ネットイナゴ

いやなものを見てしまった。私と同じ研究分野の若手研究者がネットイナゴをやっているのだ。多分名前聞いたら知っているヤツだろうな。これ、学会にばれたらしゃれならんで、ほんま。
追記。知ってるヤツでしたOTL。
ネットイナゴ」という用語、越後屋氏の「http://d.hatena.ne.jp/ekken/20060525」が定義をもまとめておられる。それによると、以下のようなものだ。

* 自分の意見と異なる主張をする者に対して、相手の考えが変わるまでコメントを続ける者
* 自分が直接コメントスクラムに参加しなくても、それを焚き付ける行為をする者
* 他人のサイトが「炎上」するのを見て喜ぶ者
* 「炎上」しているブログに対し、尻馬にのって罵倒コメントを残す者
* それが恥ずべき行為ということを分かっていない者
* 単なる荒らしと異なり、コメントの際に意味不明な単語の羅列などは行わない

従来の「ネットウヨ」という言い方では含まれないものが現在のネット状況にはある、ということで、このような用語を提唱されたようだ。確かに「ネットウヨ」では「保守的」な思想を振り回す、という印象が抜けないが、実際には「保守的」な思想の持ち主だけが、かかる不作法な振る舞いに及ぶのではない。当然「左翼」的な思想の持ち主でもかかる振る舞いに及ぶものはいるのだ。
私が憂慮しているのは、研究者という立場でネットイナゴ化しているものがいる、という事実だ。研究者とうのは言論活動をすることに存在意義がある。その研究者が率先して言論活動を破壊するような行為に及ぶとは何事か。研究者がいかに言論活動を守るべく、立場の違いを乗り越えて連帯し、戦ってきたのか。彼はその事実を知っているはずだ。しかし自分の立場もわきまえず、他人のブログ上で破壊活動に及ぶ行為は坐視できない。
しかも私を暗澹とさせているのは、越後屋氏のブログで暴れたネットイナゴを私はリアルで知っている、という事実だ。彼の暴走をそのまま放置するべきなのか。あるいは彼のためにここはおせっかいにも動くべきなのか。私などとは違って将来のある若手研究者なのだから、自分のことをもっと大事にして欲しい、と思うのだが、ただのおせっかいなのかな。