ブレイクの時、肘はどれくらい落ちるのか。東西対抗戦にて、プロのブレイクを観察しました。
1番綺麗な角度から撮影出来たってことで、まず河原プロ
「肘と背中の隙間」で見ると、昨日載せたマイブレイクの2枚目と同じくらいですが、「上腕の角度」で見ると私よりもだいぶ水平に近く、肘があまり落ちていない事が分かります。
続きまして土方プロ
だいぶ上半身を被せるようなフォームなので、背中と肘の隙間はありませんが、上腕の角度で見るとやはり水平に近い。肘が落ちていない。
栗林プロ
前の2選手に比べて上体が起き上がるので、肩の位置が高くなり相対的に肘の位置が下がっていますが、これで私の良い時と同じくらいでしょうか。
北谷プロ
同じくらい。
とりあえず、これ↓
は大振りし過ぎってのは明らかでして、こっち↓
も至って普通のようです。肘が後ろに向かってツンと出っ張っているくらいでちょうど良いんだろうなぁ。
ふーむ。大振りが完全に癖になっているからなぁ。反復練習して、「コンパクト過ぎ!」と感じてしまう感性を修正しないと。
「肘がどれくらい落ちるか」と共に「握り込み方」や「肩の使い方」などにも注目しておりまして、それを観察するのには真後ろからの撮影がベストだったので、プロのブレイクを真後ろからハイスピード撮影してきました
結構な数を撮ったので、全部載せるのは面倒くさいのでやめるとして、北谷プロのをば。
こうやってみると、体重移動の有無の差こそあるものの、腕の振りは以前に全日本アーティスティック観戦で撮影してきた、すんごいキュー切れを生み出すストロークに似てますね
キュー出し短く、最後にグンッと瞬間的に爆発して直ぐに停まる感じ。
こういうのを目指したい。ダラダラと長く出るキュー出しはやめたいのだ。けどなかなか直らないのだ。
さてさて。東西対抗戦ネタ、プレイからも1つ。
やはり選手の皆様、コンディションの速さには苦労していた様子。さすがはトッププロ、それでもミスは少ないのですが、ふと気を抜いた隙にコロコロコロコロとめどなく転がっていって嘆いていらっしゃる姿を何度か。
そんな速めのコンディションにて現れました、こんな配置
プレイヤーは栗林プロ。
こういう配置、9番をどちらのポケットに取るか迷いませんか?
こんな風に殺して停めるか
こんな風にバタッとさせるか。
8番に対してもっと厚ければ停めるし、もっと薄ければバタさせるんだけども「微妙!」っていうフリに出くわすことありません?
コンディションにも因ると思うんですよね。サンビリだと少し速いのでバタバタさせた方が妥当なのかなーと思っておりました。
JPAなんかで出くわすと、8番の入れにチビってバタバタさせる勇気が出ず、殺しに行くも中途半端な撞き方してシュートミスとか、力加減が中途半端で9番に対して致命的なポジショニングミスですとか、そんなことが良くあるので、しっかり撞いてバタバタさせた方が良いだろうな、と。
ですので、栗林プロがどう処理するのか注目していたのですが、何事も無かったかのように綺麗に殺していました。
どうにもこうにもね。技術力が足りないもんで、どうしても「しっかり撞く」ってのがハードショット気味になってしまう。しっかり弱く撞いていけない。
赤狩山プロばりのシットリ球が撞きたいなぁ、などと思っていた昨日でありました。
シットリ話は、少々明日へ続く。