鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

道具を見直す

自分語りが長くなってしまったので大幅に改稿してお送りしますが、元の下書きによれば、私は今までに11本のブレイクキューを購入したらしい。


しかしその大半が2万円未満の安物ブレイクキュー。


所持している(所持していた)中で定価が最も高いのはJCカスタムなんですけど、それはセカンドハンド(正確にはフォースハンドですがw)で格安で譲ってもらいましたゆえ、買値はそんなに高くない。


支払った額が最も高いのは、歴1か月の時に初めて買ったブレイクキューであるMUSOUであります。


MUSOUって、MUSOUの刻印と別にMUSASHIとも刻印があるんですよね。


しばしば中古で「MUSASHIのブレイクキュー!」とか謳って売られていることがありますが、そんな大層なもんじゃないし。


それに対して「MUSASHIのブレイクキューなんて存在しない」「後から書き込んだパチもんだろう」とかいうコメントがついていることも多いんですが、いやいや、実際に刻印はあるんですよ(笑)


アダムさんがどういうコンセプトで出したのかは良く分からん。私は衝動で買っただけなのだ。なんせ当時まだ歴1か月でしたからの。


そのMUSOUを使っていたのはB級の途中まで。


どうもあまり良いブレイクが出来た覚えがない。


けどそれは単に自分の腕前が悪かっただけなんじゃないかという思いがあるし、なんせ私が今までに一番の大枚をはたいて買ったブレイクキュー。「使いこなしてみたい」という気持ちがずっとある。


最近またその思いが一段と強くなって「とりあえずタップを交換しよう」と思い立った。


今ついているのはウォーターバッファロー。ただのウォーターバッファローではない。水気を含みまくって膨らんでしまった経験を持つウォーターバッファローであるw



元々はウォーターバッファローをかなりキツめに締めた物だったのでそこそこ良いタップだったと思う。


が、何度かブログで大雨の記憶として語っている、とある台風の日にBC戦に出て、帰ってきてそのまんまケースをほっぽり出しておいたら、翌日タップはブヨブヨになりシャフトは膨らんで段差が出来てしまった事件で被害を受けた一本がMUSOUなのだ。


プレイキューの方は、しばらく乾かしたら段差は無くなって元通りになったものの、タップはブヨブヨで使い物にならなかったので交換した。


ブレイクキューの方はと言えば、MUSOUのシャフトにはスチールパイプが埋め込まれていて木の部分が少ないせいもあるのだろう。シャフトが膨らんだりはしなかったのだが、やはりタップはブヨブヨ。


しかし、その後タップを交換した覚えはない。


記憶が朧だが、ちょうど先角一体型のキューに興味を持ち始めた時期で、それを機に買い替えたんだったかもしれない。


なんにせよ、MUSOUには今もその当時のブヨブヨタップがついたまんまなのである。私的な記憶遺産と化している。


なんせ、懐かしすぎてそのタップを交換出来なかった。


けども、また使ってみたいという気が強いので、となるとさすがにタップ交換はせねばなるまい。


とりあえず樹脂タップに換えておけば、結果はそこそこ出せるんじゃないか?「クソみたいなキューでも、樹脂タップをつけておけばとりあえずなんとかなる」とか、某キューショップの店員も言ってたぞ。


想定外に良かったりなんかしないだろうか。


そんな淡い期待を持って、来月MUSOUのタップを交換する予定。


ブヨブヨタップにはやっぱり思い入れがあるんで、交換前に自分で外して保管しておこっとw



もう1本。JCカスタムブレイク。


こちらは定価では最も高いブレイクキューでありますが、やはり合わない。合わないのだけれどお高いだけに「いつかは使いこなしてみたい」という、MUSOUに対してと全く同じ気持ちを持っている。


合わないと感じる理由もMUSOUと同じで、振り心地がしっくりこないのだ。


しかしなにやらmiwaさんに貸したら、調整してくれたもよう?



