富士山に登りました!


■ 正午 5合目到着
登山の準備をしたり、お昼を食べつつ、体を高山の気圧に慣らす。
登山者だけでなく、観光で5合目まで来ている人もたくさんいました。

■ 午後2:00 登山開始
それほど険しい道ではないのですが、山をジグザグにひたすら地道に登っていきます。高山病になると、頭痛・眩暈・吐き気など大変なことになるようなので、ゆっくりゆっくり登りました。水分補給もキーポイントなのでこまめに水もとります。が、ここはダイエッターということで、「アクティブダイエット」をセレクト。有酸素運動をずっと続けるわけですから、きっと痩せるはず!と希望を胸に抱きつつ。歩幅は小さくとって、がに股で歩くのが疲れない登り方らしいので、がに股歩き。私はもともとがに股気味で、普段は女子らしく歩かなくちゃと思っているのに、今日はおおでを振ってがに股であるけるのが嬉しかったりしつつ・・・。

■ 午後7:40 山小屋到着!
日も段々落ちてきて、体力もかなりなくなってきたって頃に、今日の寝床である山小屋「元祖室(がんそむろ)」に着きました。6時間近くひたすら登り続けたものの、ゆっくりペースを心がけていたせいか、思っていたよりも疲れなかったのがびっくりでした。だって普段の私は階段を1階分登っただけで、息ぜーぜーだからもっと大変かと思ったの。途中で歩いてきた道を振り返ると、眼下には、広大な景色が広がっているわけよ、もう最高。ちょうへとへとなんだけど、夜ごはんは超シンプルなカレーライス、量も少なめ。正直物足りないけども、日本一高い場所で料理はきっとすごく大変なのだろうから仕方ない。材料も地上から運ぶし、ゴミが出たら、地上に運ぶわけだし、何をするにも大変だもの。寝る場所は、すごく大きな2段ベッド。壁沿いにずっと2段ベッドが続いていて、枕がいっぱい並んでいるの。普通は縦に寝るところをベッドに対して横になるわけ。それでひとりずつ、仕切りはなくて、超横長のベッドにみんなで並んで寝る感じ。みんなの動く音とか、いびきとかで寝付きづらい状況ではありますが、これもまた仕方ないかなと。ちなみにそこはキムタクや草薙くんが泊まった宿らしく。9時にはお布団に入りまして、朝の2時に起床予定だったのですが、1時過ぎ位に周りが騒がしいなと思って、トイレにいくついでに山小屋の前を見ていると、既に頂上に向かう行列が出来ているではありませんか(゜゜;)
確かに3連休の前日の金曜日ということで、混んでいるのは予想していたんだけど、やばーい(;゜(エ)゜) ということで飛び起きて、急いで用意をして、行列に加わりました。真夜中なので、当然まわりは真っ暗。みんな頭にヘッドランプをつけて登ります。私も例にもれず、あらかじめ用意しておいてヘッドランプを装着。ヘッドランプなんて、テレビや映画の冒険モノでしか見ない代物。まさか自分が使うとは!!かなり混んでいるので、列になってひたすら歩き続けます。

■ 午前4:41 ご来光!
今日の日の出は午前4:41とのことですが、道が人でいっぱいで進めず、4:20位の時点で、まだ山頂についていない。すぐそこに山頂は見えるのであと少しなんだけど、人で渋滞になっているのです。仕方なく、9.5合目あたりでご来光を拝むことに。あたりは岩場なのでちょっと道からはずれた岩場によじのぼり、日の出を鑑賞です。斜面の岩に座りながら見るので、ちょっと怖いんだけど、景色は最高でした。遠くの方に「卵の黄身」みたいのが見えてきたと思ったら、「黄身」がどんどん膨らんできて、「あ!あれがご来光か!」みたいな。だってね、色合い的にも形的にも、「ヨード卵光」みたいな美味しそうな見た目なの。景色は登っている途中で既に最高に綺麗なので、大きく感動ってほどでもなかったものの「富士山登ったぞ!」っていう達成感は大きい。っつーか、この時点で、まだ頂上ではないわけだけどね。

■ 山頂到着!
午前1:30頃出発して、午前5時頃山頂到着。前日に、5時間半歩いて宿に泊まり、3時間半歩いて登頂したので全部で9時間くらいかかったのかな。かなりゆっくりペースで歩いていたのと、混んでいて思うように進めなかったのもあるので、かなり時間がかかってしまいました(>.<)頂上を1時間程度で1周する「お鉢回り」というルートがありますが、結構疲れていたのでこれは断念。恐れていた高山病になることもなく、無事登頂することができて、感無量でした。

■ くだり 午前8時〜
くだりは単調なジグザグ道をひたすらひたすら下りていきます。曇り空で景色も見えず、ずっとくだりなのでつま先の方に重心がかかるようで、足も悲鳴をあげつつ、地道におりるのみ。時間としては3時間程度でしたが、疲労度・精神的ともに、登りの9時間よりも遥かに疲れました。

■ 5合目再び
また5合目に戻った頃には、体はガタガタです。もうあと1歩もうごけない〜〜って状態の足を無理やり動かして無事生還です。その日1日グロッキーな状態で過ごしたことはいうまでもありません・・・。