公式サイト:http://www.kaiyoutendo.com/(音が出ます!)
監督・脚本:シュエ・シャオルー
エグゼクティブプロデューサー・プロデューサー:ビル・コン、ハオ・リー
エグゼクティブプロデューサー:マ・ハェフン
プロデューサー:トーマス・チョウ
共同プロデューサー:マシュー・タン、シノ・ジウ、アリス・ヤン、ジェイソン・リン
撮影:クリストファー・ドイル
美術:イー・チュンマン
編集:ウィリアム・チャン、ヤン・ホン・ユー
衣装:スタンリー・チャン
音楽:久石譲
サウンドデザイン:ハー・ウェイ、ロッキー・チャン
(2010年 中国)
※ネタバレ含みます。
【ストーリー】
水族館勤務のシンチョン(ジェット・リー)は、
21歳になる自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで大切に育ててきた。
ある日シンチョンはガンで余命わずかと診断され、息子の将来を案じて心中を図る。
だが、泳ぎの得意なターフーが海面に顔を出したため、
シンチョンは息子に一人でも生きていけるよう教育することを決意する。
(シネマトゥデイより転記させていただきました)
予告編で「アクションスターのジェット・リーが演じたのは…」とあったのを
ジェット・リーって誰やったっけなぁ〜等と、ぼんやり考えながら見てたのですが。
なんと、ジェット・リー=リー・リンチェイ(李 連杰)だったんですね。映画を見てやっとわかりましたよ。
リンチェイ主演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明」(1991年)は
リアルタイムで見て、そのカッコよさにホレボレした唯一のアクション映画。
どうやら、その後は彼の出演映画を見ていなかったようです私。
武術の達人でありながら、穏やかで優しい顔というのがリー・リンチェイの印象でしたが、
この映画でも彼のどこまでも優しい表情と振る舞いが、印象的。
私の友人に一人、水郷とかプールとか海とか川とか、とにかく水が好きな人がいるのですが、
彼女にぜひお薦めしたい映画だと思いました。
そういえば、クリストファー・ドイルは「レディ・イン・ザ・ウォーター」(2006)でも、
水をとても印象的に映し出していましたね。
ストーリー的には、この映画にあまり乗り切れなかったというのが、正直な感想です。
近所で商店を営む女性チャイ(ジュー・ユアンユアン)や、リンリン(グイ・ルンメイ)、
リュウ先生(イェン・ミンチュー)や施設長など、出て来る女性達が皆いい人だらけなのは
ちょっとこそばゆい感触でした。
それと、エンディングの曲がアカンでしょ。
もっと淡々とした静かな曲、例えばここで久石さんの音楽が良かったと思うのですが。
なんとなく映画全体に漂う「観客を泣かせてやろう」的ムードがちょっと苦手かも。
私がヒネくれ者のせいかもしれませんが。
暑い夏にひとときの涼を感じる、そんな映画だけにこのあたりがなんだか残念。
そうそう、ターフー(大福)って名前、可愛いですね。
彼がつかまって泳ぐ海亀の、ちょっと迷惑そうな顔も可愛かったです。
梅田ガーデンシネマにて鑑賞。