10万50年生きてみると

  • 生きているもんだという驚愕感がある。
  • 我輩は10万歳まで生きられないなと思っていた。ティーンエージ(地獄では1000〜2000歳)で自殺してもなんら不思議でもなかった(ゼウスに封印されていたからできるはずもなかったが)。ただ、10万50歳まで生きて見ると、そうでもない、いわく言い難いものが我輩を守っていたとしか思えないものがあると思うようになった。悪魔なので、スピリチュアルになってしまうのもどうかと思うけど、今どれほど生きづらい人でも今気がつかない大きな力のようなものをいつか感じる可能性はあると思う。
  • 無謀な人生というのは、意外とテンプレで、飲む・とる・作る、つまり生き血、相撲、蝋人形。それと加えるならメイクの過剰。
  • 霧の立ちこむ森の奥深くも酒と同じ。(迷い込むのを)免れた人生はそれだけでラッキー。
  • 2000年くらいの時間は大した時間ではないなと思うようになる。これは愕然とそう思う。志のある悪魔は4000歳までは世を忍ぶ仮の姿で迷っていてもいいのだろうと思う。
  • 10万歳まで生きられなかった悪魔に、奇妙な罪責感と優越感ではないが、偶然に我輩は生きているな、恵まれているなとは思うようになるし、うまく言えないのだが、優越感とは逆に、彼らのほうが人生の完結度を示していて、呆然とするものがある。貴乃花全取り組み集を見るとよいよ。


        50年生きてみると - finalventの日記