JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

オール神奈川コンテスト

先日の6/6、毎年地元のハムクラブのイベントとしてオール神奈川コンテストに参加しました。クラブコールを持っている社団局ではないので各々個人コールの参加となりました。

いつもは高所ロケからの運用でしたが諸事情で今年は三浦半島は横須賀の小高い丘での移動運用となりました。標高約50mくらいで周りは田んぼや畑となっており、過去の移動運用ではHFはもちろん、2, 3エリアとグランドウェーブでVHFが届くロケであります。
関東は前日から梅雨入りしており大雨。当日も雨でしたが、コンテスト開始時には弱雨になり夜には雨がやんで楽に撤収できました。

茅ヶ崎(近辺)の4局で参加し、それぞれバンドを分担し当局は昼の部は50MHz電信、夜の部はHFローバンド電信に出ることとなりました。ロケの点ではそれほど悪くないのですが、ここでのコンテスト参加は初めてでした。

アンテナ群は以下のとおりです。50MHz:4エレHB9CV 6mH、7MHz:自作逆VDP 8mh、3.5/1.9MHz:逆Lワイヤ(フルサイズ)ギボシで切替。逆Lは垂直部12mです。ワイヤを引き下ろすとグラスロッドがぐんにゃり曲がるので、エレメントと逆方向にステーをつけてそれなりの格好となりました。垂直部をなるべく高くするとそれほど広い面積は必要としないので楽ではあります(しかし3.5MHzに切り替えるギボシの位置が高くなるのでQSYするときにちょっと面倒)。逆L用のカウンタポイズは10mワイヤ10本です。ATUを使わずに長さを微調整して共振させました。

結果は前半50MHz電信が70QSO(マルチ内緒)、後半HFローバンドが219QSO(マルチ内緒)で、過去のスコアと比べるとまずまずです。

  • ハイライト
    • 去年はEs大爆発でしたが今年はカスリもせず。ロケのおかげもあってか奈良・岐阜・愛知・三重とQSOできました(ビームを西に向けてなんとかゲットしました)。やはり三浦半島は箱根・富士山を超えるのが楽ちんであります。
    • 3.5/1.9MHzの逆Lが一発で設置できました。前半終了後はすでに暗くなり始めたので、アンテナの設置には苦労したくない。実は数日前に近くの河原でアンテナの調整をしており、これが功を奏しました。
    • IC-7100を実戦投入しました。コンテストで使った感じは悪くないです。NRを弱めに入れても音量が一気に小さくなるのはいかんともしがたいですね。電源電圧や消費電流が表示されるのはなんとなく安心です。
    • 後半のHFローバンドは結構なパイルアップで上のレートグラフにあるように、開始の1時間は一回もCQが途切れることなくQSOができました。
    • 3.5MHzや1.9MHzも順調にQSOを重ねることができ、まったく退屈することなく楽しめました。なかなか貴重な体験でありますhi
  • ローライト
    • 三浦半島は神奈川から見て南です。普通は南にビームを向けないので、神奈川局の信号がすこぶる弱いです。最初はアンテナが壊れているんじゃないかと心配になったくらいです。難しい場所です。
    • ローバンドでは神奈川マルチがほとんど取れず^^;
    • ラスト30分7MHzを運用していたら急にSWRが無限大に!どうやらダイポールのエレメントの端を支えているポールが倒れてしまったようです。1分間くらいSWR無限大に気が付かなったとおもいます。急遽3.5MHzの逆LにATUを接続し7MHzに出ました(エレメント長が1/2λに近いのですがなんとか電波が出た)。
    • 神奈川は大丈夫でしたが北関東では雷雨?のせいでローバンドのノイズレベルが高かったようです。

やはり悪天候のせいか移動局が少なかったですね。最近できたクラブ局が平塚(湘南平)で頑張っておられた様子。二宮からは個人コールのM/Mがでていたかな。箱根・湯河原・伊勢原からの山岳移動運用局はいなかったようです。

各局ありがとうございました。また来年よろしくお願いします。