昨日の続きなわけですが、えーっと、予め言っておきます。毎度の事ながら、長ったらしいネタを書いていると途中で何を書こうとしていたのか分からなくなるもんで、今回もまとまりがございません。。。
キューを水平に、かつ長く出そうとした時に起こりがちなミスと言えば、腕全体で大振りしてしまう事。
肩が落ち、肘もストーンと落ちて前に出て行ってしまう。タイミングも撞点もブレブレな上に、コジりやすい。キュースピードも出ない。ついでにヘッドアップも起こしやすい。
ここで、ちょっといきなり話がブレイクに移るんですが、初級者の方から頻繁に質問されるのが「なんで、みんなキュー先をラシャに擦りつけるんですか?」です。
自分の見解としては、「それが一番自然な動きだから」です。
別に、ラシャに擦りつけるからブレイクが強くなるとかじゃなくて、最も自然にストロークしたら、勝手にキュー先が下に向かう。「ブリッジをキツク」は球撞きの基本ですから、シャフトは逃げ場も無くラシャに押し付けられる。それだけのことです。
「キュー先をラシャに押し付ける」というアクションを考えた時、ブレイクばかりに目が行きますが、キュー切れが凄い人の引き球を見てみると、ブレイクと同様にキュー先をラシャに擦りまくってます。
自分も以前ACSSシャフトを使ってキューを切れさせまくっていた時は、ACSSの先角は軟いので、どんどん溶けて行ってました。今は314-2だし、引きが全然切れなくなったしで、先角にダメージはありませんが。。。
ACSSを使っているホームの切れが凄い常連さんなど、先角がパンクというわけの分からん事態に陥ったそうです。
話を戻しますが、インパクトの瞬間に手球を水平にとらえるまでは良いのですが、その後フィニッシュまで水平に振り抜くのはストローク的に非常に不自然なこと。
不自然だから駄目って言っているわけではないです。けど、不自然な事をするのは技術的に難しい。
しばしば、最後まで水平に振り抜いてハードブレイクをするプレイヤーがいますが、それはその人のストロークではそれが自然なのであり、故意に水平に振り抜いているわけではないんじゃないでしょうか?
故意にやろうとすると大抵は、「キュー先はラシャに擦りつけないけど、ブレイクも全然当たらない」ってことになります。
話がまたブスタマンテになりますが、近年の抑えめなブスタマンテ先生ブレイクは、キュー先が分かりやすく下に向かっています
けれども、一昔前のブスタマンテ先生のブレイクは、フィニッシュが水平だった。水平を通り越すことも多々
今でも強く撞く時は変わって無いみたい。こんな動画があった
最後がエースだとは聞いていたけど、喜びようが凄い(笑)
キューは大事に扱いましょうw
なにはともあれ、こういうブスタマンテ先生のブレイクを見たCクラスの自分が、こういう振り抜きを目指してしまったのがブレイク迷宮入りのキッカケだったとは、何度かネタにした通りであります。
しかしながら、これまた何度もネタにした通り、キュー出しが水平だというわけではないんですよね。
単にフィニッシュで水平になると言うだけで、途中で一旦はキュー先がラシャに付いている。
動画でもよーく見ていれば分かります。
昨日載せたプレイのストロークにしても
[
下がったキュー先が、最後にピョコンっと跳ねあがって、あたかも水平に近く振り抜いたように見えるだけ。ダミーでありますよ。ダミー。
キュー先が下がって行く方が自然なのであります。
押し球と引き球の両方がキレるっていう上級者はいるでしょうが、押し球の方がキレるって言う人はあんまりいないんじゃないですかね。
引き球の方がストローク的に自然で、押し球のストロークの方が不自然っていう理由も大きいと思うわけです。
で、やっと話が戻って自分が何故押し球をする時も下に構えるかと言う話ですが。
たぶん、最も基本的な位置に構えているんだと思います。
条件無くセンターショットをするとなったら、多くの人がストップショットをすると思いますが、自分も同じです。そのストップショットでセンターショットを撞く時の構えが、自分の中で最も基本的なものとなっています。
最も基本的なショットをする時の、最も基本的な構え。レディーポジションと言っても良いかもしれませんが、そのポジションで構えてシゴいている時が、一番自分のストロークを意識しやすいのです。
これと言って撞点がシビアでは無い時は、自分はレディーポジションに構えてシゴきながら、自分のストロークイメージを反芻し、後はインパクトのタイミングを合わせることばかりをイメージしています。撞点は直前に得意の手癖で何とかするってことが多いです。
レディーポジションがストップショットをするくらいの狙い点ということで中心少し下なわけでして、押し球の時は当然最終的には上を撞くわけですから「下から上」になるので目立つ。けど実際には、引き球の時も「ちょぃ下から、もう少し下」と狙い点と撞点が変わっていると思います。捻りも同じですねー。
撞点がシビアな場合は話が別で、押しにしろ引きにしろ捻りにしろ、思いっきり切れさせたい時は狙い点と撞点に差はあまり無いと思います。
高橋プロもDVDを見ている限り、最終的にレディーポジションに近い形で撞き終わっているように見えたので、似たような理由なんじゃないかなと推測してみましたが、、、
こればっかりは高橋プロ本人に聞いてみないと分かりませーん!
