最適なMacbookを選ぶためのヒント(その3:パワーと解像度について考える)

前回の記事で、Macbook選びのポイントは「パワー」「解像度」「容量」「携帯性」、それに「コスト」だとお話しました。本日は、その中の「パワー」「解像度」について説明したいと思います。
・各モデルの構成についてはこちらをご覧ください。
・モデルを選ぶにあたってのチェックポイントはこちらをご覧ください。
・「容量」についての考え方はこちらをご覧下さい。
・「携帯性」「コスト」、「総括」はこちらをご覧下さい。

最初にまとめ

  • パワーも解像度も通常利用では問題無し。
  • 用途により必要となる場合があるので、利用シーンにあわせて選択する。

パワー

パワーとは?

パワーとは、総合的な要因で決定されるものですが、ここではCPUとメモリ容量に重点を置き説明します。

現在のラインナップ

どのマシンもメモリは最低でも4GB、CPUは最低でも1.7GHzデュアルコアIntel core i5が搭載されています。通常の利用シーンでは「どれを選んでも必要十分」なスペックです。通常利用しかしない方は、CPUの事を忘れて良いと思います。

では、通常ではない利用シーンとは何か?

具体的には以下のものとなります。

  • プログラム開発:状況によって必要
  • オンラインゲーム:3Dゲームでは必要
  • 動画編集:絶対に必要
  • 仮想化:あった方が望ましい

経験的に、CPUの速度不足で悩まされる事は多くないですが(あっても気づかない)、メモリ不足で悩まされる事はままあります。迷ったらメモリを増設するも肝要です。

解像度

利用形態により一番大きな違いが出るのがこのポイントです。

解像度についての考え方

一概に大きければ良い、というものではありません。ディスプレイの大きさは、本体の大きさに直結するからです。また、一概に出力の密度が高ければ良い、というものでもありません。小さ過ぎる表示は、人によっては「見にくさ」に繋がるからです。

各モデルの最大解像度ランキング

降順に一覧化しました。
なお、話がややこしくなるので、Retinaディスプレイについてはスケーリング解像度(従来のディスプレイ換算)で示しています。

順位 モデル 最大解像度
1 MBP Retina"15 1,920 x 1,200
2 MBP Retina"13 1,680 x 1,050
3 Macbook Pro"15 1,440 x 900
3 Macbook Air"13 1,440 x 900
5 Macbook Air"11 1,366 x 768
6 Macbook Pro"13 1,280 x 800
通常利用では、どの程度の解像度が必要?

「通常の利用では、最低のMacbook Pro"13で十分です」と言い切ってしまいます。ただし、以下の利用シーンでは、解像度の欠如は致命的な作業効率の低下を招きます。

解像度が必要となる利用シーン

以下の利用を考えている人は、各自の利用シーンによって適切な解像度を選択してください。

  • Photoshop・FinalCut等、たくさんのコントロールパネルを開いて作業をする必要のあるアプリケーションを利用する。
  • ドキュメントをなるべく実物大で開いて編集したい。
  • Web開発等、実際のピクセル数で開く必要がある仕事をしている。
  • 編集作業において、2枚以上の画面を開いて仕事をする機会が多い。

次回は、「容量」について説明します。