ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン838】 ラーメン二郎 千住大橋駅前店 (東京・千住大橋) ラーメン小・ニンニク

【今年は二郎を食っているせいか・・・・風邪を引かないのだ!】

 少し前まで猛威を奮っているインフルエンザの流行ですが・・・・今までのところ、アタクシについては何事も無く駆け抜けていきそうです。 アタクシ、そんなに体が丈夫だったのかしら? 思うに、今年の冬とこれまでの冬で何が一番違うかといえば、「二郎の摂取」がまず第一にあげられると思います。 これにより、3つの仮定が成り立つかと考えられます。

 <仮説1> グルタミン酸ソーダーの過剰摂取は、インフルエンザウイルスには有効である。
 <仮説2> フレッシュなニンニクの過剰摂取は、インフルエンザウイルスには有効である。
 <仮説3> グルタミン酸ソーダーとニンニクの化合生成物は、インフルエンザウィルスには有効である。

 この仮説の証明には、次の冬は、「ニンニク抜き」で通してみて・・・・、またその次には、二郎断ちをして毎日ニンニクを持ち歩きラーメンの度に食う。 そして最終的には、どこかの二郎の店主とお友達になり、グルタミン酸ソーダー抜きという禁じての一品を作り続けてもらう・・・・・などという数年がかりの研究作業が必要となります・・・・。 いつか学会での発表を実現したいものです。




【フィールドワークを千住大橋にした理由は・・・・】

 駅から近いためです。改札から15秒で本当に到着します。この近さ・・・・桜台駅前店以上です。前回、前々回の二郎訪問で駅から遠いのはこりごりしているので、自然とそうなったわけです。そういえば・・・・以前あった「松戸駅前店」は、駅前でも何でもなかったのを思い出しました・・・・。

 さてそんな駅前とあって、若い人も多いながら中年サラリーマン風情の方や、女性のラーメン好きなかたも比較的多く、アタクシも行列にいて場違いさが無くて嬉しい次第! こちらは、他店とは違って「先に券売機でプラ券を買ってから並ぶ」という・・・・二郎にしては変わったシステム。郷に入れば郷に従え・・・・と連結いたします。 ちょっとドキドキの瞬間がありまして・・・・・どうも会話の内容から、初二郎な女性ペアが、ラーメン大の豚ダブルのボタンを押そうとしている・・・・・・。 注意すべきか・・・・スルーするか・・・・悩むやん! これにより、次の3つの仮説とその結果を想定してみます。

 <仮説1> 「多いから小で麺少なめでは?」と注意する →盗み聞きの嫌疑がかかる
 <仮説2> スルーする →周りにいた男どもみんな冷たい奴ばかりと、自分も含め思われる
 <仮説3> アタクシが食べきる自信なさそうにそばで演じてアピール →単なるへタレと思われる

 ・・・・なんか、段々とブラマヨの吉田みたいな発想になってきましたな。などと頭のなかで妄想を繰り返していると、店員さんがサクッとやってこられて、「麺の量多いですけど、麺少なめになさいますか?」と声をかけられました。 これによって女性の安堵の声が漏れ聞こえます。 でもそれ以上に、となりに居たアタクシが影で大きなため息をついていたりするのは、ダレも気がつくまい・・・・。




【魅惑の二層コートなスープの佇まいに・・・こころが踊る!】

 以上の葛藤から開放されて、カウンターに付く瞬間の楽しさよ! ヤサイマシでもいったろうと思ったのですが、隣客のマウンテンを見て自分の小ささを思い知り・・・・・、まじめに「ニンニク」だけのコールをさせていただきます。そしてやってきたのがこの一杯。

「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「サッパリ系のオイリースープで・・・・・今日はやけにニンニクがしみるぜぃ・・・」


1)微乳化の中でも非乳化よりのオイリー感覚!

  こちらは、レンゲが見当たりませんでして・・・ここは、ドンブリにクチを近づけ、デッドにテイスティングするしかおまへん! 箸でヤサイの山を横に集めてスープの表面を覗き込みます。すると表面の数ミリ程度のラードのコーティング層を発見いたします。そして、その下にはどんよりと「カネシの海」も見受けられます。しかし、全体的には、ハッキリとした乳化は見受けられず、どちらかというと微乳化? いやいや、非乳化と微乳化の間程度の・・・オイリーさでしょうか。 それになかなか・・・・場所によってはコーティングの厚みも違うような・・・・? 気にせずグビっと一口すすりますと・・・・やはり見栄え通りの脂のシャープさが伝わります。ほんとうに僅かな乳化部分が、グルタミン酸ソーダーと塩気が化合したような独特な塩分を醸し出します。


2)カネシ効かせはオーディナリー!程よい塩味もGOOD!
  
  下の層の色合いだけが濃いので、これは食するに混ざると・・・シャープな塩分が広がるかと警戒心が無意識に広がります。されど・・・・思った程には混ぜ返ったりせず、ほどよい2層状態が始終つづくというストーリー展開・・・。ときどき、カネシの強い層や部分に突き当たりますが、このときでも「ジョッパイ」とはあまり感じず、程よいカネシを・・・・ボディーにフレーバーを・・・後半と後味にシャープなエッジングを感じます。 そういう全体感なので、カネシの効かせはオーディナリーで、塩味加減もちょうど良いといった「そんなに暴力的でない」感想を持ちましたが・・・、皆さんはいかがでしょうか?。


