「効エネルギー」日記

2016-07-26

JR東の環境モデル駅

高圧交流を使う新幹線を除いて、JRの列車を駆動する電気の供給システムは、直流システムになっていて、若干の区間を除いて北から南までつながっている。この管理はそれぞれの地区のJRが行っているが、それを統合させれば、現在の送電系統を補うネットワークになるのではないかと日頃思っている。そこまでの話ではないが、東日本旅客鉄道(JR東日本)は浦和駅さいたま市)を環境配慮型のモデル駅にする方針だ。全国で初めて天候や列車のダイヤに合わせて電力の使用量を自動調整するシステムを導入するほか、ホームの屋根に太陽光発電パネルも設置する。このモデル駅で調整システムが完成すれば、多くの駅にこれを適用することができるだろう。駅舎の屋根に太陽光パネルを設置するのは意外に進展しないという印象を受けているが、ここで発電される電気は直流だから、路線の架線で駅間のエネルギー消費の調整もやりやすいだろう。JRだけでなく、全ての鉄道路線の屋根で太陽光発電をすれば、細長いが巨大な発電所が生まれることになる。電気設備の取り扱いに長けた企業が取り組むことを奨励すれば、どれ位の規模の発電規模になるだろうか。環境省などで試算してくれないだろうか。

2016-07-25

温室効果冷媒

これまでにも触れたことだが、南極オゾンホール拡大の原因とされるフロンの製造・廃棄が厳重に管理された結果、オゾンホールは小さくなってきたと報じられている。だが、そのフロンに代わる冷媒として、塩素を含まない代替フロンが開発され利用が拡大していた。ところが、これが強い地球温暖化効果を持つことが分かり、この問題の解決が世界的課題となっている。今日のNEDOニュースで知ったのだが、NEDOは、高効率で低温室効果を有する冷媒の開発と、それを使用した高効率な中小型空調機器開発に着手したということだ。開発する冷媒の安全性・性能評価を実施し国際規格化を目指すとともに、家庭用空調機器などを対象に省エネ化と低温室効果冷媒への転換を促進する。この取り組みを通じて、パリ協定における日本の代替フロンであるハイドロフルオロカーボン(HFC)排出削減目標である2030年までに約1020万t-CO2(2013年比で32%削減)の削減達成に貢献する計画。今後、パリ協定などの地球温暖化対策に係る国際的な規制により、現在使用している冷媒が使用できなくなる可能性があることから、新しい冷媒の開発と、使用量としては圧倒的に多いのが家庭用空調機であることに対応して、この冷媒を使った高効率家庭用空調機を開発しようとするものだ。これを世界に先んじて開発に成功すれば、その事業性も極めて高く、日本が市場を支配することもできるだろう。

2016-07-24

東京ガスの新電力事業

大手の都市ガス事業者は揃って4月から新電力事業を開始したが、最大のガス顧客数を持つ東京ガスが、低圧電力の申込件数が40万件を突破したと発表した。7月20日時点での数字では約40万1千件。4ヶ月での数字だから、申し込みのペースは4月以降鈍化しているが、月4万〜5万件当たりで下げ止まっているとはいえ、年度末までに80万件到達も視界に入ってきた。顧客接点をガス供給事業の中で育ててきたのが有効に働いているのは確かだろう。だが、東京電力パワーグリッドが、スマートメーターで集めた顧客のデータが、新しく顧客を得た東京ガスなど新電力に正しく伝えられないという問題が起きているのが、この進展に水を差すことも考えられる。東京電力パワーグリッド(PG)による電気の使用量通知の遅延について、確定値を示すことが難しい顧客と7月末から協議を始めると発表している。前年同月もしくは当年前月の使用量のうち、少ない方を当月の使用量として確定するよう提案。顧客が了解すれば、料金を精算するという。だがこれが東京ガスの責任で起きたことではないと言うことを顧客に説明するのには大きなエネルギーが必要だろうし、顧客の信頼を失いかねない。東京電力からの切り替えを躊躇する顧客も出てくるだろう。東京電力PGはまだ、いつデータ収集が正常化するか発表していないが、社会問題となる、あるいは、訴訟になる可能性もある。

2016-07-23

自然氷で知る地球温暖化

昨日述べたのは、NASAの発表したデータで、昨年はこれまででもっとも世界の平均気温が高かったということだった。これが身近に具体的な現象としてあることを今日知った。かき氷に使うのには天然氷が最適だそうだ。ゆっくり凍るために内部に空気が閉じ込められず、気泡が少ないために堅くて溶けにくいのだそうだ。天然氷は冬場に専用の池で2週間ほどかけて凍らせる。かつては全国各地で採氷されたが、現在は7カ所のみになっているという。山梨県北杜市の天然氷店「蔵元八義」は「暖冬の影響で200トンの予定だった採氷量は80トンにとどまった」という。暖冬の影響で採氷量が減少しているのだ。天然氷を売りにしてきたかき氷店は工場で作った純氷への切り替えや営業時間の短縮など対応を迫られている。一方、かき氷向けの注文が増えた製氷会社は、フル生産で夏を迎えている。製氷会社ではかき氷向けやコンビニエンスストアのアイスコーヒー向けなど増産が続いている。「ロックアイス」ブランドの小久保製氷冷蔵(千葉県八千代市)は今夏の生産量は当初計画を20%上回る見通し。暖冬は間違いなく進んでいるようだ。天然氷の現象も地球温暖化証左であることは確かだろう。北極海の氷の面積もこれまででもっとも少なくなっているそうだ。

2016-07-22

世界の平均気温

米海洋大気局(NOAA)によると、6月の世界の平均気温は過去137年で最も高く、14カ月連続で過去最高を更新した。また北極の海氷面積は今年前半に観測史上で最も小さいレベルにとどまったとNASAは指摘している。人間の活動に伴って排出される二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスが、気温上昇や海氷縮小が長期的に続く原因となっていると警告しているが、地球温暖化温暖化ガスによるということを否定する人もいる。CO2などの温暖化ガスは人間の活動から生み出されてものだが、その排出量の増加と気温の上昇を統計的に分析すると強い連関があることから、世界的な動きとして温暖化ガスの抑制に向けた動きが実施されている。だが、温暖化の抑制にどれほど効果があるかが分かりにくいのが難点だろう。米航空宇宙局(NASA)は19日、今年1〜6月の世界の平均気温は、観測記録が残る1880年以降で最高となったと発表している。人間が作り出したフロンガスによって南極オゾンホールができ、太陽からの紫外線が直接地表に届くようになり、癌の発生が増加するとされ、フロンガスの管理が世界的に徹底された。その結果最近オゾンホールが小さくなったと実証されているが、因果関係を明らかにしにくいのが長期の変化だろう。地球の気温が高くなっていることは実証されているのだから、少なくともCO2の排出抑制によって温暖化傾向が弱まったとするデータが出ないものだろうか。