鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

おび

4本立て


2本目と3本目はずいぶんと前に書いたネタなので、4本目で追記してます。


(1本目を書いたのもずっと前ですが、2本目以降に関係が無い)



1本目


学生の頃は寝ても覚めても球の事ばかり考えていたもんですが、今となってはそんなこともなく、球の事を考えるのは球屋にいる時(及びブログを書いている時w)だけなんですけどもね。


数か月前のとある日には、仕事中にまで球の事を考えてしまったので、いかん!と思って決めたのです。




ブレイク練は、ふさわしい時間、ふさわしい場所でのみやる!w





結局はブレイクの話でした。



せっかくいいイメージが湧いたのでブレイク練をしたい!っていう時が度々あるのですが、ハードブレイク練習するのに良い環境って限られますでしょう。


台間の狭い店や、客の入りが良くて周りに人が多いような店ではやりづらいし。


アンチハードブレイクな人がいる店(店の方針自体がそうな場合は特に)ではやりづらいし。


教え魔だったり、揚げ足取りが好きな人であったりがいる時はやりづらいし(これはブレイク練に限った話じゃないですが)


そういう時、そういう場所で無理にブレイク練習をすると、メンタル的に中途半端な状態での練習になりますので、練習の質が非常に低い。


するだけ無駄な練習どころか、悪い癖をつけるだけのマイナスの練習になる可能性が大。


環境が整っている時にだけ練習すべきだなってのが1つ。



もう1つは時間の問題。


ブレイク練習をすると、少なからずプレイに悪影響が出ます。ブレイクだけを見ても、それまで出せていた結果が出せなくなる。


なので「とりあえず、今日のステップアップブレイク練習はここまで!」とした後の整理練習が大事だと思うんですね。ブレイク練習の成果は記憶した上で、その他の点を元に戻そうという調整のための練習。


時間がない時にブレイク練習をすると、ブレイク練習だけしてぶっ壊して終わりってことになってしまう。


整理練習までする練習時間が取れる時にだけやるべきかなと。そう思っております今日この頃です。





2本目


私がメインで使っているOBクラシックプロシャフトはハイテクもハイテクで、トビが少なすぎる!ってなネタはしばしば書いております通りです。


0ってことはないだろうけど、感覚的には0みたいなもんだと以前に書きましたが、本当に0なんじゃね!?


って思う出来事がありました。



きっけー氏と相撞きしていた時にですね。出しミスだったか回ってきた球だったか忘れましたが、手球と先球がキスに近い状態になってしまいました。手球と先球の距離は数mm。


手球と先球とポケットは一直線上に。ようするに厚み100%で撞けば入れられる配置。けど数mmしか離れていない。



ダブルヒットルールが採用されているのならコールをして撞き抜けますが、ダブルヒットがNGとなると二度撞きに注意せねばいけません。



そういや、きっけー氏とは毎度細かいフォーマットは決めずに相撞きしていますが、昨今の情勢的にダブルヒット禁止は暗黙の了解ってことで、私はマッセ気味に(というかマッセで)引きをかけることにしたわけです。


真上から引き回転方向の撞点を撞き下ろしたわけですね。


トビによって手球が先球の方に流れて先球をポケットに向かって転がし、その後に手球は引き回転で戻ってくるようなイメージで。



そうしましたらですね




先球に当たらない





先球に当たらず引き回転だけかかってギュオォォーーっと。



あーはん?



マッセして、真上からキューとテーブルで押さえつけるような撞き方してなお数mmもトビが出ないってどういうこと?



かなり衝撃的な出来事だったので、後日ちょっくら実験をしてみました。


今まで実戦の中での感覚として「このシャフト、トビが全然でないなぁ」「出るのはカーブばっかりだな」と思ってはいましたが、練習の中で「どの程度のトビなのか」を確認してみたことって無かったんです。


そんなわけで、簡単ではありますが、こんな球を撞いてみることにしました。





図のようにセンターライン上に手球を置いてみまして、平撞き及び立てキュー(キューの角度は30度くらいかな?そこそこの立てキュー)で手球の左右を撞いてみます。


キューの向きは図上のサイドポケットに向かって平行移動で構えます。


平撞きも立てキューも、捻りの回転が良く乗るくらいの力加減(あまり強くなく)撞いてみます。どうなったか。


平撞きは左を捻った時は左の角、右に捻った時は右の角に当たりながらサイドポケットに入りました。


左を撞いた場合で大体こんな感じ。





立てキューをした時はカーブが大きいので、ポケットインすることなく左右に外れていきました。



それはまぁハイテクシャフトなら普通のことかなと思います。トビの大きなシャフトだと左を撞いたら右の角に当たって、右を突いたら左の角に当たるってことがありそうですが。


問題はですね。軌道です。手球の軌道。センタースポットにはシールが貼ってあったのですが、全弾、そのシールの上を通過していきました。


立てキューで左を撞いた時を例に出すと、こういう軌道なわけですね。





かなり左捻ってますんで、イメージ的には






トビが出て、上図みたいにセンタースポットを巻いてくるような軌道になるんじゃないかって気がするんですが、実際にはカーブの出始めまでほぼ真っ直ぐ転がるんですわ。





トビ0事件勃発。





あのですね。こんなにトビが小さいのはOBクラシックプロシャフト全般に言えることなんでしょうか?個体差で、私のシャフトが特に?


OBクラシックプロシャフトは、自分のシャフト以外は購入のキッカケになった有田Pの物を借りて数球撞いただけです。


他の人の物を借りて撞いたことは無いし、そもそも滅多に見かけません。


プロじゃないOBクラシックシャフトも、1度借りて数球撞いただけ。



OB1も数球だけ。


その他のOB製品は0。


なので、OB製品全般的なスペックなのか、OBクラシックプロシャフト独特のものなのか、私のシャフトの個体差なのか。


とにかくトビがないぞ!