となると、こちらもタップ交換をせねばなるまい。


こちらの純正シャフトは別にブヨブヨになったわけではないが、しかし革タップがついている。


革タップのブレイクキューも一本持っておきたいと思っての判断だったが、最近は革タップでブレイクをしたいという気持ちがないので、MUSOUと一緒に交換してしまおう。




パワーブレイクはどうしようかなぁ。


じゃんけん大会で引き当てた初代のDIプロシャフトと、中古で購入したパワーブレイクのバット。


どうもこのバットがカスカスの全くパワーの無いハズれのバットのようで、打感は悪いしパワーもない。シャフトは良いだけに宝の持ち腐れなのである。


これは「いつか使いこなせるかも」とかいう思いは無い。バットが悪すぎるのだ。


(パワーブレイクの話の続きは翌日分へ)




今も変わらず、メインで使っているのはポイズンブレイク。振り心地は最高に自分に合っているので、ブレイクしていて気持ちがいい。


パワーは一昔前までは「パワーはないが充分」と言っていたけれど、他のブレイクキューがどんどん進化していった今となっては「パワーはない」と言えてしまう気がする。


ただまぁ、コントロールブレイクをするには充分だし、私が求めるハードブレイクはキューを変えてどうにかなるもんでもないので、パワー面への不満は特にない。


最近不満に思ってきたのは音。


ここんところ何名かのプロのブレイク練習風景を見ていて「良い音だなぁ」と思っていた。


当たりの良さもさることながら「そもそも私のキューじゃあんな音は出せない」と思っていた。ようはインパクト音が私のキューは軽いのである。どんだけ良い当たりをさせられたとしても、あまりいい音は出ない。こればかりは腕前でどうにかなるもんじゃない。


音が不満ってところで、ブレイクキューを換えたくなっている今日この頃。



今回のネタを書いていて思い出したこと。


BK2やDIが出た頃から樹脂タップが一般的になってきたけれど、それまではブレイクキューも革タップの時代。


私が初めて買ったMUSOUも最初は革タップだった。


ある時に「ブレイク&ジャンプ用」というタップがあることを初めて知り、初めてつけてみたのがRDのジャンプ&ブレイク用だった。カッチカチもカッチカチである。


そのタップに交換してもらい、試し撞きの第一球。テーブルを2台飛び越えての場外をしたことは今も忘れない。


「これは危険な代物である」というのが、私の樹脂タップに対するファーストインプレッションであった。


MUSOUに最後につけていたのがウォーターバッファローだったというあたりからも、当時の私が樹脂タップを危険視していたのが良く分かる。


MUSOUはスチールパイプが入っているだけにシャフトがカッチカチなせいもあると思う。硬いシャフトに硬いタップをつけると、それはもう金属みたいになってしまうのだ。


最近はまた少し好みが変わってきたが、長らく「やわらかめのシャフトに硬いタップ」が好みだったのは、当時の反省が大きいのかもしれない。



もう1つ思い出した。


平撞きブレイク練習を始めたばかりの頃は「平撞きブレイクは革タップの方がやりやすい気がする」と言っていた覚えがある。


今はそんな気持ちは無く平撞きブレイクも樹脂タップのキューで撞いている。単純に、9ボールと10ボールで別々のブレイクキューを使うのが面倒だったもんだから、樹脂タップ1本に絞ってしまい、今はもう慣れたからという理由。



今は、ブレイクキューには樹脂タップをつけているっていう人が圧倒的多数だと思うけれど、普段樹脂タップを使っている皆様。いきなり革タップのキューでブレイクって出来ます??


いや、そもそも革タップで撞く機会がないかもしれませんがw


私は思い付きで革タップでブレイクすることがしばしばあるんですが、皆々様は可能性があるとしたハウスキューで撞くことになった時でしょうか。


打感が違う、音が違うってのは当たり前ですし、パワーにも差があることでしょう。それは当然として。


どうも手球のアクションも違う気がする。これはどうなのか。


同じように構えて同じように撞いて。恐らくは同じ撞点を撞いていると思うんだけど、手球のアクションが違う。結構違う。



以下は勝手な推測ですが、ほんのわずかな接触時間の違いなのかなーと思っています。


完全に水平にインパクトをするのは不可能で、多少なりともキューに角度がついた状態でインパクトをする。


仮に真ん中を撞いたとして、球離れが早い樹脂タップならば無回転で手球が飛んで行くけれど、革タップだと若干球離れが遅い分、キューが引っかかって少し回転がかかる。


そういうことはあるんじゃないかなーって。プレイで、タップが違うと回転の乗りが変わるってのと同じことかなと。



私には「樹脂タップと革タップ」というアバウトな括りでしか判別出来ないけど、分かる人は樹脂タップの中でもさらに判別が出来たりする!?