものです。

GameWatchに新情報

見落としていました。
 
○本作では通常プレーヤーはひとつのサーバーで1人のキャラクタしか持つことができない
○子供を持つことで2人目のキャラクタを管理できる
○子供が結婚をし、その子供を望んだ場合は、祖父母・親の2人のプレーヤーキャラクタのうちどちらかが消滅することになる。
 このとき誕生するキャラクタは消滅したキャラクタの資質を受け継いで誕生する。
 
・・・なにぃ?
祖父母を消したくなければ、親と引き替えにしろぉ?
どっちにしても、自動継承発生?
 
初代をひたすら残して、孫・曾孫を育てさせるプレイヤーもいそうだなー。
老衰はないらしいから、病気を避けるために街から出ず、それでも拡大したスキルキャップを生かして、武具生産だけ続ける剣匠とか・・・材料調達手段があれば、ほんとに何とかなりそうだ。