押し球に関しては「下から上に捲り上げるように撞く」とキレるなんて言う説も聞きますので、それもあるのかもしれませんよ。
自分はその説が正しいかどうか分からないっていうか、押し球には全く自信がございませんので、ノーコメント!!
そうそう。それでですね。
「狙い点と撞点が変わる」と言う話で続きますが、自分で同じ癖を持っていながらなんですが、JPAの時に困ったのは、後輩K氏が自分と同様の癖を持っていたことであります。
先日書いた通り、JPAではタイムアウトを取ってアドバイスをする事が出来るのですが、回数に限りがあります。
ですから、どうでも良い所でタイムアウトは取りたくない。
なので、K氏が構えてシゴイているのを見て、雰囲気的に駄目そうだったらタイムアウト、大丈夫そうだったらそのまま放置にしていたのですが、、、
狙い点と実際に撞く点が全然違うもんだから、狙い点を見て「あ。これなら大丈夫そうだな」と思っても、実際には全然違う所を撞くもんだから、結果スクラッチしたりして。。。
それ以上に困るのは、厚みの方でしょうか。
空クッションのアドバイスをする時など、構えている時点ではOKだと思ったのに、ブスタマンテ並にキュー出しがドソッポからドソッポに向かうもんだから、これはもうアドバイスのしようがございません。。。。
自分もそういう風に見られてるのかな(^^;
あ。身近な初級者の方々へ。
今日書いたように、狙い点と撞点が違う場合が多々ありますので、撞点が気になった時は見て学ぶんじゃなくて、実際に質問してください!ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)ノ
P.S.
ちょぃと本文の補足を。
ブレイクで狙い点を下にする人が多いわけですが「下から中心へ捲り挙げるように撞くために」という理由の他に、キュー出しのイメージがしやすいという理由もあると思います。
レディーポジションが水平に近い初級者で良く見られるのが、撞点が上ずる癖。
基本的にキューレベルが水平に近づくほど、キューが無駄に長く出てしまいがちだと思います。撞点もタイミングもブレる。
技術で統制することは可能でしょうが、キュー先が下を向くような構えをしていた方が、キューをスパッと切るイメージがしやすいというのもあるんじゃないかな?
P.S.2
明後日はブレイク練習会なわけですが、目下の問題は近頃ブレイクの限界数が極端に低いと言うことであります。
普通にセットマッチの中でブレイクしているだけでも、3時間も撞いていると限界なんですが。。。
筋力の問題もさることながら、関節の方が。。。。ますますもってジジくさい。
関節に効くのは、コンドロイチン、ヒアルロン酸、グルコサミン、、、どれでしたっけ?
あ、そうだ。ブレイク練習会と言えば、参加者にメールで連絡したんですが、コウさんだけ前回連絡先聞き忘れたもんだから、連絡出来ていないんだった。
コウさん、ご覧になっていたら「前回と同じ感じで!」でお願いします(笑)
P.S.3
今週のアンケートは「感情が表情に現れてしまう事についてどう思うか」です。
「良いか悪いか」ではなく「格好悪いかどうか」で判定お願い致します。
「投票結果 - 無表情が良いとされることが多いですが、感情が顔の表情に出てしまうのは格好悪い?」
あと1日で締め切りです。