それが嫌なわけではないですが、驚いております。


他の人のOB、撞いてみたくなった。






3本目



「ジャンプはいつから練習すべきか」「セーフティーはいつから使うべきか」といったお題と並んで良く話題にあがる「捻りはいつから使うべきか」問題。


最近A級を目指して努力中のキッケー氏が、捻りでお悩み中。



私が見ている限りは捻りを全く使わないわけでもなければ、多用するわけでもないし。上手いわけでもなければ、下手なわけでもないし。


B級相応の捻りなんじゃないかなーと思っていたんですが、誰も文句を言えないレベルの某トッププロから、「今のプレイスタイルの(捻りを使わないスタイルの)限界に来ている」と指摘されたらしい。


そんな話を聞いて、某トッププロになんぞ反論しようがないので「ふむ。そんなもんなのか」と納得した私です(笑)



きっけー氏は元から「捻りをもっと使った方が良いのだろうか」と悩んでいたらしく度々質問を受けていたのですが、プロに指摘されてからより一層捻りで悩んでいるようで。


最近の悩みの種が、シャフトをどうするか。


今のきっけー氏のシャフトは、なんでしたっけ。あれ。私の道具に興味がないっぷりが良く表れてしまっているぞ。忘れた。何でしたっけ、あのシャフトww


MEZZの準ハイテクのやつ。


そこそこトビが出るシャフトで、頻繁に相撞きしている私のシャフトがなんせトビ0問題を抱えているOBクラシックプロですので、トビの大きさの差は激しい。


そのMEZZの準ハイテクは不自然なハイテクさがなく「ノーマルから移ってきた人が使いやすい」だなんていう話を度々耳にします。



きっけー氏は歴だけなら私よりも長く、ノーマルを使用していた歴も長いとのこと。



そんなキッケー氏とこんな話になりました。


ハイテクらしいハイテクシャフトってのは、ノーマルを使っていた時期に捻りを使っていた人だからこそ違和感を覚えるのであって、ノーマルを長く使っていたからと言って特に捻りを使っていなかったような人は、いきなりハイテクに移ってしまっても大丈夫なんじゃないかと。


そんなわけでOBクラシックの後継シャフト(OBクラシック自体は廃版に)をポチるだとかなんだとか言って、カートに入れたってところまでは聞いたんですが、どうなったんだ!?



私が初めて覚えた捻りってのは、5-9での2出しの仕方としてOさんから習った押し捻りでの切り返しでした。


次いで、先輩から習った、タッチ球の入れの手段としての引っかけだったかな。


それらを覚えたのはC級の頃だったんで、大枠での「捻り」はC級の頃から使っていたってことになるんですけどね。


長らくは捻ると言ってもせいぜい半タップ程度の捻りでして、もっと外側の撞点を使うようになったのはA級になってだいぶ経ってからだった気がします。シャフトのトビの違いなんてのを実感できるほどの捻りを使うようになったのはA級になってから。


自分がそうだったからこそ、きっけー氏に「もっと捻りを使うべきなのか」と聞かれてもYESとは言えなかったわけでして。


キュンキュンの捻りは使っていませんでしたが、半タップ程度の捻りは昔からよく使っておりましてね。


典型的な「捻りでごまかす球」になってしまっているという自覚がありました。未だに押し引きのラインは不正確です。それを自分の欠点だと思っていました。今も思っています。


そして自分とは違って、某H君(私より若く、後に球を始めてあっという間に抜き去って行ってSAに)は、今はそりゃ捻りも使うでしょうが、当時はほとんど捻りを使わない、正確に芯を撞いての手球コントロールでガンガンに取り切っていましたから「芯をしっかりプレイヤーは強い」というイメージがあり。


また逆に、先日も書きましたが、MAX捻りでセンターショットを入れてドヤ顔をし、出来ないプレイヤーを馬鹿にしてくるB級がいて「そんな練習ばっかやってるからB級なんだよ」ということで喧嘩になったという経緯もありw


早期の捻りに関しては、あまり良いイメージがないのですな。


ただまぁ例にも出している通り、私の捻りに対する持論ってのは、私の身近にいた特定の人物を頭に浮かべての良いイメージ悪いイメージってのにだいぶ引っ張られている気がするので、良いジャッジは出来ないと思います。


そういや、昔から言っているではないですか。道具と捻りのことは私に聞くなって(笑)



4本目


これも既に何か月も前ですが、きっけー氏がちゃんとポチってOBクラシックプロシャフトの後継シャフトを購入しました。


だいぶ捻りの悩みが解消されたらしく「道具だけで一気に成長した」とか言ってました。だからさっさと買えって言ったのに、、、


実際に道具の性能に助けられているっていう部分もあるでしょうし、「もしかしたらシャフトを変えた方が良いのかも?」と、元々使っていたシャフトに信頼をおけなくなっていたのが解消されたってのもあるんじゃないでしょうかね。


んで、きっけー氏が買ったシャフト。


私が使っているOBクラシックプロシャフトはもう廃版になっていて、きっけー氏が買ったのは私のシャフトの後継という位置づけのシャフトのようなのですが、見た目も撞いた感触もずいぶんと違うぞ。。。


でもトビが少ないってのは一緒かな。

そういや「OB」ってずっとオービーって発音してたんですけどオビなんですね。


そういやOB1はスターウォーズのオビワンが由来だって言いますし、そうしたら確かにオビか。


となると、私のシャフトはオビクラシックプロ。


オビクラシックとか、なんかそういう競馬のレースありそうだなw


オビっていうと、某放送局のアナウンサーが浮かんで来るし。。。