ヤリチン専門学校 〜ゼロ年代のモテ技術〜
ヤリチン専門学校 ?ゼロ年代のモテ技術? (アフタヌーン新書 002)
- 作者: 尾谷幸憲
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: 新書
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ソードアート・オンライン2 アインクラッド
ソードアート・オンライン (2) アインクラッド (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/08/10
- メディア: 文庫
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前巻よりも時間軸が前の短編集。どの話も、形は違えど全てが出会いと別れの話で、一つも漏れずに面白い。短編でも納得できるくらいの面白さを提供できる理由は、きっと世界設定の賜物。しっかりと作り込んである世界設定が、読む人に対して否応なくその世界を肯定できるくらいの説得力があることが、ソードアート・オンラインの強みだと断言できる。世界にしっかりしたルールを課して、その中でキャラクターたちが行動し、どうやってもルールからは逃れられないという説得力が、今作の出会いと別れに対して強い納得感と同時にリアルな感情を呼び起こさせてくれているのだろうと思う。ピクサー映画の製作指揮の人も言っていたけれど、「それがリアルか否かは関係無く、観る人を納得させるだけの世界を作らなくちゃダメだ」っていう言葉は正にその通りで、その点を忠実に守ったのが今作だとおもう。
アスナがやっぱり可愛すぎるんだよ……。あー、アスナみたいな女の子がある日突然降ってこないかなー。アスナに限らず、この短編の中で出てくる女の子は全員が魅力的。いや、ユイはちょっと魅力的とはまた違うカテゴリかな。中でも一番良いのがリズ。いや、ホントにリズ可愛いよリズ。アスナとリズが可愛すぎて生きてるのが辛い。
個人的に、今の電撃の中でトップクラスの面白さを突っ走っていると思うソードアート・オンライン。今月は続きがまた出るそうなので、超期待してます。
名言
「確かに、一パーセントもない確立だろうさ。俺がクリスマスボスを見つけられる可能性、そいつをソロで倒せる可能性、蘇生アイテムが実在する可能性、そして死んだ奴の意識が保存されてる可能性……全部合わせたら、砂漠から砂を一粒探し出すようなものかも知れん。だが……だがゼロじゃない。ゼロじゃないなら、俺はそれに向かって最大限の努力をしなきゃいけないんだ。大体な……クライン、お前だって別に金に困ってるわけじゃないだろ。なら、ボスを狙う理由は俺と同じじゃないのか」