稲毛駅回想

雨の中、稲毛へ行ってきました。


この総武本線稲毛駅、現在は高架になり、快速電車も停車しますが、高架になって約30年、快速が停車するようになってから約27年半が過ぎました。
私自身、稲毛駅は子供の頃からずっと利用してきた駅でして、高架になる前から見ていました。(^_^;;)
駅自体が大きく変わっただけでなく、当然これだけ時間が経過すれば、駅の周りも相当変わっている事になります。


30年前と今とで、どれだけ駅前が変わってきたのか、思い出してみる事にしました。
今までずっと稲毛駅東口を利用してきているので、こちら側の変貌について触れてみたいと思います。


こちらは駅正面。
いずれも高架化される前からあった建物ですが、中身が変わっている所もあります。

右側のみずほ銀行は旧富士銀行、中央は集合住宅で、1階が京葉銀行(旧千葉相互銀行)。
一番上は看板スペースで、80年代までは長い事ナショナルカラーテレビのネオン看板だったのですが、バブル崩壊と共に消滅し、その後秋田の酒造会社の看板でしたが、最近は不況のせいか、空き看板になっています。


その隣の建物は、以前1階と2階が書店(多田屋)だったのですが、私が仙台に行って暫く見ていない間に、薬局と化粧品店に変わっていました。
奥にあるボーリングのピンが建っている建物は、元々が西友(一角が旧協和銀行りそな銀行)、最上階がボーリング場でしたが、西友りそな銀行は撤退し、ボーリング場がしぶとく生き残っている珍しい例です。


右側は旧第一勧銀が入っていたビルです。

みずほ銀行立ち上げと共に、上述の富士銀行と同じ会社になってしまったので、一瞬は駅前に2店舗ある状態になりましたが、程なくしてこちらの店舗が閉鎖されました。
建物はそのままで、現在は集合店舗ビルに大改装されています。
その後ろは野村不動産の「プラウドシリーズ」なる、35階建てのタワー形式マンションが建設中です。
第1期販売は速攻で完売したらしく、駅前タワーマンションなんて稲毛では初めてなので、凄い人気があるみたい。


稲毛駅周辺に建てられる不動産物件は、何処も凄い人気で、周辺の西千葉、検見川、幕張と比較しても同じ間取りで500〜1,000万円位高いのですが、何処もすぐに完売するようです。
快速が停車するから、と言うのもあるんでしょうが、個人的にはどうして余計に金払ってまで稲毛に固執するのか、購入者の心理がよく判りません。


左側は日生ビルと、右は飲食店のテナントビル。

日生ビルは、稲毛駅高架化工事着工前から、駅前で唯一同じ会社が使い続け、建物の外観も看板以外は全く変わっていない唯一の建物です。
この移り変わりの激しい時代、30年以上ずっとそのままの外観を保ち続けているのは、ある意味凄い事ですよ。


右のテナントビル、確か昭和53年位に建てられましたが、1階のミスタードーナツだけが完成当初から営業を続けていて、それ以外はもうテナントの入れ替わりが激しくて、入れ替わらなかった所は一つもない、と言える位目まぐるしく店舗が変わってます。
完成当初、このビルの地下はゲームセンターになっていて、小中学校からは「不良のたまり場」として目の敵にされていて、「絶対に行ってはならない」と先生から厳しく言われていたことを思い出します。


それにしても、昔は「ゲームセンターは不良の行く場所」と見なされていた時代だったんですねぇ・・・。
時代の移り変わりを感じます。
でも、ゲームセンターの運営は「風俗営業法」の管轄ですから、この名残が残っているのかもしれません。
まだまだ娯楽施設として市民権を得るまでは、長い道のりが続きそうです。


そう言えば、稲毛駅前はやたらパチンコ屋が多いんですよねぇ・・・・。
周辺の駅にはあまり見あたらないので、余計に多くあるように感じます。