「効エネルギー」日記

2016-06-25

電力自由化関連セミナー

昨日は早く目が覚めてしまって、その後眠れなかったので頭が重かったが、午後大阪ドーンセンターまで足を運んだ。時に雨がぱらついてはいたが大雨にならなかったのは有り難かった。CASA(地球環境市民会議)主催の環境市民講座があり、講師が旧知の関西大学安田 陽 先生と、大阪ガスのガス製造・発電事業部から、電力事業推進部の藤田マネジャーが電力自由化について語るというものに参加したのだった。安田先生の話は、風力発電太陽光発電がなぜ日本に普及しないかということが中心で、電力自由化については透明で公平な市場の存在が重要だということの説明は、50人ほどの聴衆にはわかりにくかっただろう。大阪ガスの電力事業の話も、まだ4月から始まったばかりということもあるが、信頼できる事業者が行う電力供給だということに力点があって、同社が感じる今後の課題にまで説明が行かなかったのは物足りなかった。大阪ガスの電源構成の説明があって、国内に10.7万キロワットの太陽光風力発電設備を持つことを知ったが、現在保有する184万キロワットに占める比率がまだ少ないのに聴衆は不満を持ったのではないだろうか。平成28年度計画値で、FIT電源が7%となっていたが、この増強と、天然ガス火力の拡大を行って顧客増に対応する必要があるだろう。現時点ではガス顧客に電気を売るのが主流だろうが、今後関電の域外も含めて、電気だけの商いを増やすのかどうかははっきりしなかった。

2016-06-24

英国EUから離脱

国民投票の結果、僅差ながらEUからの離脱が決まった。世界の経済、とくに金融市場が大きく動揺するだろう。リーマンショック以上の状況が出てくるかもしれない。先日エネルギーについて書いたが、さらにEUから離脱しようとする国も続出する可能性があり、そうなると、EUの同一市場を前提にして成立していた電力系統制御の一体化も崩れるかも知れない。いまは、電力は国境を越えて自由に往来しているが、ドイツの風力・太陽光発電フランスの出力を変えにくい原発からの電力を制御して系統を安定的に運用することが難しくなるかも知れない。また、地球温暖化ガスの排出抑制に向けたEUの政策についても、実現性に疑いが出てくるかも知れない。キャメロン首相の博打が裏目に出たのだが、英国だけではなく、世界の大混乱を招くであろうことは、歴史に残るものとなるだろう。EU離脱を唱えていたグループも、自分たちが勝つとは思っていなかったのかも知れない。

2016-06-23

エネルギー消費効率化への補助

大阪府堺市は、市内事業所の省エネルギー化を推進するため、LED照明や高効率空調等、省エネルギー性能の高い機器・設備の導入に対して補助金を交付する事業を実施している。補助率は対象経費の1/3以内。この補助金申請期間は12月28日(水)までで、先着順で予算の範囲内で申し込みを受け付けている。事業所全体における申請前直近1年間のエネルギー使用量が、自動車エネルギー使用量を除いて、原油換算で1,500kL未満である市内事業所(新築、移転対象外)。ただし、対象事業所であっても、住宅に係る建物、風俗営業等は除くことになっている。LED照明、高効率空調、ボイラ、高効率給湯設備、高効率制御冷蔵庫、工業炉、乾燥炉、EMSエネルギー管理システム)、コージェネレーション設備、トランスインバータ制御コンプレッサーなど(システムを含む)。リース契約は対象にならない。この補助制度は全て機器の導入に対するものであることが問題だと思う。機器導入の前に、現在のエネルギーシステムの稼働状態とエネルギー消費のデータを集めて、まず現在の建物全体のエネルギー効率を上げることができないかをシミュレーションすることでなければ、エネルギーの無駄をそのまま引き継ぐことになるからだ。穴だらけの工場に高効率空調を入れる前に、穴を塞げば、空調機のサイズも小さくなり、投資は少なくなるはず。このような無駄をまず調べて手当をした後に、機器の導入と言うことにならなければ折角の補助金が生きたものにはならないと強く思う。

2016-06-22

英国EU離脱

明日23日に英国で、EU離脱を巡る国民投票が行われる。残留、離脱の勢力が拮抗しているために、世界が注目している。もし離脱した場合、エネルギー供給の状況がどのようになるか考えてみた。英国欧州大陸から天然ガスを輸入している。以前は輸出国だったのだが、需要の増大に生産が追いつかず、ガス田の枯渇もあって、海底パイプラインで輸入している。また、電力についても、フランスベルギーなどと海底高圧直流送電線で結ばれていて、電力の輸入をしている。ノルウェーとも電線を結ぶプロジェクトが進んでいる。英国の風力、太陽光発電の出力変動をノルウェー水力発電によって補おうというもの。電気が余った場合はノルウェーの発電用ダムの水を揚水するのに使い、不足する場合には供給を受ける。また、北海に建設されている洋上風力発電の電力も輸入するが、これもEUとの関連が深い。もし離脱すれば、EU諸国からのエネルギー輸入という形になり、関税がかけられてコストが上がる可能性もある。そうなると頼れるのは自国産の石炭原子力発電になるが、石炭には地球温暖化ガスが多いという問題があり、原発については、新設の計画が大幅に遅れそうだという問題がある。EU離脱派はこのことを理解しているだろうか。エネルギーも輸出入される商品になっている欧州では、単なる経済問題ではなく、安全保障にも関わるものとなるはずだ。明日英国民が出す結論を待ちたい。

2016-06-21

心臓トレーニング

心筋梗塞に襲われて、一時は家族を呼んだ方が、と言われるところまでになってから、この8月で丸5年になる。退院後もすぐに病院へ逆戻りするかもと心配したが、お陰様で、無理はきかないものの、日常生活には支障なく過ごしてこれた。ワイフやお医者さんはじめ多くの方の支えがあってのことだ。先日、この様子を見た主治医から、心臓トレーニングをしてみますか、と誘われた。これを受ければ、まず、普通では無理な負荷をかけた状態で、心臓がどのような動きをするかが分かるし、しばらく続ければ、機能が多少なりとも良くなるらしい。それを今日の午後第一回を受けてきた。最初に基本的な体力である脚の力を、早歩きなどで測定し、次いで、自転車をこぐような運動を、脚にかかる負荷を変えながら2〜30分。足回りの筋肉は案外強さが残っているようだ。その間。常時心拍計を付けて心電図を見ていたが、多少心配した不規則な脈拍も出なかったのにはほっとした.来週このデータに応じた運動をして、継続的な負荷を心臓に与えてトレーニングをするとのこと。運動をしなくてはと思いながら、ついつい怠けてしまうのがこれまでだったが、病院まで行って運動ができるのは、時間さえとれれば、実に有り難い。そして、それほど複雑なことをするわけではないから、一定期間を過ぎれば、自宅で継続できるようになるだろうと期待している。