リュウキュウアサギマダラ&オオゴマダラ(サナギ)

 南西諸島に生息しているリュウキュウアサギマダラは近種のアサギマダラに比べると一回り小型で「渡り」も行わないようです。石垣島西表島では花さえ咲いていればスジグロカバマダラとともに海岸からマングローブ林までの至る所で見かけます。

 私のような門外漢には外見からの雌雄は見分けが付きませんが、オスは止まっているメスの側で何分も停空飛翔を続けるのだそうです。写真右のリュウキュウアサギマダラも延々と停空飛翔していたのでおそらくオスなのでしょう。

 さらに、このカットにはなにやら金色の物体が写っていました。これは俗に黄金のサナギとも言われるオオゴマダラのサナギ。金色なのは周囲の色を映り込ませて環境にとけ込むため、つまりカモフラージュだそうです。

嘴太烏(ハシブトガラス) 《亜種:オサハシブトガラス》

 八重山諸島に生息するハシブトガラスの亜種オサハシブトガラスは本土亜種に比べふたまわり小さく、ハシブトガラスの特徴である太いクチバシも体のバランスからすると小作りな印象。本土のカラスを見慣れた目には奇異に感じられます。ちなみに本土の亜種ハシブトガラスはL57、亜種オサハシブトガラスはL47。これだけ大きさが違っても亜種扱いなんですね。食性や習性はカラスそのもので、街中から亜熱帯林まで幅広く生息していました。

咲き終わって落ちたハイビスカスの花を食べています。所詮カラスはカラスなのですが、体が小さなことも相まってこんな仕草もかわいく見えてしまいます。

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フォトショップのあんちょこ

 デジタルカメラを使うアマチュアカメラマン向きに絞った内容。フォトショップの数ある機能からフォトレタッチ用途に絞り込んで逆引き解説しています。プロの用途でも入稿以外の要素は概ね押さえてあるし、何よりも作例と解説が明快なのは好感度が高いなぁ。立場上もっと高度なマニュアル本にも目を通していますが、フォトショップでレタッチさえ出来ればという目的にはお薦めです。