サークル繋がり
今日はTRPGサークル「ギルドマスター」の面々と「ブレイド・オブ・アルカナ3rd」をやるために自由が丘に行った。今日集まるのは風水氏、W氏、SENSE氏、さむらい氏*1、そして俺の5人。
会場に着いてからキャラメ。俺はサンプル・キャラでいいかなぁと思って基本ルールブックやサプリメント「ゲート・オブ・ブレイヴ」を眺める。そして、「ゲート・オブ・ブレイヴ」の79ページを見て
「やっぱり大ダメージ出すキャラって男の子の夢だよねぇ」
と思う。しかし、このサンプル・キャラはオーク。やっぱり人間じゃないと立ち位置的に使い辛いよなぁ。なのでこのキャラをベースにPCを起こす事にする。おぉ、「ブレカナ」で初めて自作PC作るよ。
そして、今日のPCは1枠から順に以下の様になる。ちなみに、GMはSENSE氏。
- “大槍の”ガラード
- プレイヤーは俺。24歳男性。アルドール、アダマス、グラディウス。ヘビースピアを「獅子心」「渾身撃」「剛剣」「修羅」で振るい4d10+16のIダメージを出す。当然だが「常在戦場」でダイスボーナスもある。
- レベッカ=アイゼンナッハ
- プレイヤーはW氏。19歳女性。アルドール、コロナ、グラディウス。「帝王学」で仲間全員のダメージを1d10増やしてくれる有り難い人。キャラ的には、頷いたり指で指し示したりで滅多に口を開かない。
- ディーン
- プレイヤーはさむらい氏。22歳男性。アダマス、アダマス、マーテル*2。ダメージを軽減してくれる有り難い人。
- ギルバート・グッドカインド
- プレイヤーは風水氏。37歳男性。アングルス、マーテル、ステラ*3。クリティカル値をブースとしてくれたり回復してくれる有り難い人。
シナリオ・タイトル「王都への道」
これは基本ルールブック付属シナリオ。内容は「エステルランド王都フェルゲンにアンセル王子が駆けつける」という物。PC達はアンセル王子と合流してフェルゲンに向かう事になる。
やってみた感想。
結構DQNなシナリオだ。
まずアンセル王子がDQNだ。腐女子狙いの病弱キャラなのだが、妹萌えだし、聞いてない事をベラベラしゃべるし、戦術おかしいし。プレイヤーとして言えば手助けする気になれない男だ。まぁ、PC的には手助けしないと事故なので手助けするけどさ。
次にPCの立ち位置的にも変だ。3枠と1枠の立ち位置逆じゃね?元々は1枠のPCはヒロイン*1対応キャラなのだろうが、全くその立ち位置が機能せずに単なる道案内になっている。で、ラスボスは3枠の宿敵。まぁ、ページの都合で1枠とヒロインのシーンが大幅にカットされたんだろうが、もうちょっと何とかしようよ。
そして、フェルゲン加勢への戦術。アンセル王子は2枠PCのみを連れてフェルゲンに加勢に。そして隠し通路から入城。……いくら聖痕者とはいえ、たかが2人加勢に行ったところで何だって言うんだ?しかも隠し通路から入城って盛り上がりも何もない。
最後に、最もDQNなのはマローダー*2と2回も戦闘した事。プレイヤー心理としてはラスト戦闘はPCの戦力を思う存分発揮して戦いたいものだ。しかし、ラストバトル以外に戦闘が起こり、しかも戦闘用の奇跡*3を使わないとならない。そして奇跡はシナリオ中は回復しない。なので、ラスト戦闘ではフルパワーで戦う事ができない。これ、プレイヤーとしては凄いストレスになる。ラスボス戦以外の戦闘はあってもいいが、その時は戦闘用の奇跡を消費しないでいれる様にしないと、ちょっとねぇ。
以上の様な理由で俺的には「DQNシナリオ」と認定。ちなみに、アンセル王子がこっそり入城しただけでフェルゲンが敵兵に包囲されている状況はいっこうに変わらないはずなのに、シナリオには「危機は去った」と書かれている。ハイ?
どういうシナリオにするべきか
「王都への道」は色々と駄目なところがあるシナリオだ。じゃぁ、どんな風なシナリオにしたらいいのか考えてみた。
- フェルゲンを加勢するためにアンセル王子が兵を集めようとしている。しかし加勢に裂くほどの兵力はない。そこに、一騎当千である聖痕者達がそれぞれの思いを胸にアンセル王子の元に集う。
- アンセル王子と聖痕者達はわずか数騎でフェルゲンを包囲する敵陣を突破する。この時、聖痕者であるアンセル王子がコロナの奇跡「紋章*1」を使用すれば敵軍の兵達はわずか数騎のPC達に恐れをなして城までの道を開けるだろう。
- あと少しで城に着くと言う所で敵将であるラスボス登場。ラスト戦闘。
- 指揮官を討ち取られた敵軍の戦線は一時崩壊。数日で再編されるも、たった数騎で敵陣を突破してきた王子が指揮するためにフェルゲン側の兵士達は士気高揚。長い攻城戦を耐える事ができるというエンディング。
敵陣突破はハリウッド映画版「指輪物語 二つの塔」でローハン攻城戦に駆けつけたガンダルフとローハン騎士団の様なイメージ。モーゼが海を裂く様にたった数騎で敵軍に突破口を作るってのは、ベタだけどシナリオの作り方を間違えなければ燃えるシーンになるだろう*2。ラスボスの指揮官を3枠の宿敵に置けば今のままの設定が使えるし、1枠もアンセル王子がヒルデガルド姫の事を話す度*3に思い出がよぎるというシーンを作れば充分恋愛要員として成り立つ。
こんな「蒼天航路」版三国志の様なシナリオだったらモチベーション下がらずに済んだのになぁ。
ハウス・ルール案
「ブレイド・オブ・アルカナ3rd」はラスト・バトルでストレスが溜まったりする。というのも、ラスボスがいくつ奇跡を持っているかが分からないからだ。最後の一撃と思って放った奇跡がラスボスの奇跡で返されると「まだそんな奇跡持ってんのかよ」とウンザリする。そして、最後の奇跡が決まらないと戦闘がグダグダになる。奇跡ってのはPCの見せ場でもあるので、プレイヤーとしては最後の一撃はしっかり決めたい物だ。で、そのためにはラスボスの奇跡の数のカウンティングが必要になってくる。
せっかく世界観的には「聖痕同士は共鳴する」というのがあるので、マローダーと対峙した時に起こる聖痕の共鳴時にそいつがいくつ奇跡を撃てるかを教えてもいいと思う。もっとも、タダで教えるのも何なので以下の様にするとか。
- 聖痕の共鳴時に「共感」で判定。
- 成功すれば敵が持っている奇跡の数が分かる。
- クリティカルなら具体的にどんな奇跡を持っているかも全て分かる。
こうすると敵の奇跡がカウンティングできるのでフィニッシュ・ブローを気持ちよく決められるんじゃないかなぁと思う。