3)後半は薄まりをあまり感じず、残るは脂肪の浮遊物

  最近気になり出しているのは、最後に残ったスープをいただく時に、ヤサイの汁で薄まってしまうということ。これはこれで飲みやすくなるのですが、ときどき淡すぎるかな?と思うこともしばしば。なので、最初からカラメコールをすれば良いものの・・・・前半を犠牲にするようで気が引けるとか・・・・。今回もデフォルトで挑戦いたしましたが、そういったいるもの不安は希有でした!そんなに塩辛く無いスープなのですが・・・・、察するところ、脂の多さがうまく作用してるのかもなと・・・。 小指のツメの半分くらいの・・・肌色っぽい脂の浮遊物が、いつも以上にプカプカと浮いとるやないか!それに・・・・残った脂というか、ラードの層もちょい厚めやし・・・。こういうところで、コクを最後まで楽しめたのかもと自己解釈をしとります。


 ※味のまとめ:微乳化オイリーなコク重視スープ!カネシエッジングは一般的なれど、塩加減は超いいバランス!




【やはりキツかったのが・・・・麺の量!小で400g弱か?】

 どうも今回は、被害妄想がひどいのだ・・・・。麺が想像以上に多くて遭難しかけたかも(笑)。 麺少なめのあおりをくらって、こちらに逃げてきたのかとか・・・・妄想癖はとまらない、とまらない・・・・。

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「遭難しそうでもしっかりと最後まで旨いと食わせる!実はするすると食える系の二郎麺!」


1)クセの少ないややウェービーな平打ち!

  下から引きづり出した麺は、典型的な二郎の平打ちのスタイル!幅の感覚といい、小麦っぽい薄き色の出方や、角が丸まったような風合いなど・・・。されど、少し違うとすれば、ウネリとか捩れが極端に少なめでして、その素直な腰つきから、半分ストレートと分類してもええんとちゃうか?とすら思える優雅さがありまんがな! ま、見え方、感じ方なんて千差万別なんやけど・・・、ともかくそういう素直さを感じました。


2)ほんの少しの柔らかさがいいね〜!

  で・・・、実際に食してみると、いつものモッツリした感覚があり、スパスパと前歯で千切れる感覚がある・・・。そして、奥歯の咀嚼感が結構低反発のような・・・。 そう、これは少し柔らかめな部類かなと感じます。こちらは、麺かためなどの対応は不可とのこと。この仕上げ方にこだわりを見いだしておられるものと思います。でも「柔らかめ」とは申しましたが、決して「柔麺」ではありませんよw。最近、八王子から多摩界隈の二郎に訪問してきたばかりなので、その余韻が残っているだけかもですから。そういえば・・・麺の量が多かった!350g以上は確実にあったとおもいますよw。最初なめてたら、最後キツかったし・・・。剛麺タイプだったら撃沈してたかも・・。


3)表面に少しのぬめりを感じるようなタッチなのだが

  ただ、もう一つだけ固有の感じ方を言うと・・・・表面のヌメリのような舌触り。はっきりとしたヌメリがあるわけでなく、麺の地肌とスープのからみとかが偶然そう感じさせるのかもしれませんが・・・・。 実際に麺を引き上げてススるたびに、カネシがコク染まった部分と、オイリー層ばかりにブチ当たっている部分では、若干の違いもありましたし・・・・。 ヌメリの核心は不明ですが一応補足まで・・・。


 ※麺のまとめ:定番の平打ち系のスタイル。やや柔らかく感じるのがスープとのバランスか・・・。表面のねっとりした舌触りもナイス!




【やっぱりデフォルトで十分ですわな・・・】

 ここにきて・・・・・アタクシごときが、「ヤサイマシ」などと言わなくて良かったと思いなしましたわw。やはり、根っからの保守的サラリーマン根性なオレ! せいぜい宮仕えをしていればいいさ!とドMな発想・・・。

1) 豚

  豚はヤサイに隠れてみえないけど、2切れ分厚いのがありました。腕肉部分で皮下脂肪がこびれついているやつ〜。これは、2戦2勝ってな感じ。スープの塩加減と同等の味わいで、ほぐれ易いという一歩手前の・・・・「噛んだ分だけ素直にさくっと千切れる」といいましょうか・・・。やはり、高ランク二郎の豚は外れなし!


2)ヤサイ

  キャベツ:モヤシ=2:8・・・な感じ。茹で上げもそう各店舗で違うものでもないのだが、やや水分多め?でもこれはこれでとても良かった! 繰り返しますが、見た目以上に麺の量が多かったので、シャキシャキしすぎて胃袋を締め付けられていたら・・・それはもはや恐怖ですわ(笑)


 ※具のまとめ:豚の味、柔らかさに外れなし。小豚にしようか迷ったけど今回は後悔してない。だってここはボリューミーな店だと思うから




 総じまして、二郎というニッチな分野で、比較的広い世代に愛される系統ではないかなと感じておりますが・・・いかが? 駅前というロケーションと客層にもマッチしておると思いますし、これはなかなかハイランクに入るだけはあるわと・・・・納得感もあります。 さてさて・・・・最近、二郎訪問が増えて知人からは、応援とも冷やかしともつかない言葉も頂きます(笑)。 でも、仙台店が出来てから、もうその野望は捨て去っておりますよ〜(笑)。 関東からは足を踏み出さないとばかり思っていたのにね・・・。 でもそうとう人気が出ているようですし、成功でよかったのでは? さらなる二郎の飛躍には、つぎは、関西あたりの出店はいかがでしょう! 事業としては成功間違いなしだと思うのですがね〜。 そして海外へ展開!それはないか(笑)。 まずは気さくな土地柄からか・・・・。なので詠います!


  駅前の
  親しみやすき
  ガッツリ麺


  気負うことなく
  親しむ二郎

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 



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