JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

トーンコントロール付きマイクアンプ

またもやマイクアンプである。過去に、真空管式マイクアンプ、オペアンプを使ったオペアンプALC機能ICによるマイクアンプなどを作ってきて実験してきました。
先日、ジャンク屋で発掘したカラオケ用ダイナミックマイク(キャノンケーブル付きで@300)をつないでオンエアすると「低音が出すぎて高音が足りない、鼻づまりの声だ」とローカルから指摘され、どうやらマイクの特性に著しい差があるらしいのです。もしかしたらジャンク屋のオヤジに不良品をつかまされた可能性もあるのだが、周波数特性を電気的に制御してみるのも一興と思い、トーンコントロール回路を付与したマイクアンプを作りました。

トーンコントロールの方法にもいろいろあり、一番単純なのがRCによるパッシブフィルタ回路であるが、フィルタ周波数を可変するのが大変なので却下。オペアンプによるアクティブフィルタが一番エレガントな方法ですが設計が面倒なので、今回は見送り。一番簡単で確実なのがトーンコントロール用のICを使うことです(中身はアクティブフィルタですが)。一昔前のラジカセによく使われていたIC、TA7630PGが有名なので使ってみました。2ch入力でボリューム、バランス、高音、低音の4つを可変抵抗で制御し、単電源でも動作します。

マイクアンプ部も作り直しました。オペアンプ1個によるシンプルな増幅器で、石は壊れた計装アンプから取りだしたAD711にしました。キャンタイプの古い石ですが、JFET入力でなかなか高性能です。せっかくなのでレトロ主義を通すためにも、抵抗器には全て旧タイプのススム抵抗を使いました(笑)。E24系統など関係ない時代のものらしく、140kΩとか変な値の抵抗を使いました(苦笑)。

早速動かして、再びローカルからレポートを戴きました。「少し良くなったけど、まだ音が鼻づまり」とのこと。まぁ、制御には限度があるようです。ちなみにケースも自作です。1.0mmの#1000アルミ板を折り曲げて作りました。全面・背面パネルだけ取り替えて、試作用に何度も使っています。

パソコンがそろそろヤバイ状態

当局が今メインで使っているパソコンはエプソンダイレクトから購入したもので、Pentium4 2GHzのデスクトップ。たしかXPが出たばかりの頃だから、かれこれ7年くらい使っています。なぜパソコンは使い込まれると、動作が緩慢になるのでしょうか?特に重たいアプリケーションを使ったり、怪しいドライバをインストールしたわけではないのに(犯人はノートンであることは分かっているのだが)。
少ないながらボーナスがでるようなので、新しいパソコンを買う予定。しかし、最近のパソコン事情にはとんと疎くなってしまった。PC8001〜9801黄金時代から気が狂ったようにパソコンをいじり倒していたのですが、インターネットが普及しWindows98くらいの時代にはパソコンにはあまり興味が無くなってしまい、この体たらくです。

PC9801RS(386機)に386BSDをフロッピーベースでインストールしたり、草創期のLinuxにもずいぶん触りました(Xを起動させると高確率で暴走した)。大学時代はパソコンよりも大型汎用機やワークステーションをいじって遊んでいました。家ではもちろんNIFTYなどのパソ通なども。

Windows7の評判が良さそうなので、無償アップデートができるマシン構成にするつもり。今週は最新パソコン事情について勉強します。