新小児科医のつぶやき

2011-11-11 TPPと皆保険と混合診療への初歩的な疑問

私らしくないと言われれば謹んで陳謝しますが、ザラッと調べても「なるほど」と腑に落ちるような説明がなかったので感想みたいなものです。これだけ話題になっているので一度ぐらい書いておくぐらいの意味でお受け取り下さい。


TPPってなんだ?

どうにも荒っぽい理解に留まってしまったのですが、どうやらアメリカ主導の自由貿易圏ぐらいでそんなに間違っていないように考えています。日本だけでなく多くの国がアメリカとの貿易は重要ですから、アメリカが「こんなん作りました♪」と言われれば「ワシゃ入らん」と言い難そうなものらしいのも、なんとなくわかります。

ただ内容はかなりシビアなものらしく、今までの貿易ルールをかなりアメリカ流に変えて入る必要がありそうなのは判ります。そうなると賛成派と反対派が出てくるのは必然で、ネットだけでなくTPPに関する情報は、賛成派か反対派にベースを置いた解説ばかりになっているように感じています。私の探し方が悪いのか、「これぞ中立」みたいな解説には残念ながら出会えませんでした。

それだけメリットとデメリットの論点が広いのでしょうが、賛成派はメリットと参加しないことの日本衰退を力説され、反対派はデメリットとその及ぼす影響を説いているとすれば良いのでしょうか。立場が変わればそうならざるを得ないのは仕方がないのですが、読んでいると「どっちがホンマ」と感じているのは正直なところです。

賛成派のメリットはそれなりに判るとしてもデメリットについてはウニャムニャな感じと言うか、ちょっと我田引水過ぎる様に感じてしまう部分は多々あります。反対派もデメリット部分は判るとしても、メリット部分についての言及が乏しいとすれば良いでしょうか。

それでも、あくまでも漠然とした感想ですが、差引勘定ではややプラスぐらいじゃないかぐらいには見ています。ただプラスと言っても全体に公平にプラスな訳ではなく、メリットを受ける層はしっかり享受し、デメリットを受ける層は途轍もなく落ち込むみたいな合計がややプラスぐらいとすれば適切そうな感じです。

もう少し言えば、本当にメリットを受ける層はさほどではなく、ややマイナスも含めたデメリット層の方が広そうな印象もあります。あくまでも印象ですし、確固たるソースが無い事はお断りしておきます。ただ賛成派にはマクロで増えたメリットの再分配について聞きたいところですが、あんまり言わないところを見ると「それは考えていない」ぐらいに解釈しています。

つうか、それぐらい良くわからないのがTPPと感じています。


そいでもって、どうやら医療分野も影響を受けるようです。これも色々あるのでしょうが、出てきている論点はどうも2つのようで、

  1. 外国人医師(及び医療関係者)の流入
  2. 混合診療解禁

これがTPP加入により問題になるらしいです。


外国人医師の流入

ホンマに入ってくるかは個人的に疑問です。理由は単純至極で言葉の壁です。日本語の構造は欧米人にとって悪魔のような存在とされます。たとえ話に神が悪魔に罰を与えようと、ありとあらゆる責め苦を与えたが悪魔は一向に平気なのので、最後の最後に「バスク語を習得せよ」と言ったら、さすがの悪魔が恐れ入ったと言うのがあります。バスク語も日本語と良く似た文法構造になっているとされます。

日本人が英語が苦手なのは言語構造が極端に違うためと言うのも大きな原因であり、医師の留学でも、どんなに準備して行ってもこの壁は多かれ少なかれぶち当たると聞いた事があります。文章を読むだけならともかく、専門的な日常会話レベルがスムーズに聞き取れる様になるには一つの壁が厳然としてあると言う事です。

とは言うものの日本人の英語教育もかつての文法英語・受験英語コチコチ時代より進歩していると聞いた事はあるので、日本人が英語を話すのはまだしも可能かもしれません。そうする事がこれからの社会で必要とされていますから、私の世代とは比較にならないとは思います。

しかし外国人が日本語を覚えるのも日本人が英語を覚えるぐらいの努力が必要です。そこまでして外国人医師が日本語をわざわざ習得するモチベーションが出てくるかと言えばかなり疑問です。


日本人に限らず医師であれば英語の素養はあります。そうであれば新たに日本語を習得するよりも、英語が使える国に流入すると考えるのが自然です。それこそアメリカなりにです。オーストラリアだって、ニュージーランドだってあります。それでも流入してくる外国人医師はいるかもしれませんが、来るのは日本に特殊な思い入れをしている医師か、アメリカやオーストラリアに行けなかった医師になると考えるのは妥当そうに思います。

逆に日本人医師の方が流出する可能性は十分にあります。差し引きすると流出する方が多そうな気がしてなりません。ほいじゃ、日本人医師の流出問題がTPP加入の問題点になっているかと言えば、どうもそうではなく外国人医師の流入問題の意見が多そうに感じています。しっかし、医師同士の会話もそうですが、種々雑多な患者を相手にする診察会話が出来るほどの日本語をそんなに簡単に習得できるとどうしても思えません。

これもTPPでよく判らない点です。


混合診療解禁

とりあえず日医は皆保険を守れの態度を示し、混合診療解禁には反対の意見だそうです。これをとらえて、医師会(開業医)は既得権益死守に懸命な反対派のレッテルが貼られているようです。ここで一番違和感を感じるのは開業医の既得権益ってなんじゃらほいです。たぶん「開業医ボロ儲け = 既得権益」だと考えます。開業医がボロ儲けしているかどうかは今日は触れませんが、混合診療解禁は医療界全体にとっては明らかにプラスです。

チト古いお話ですが、2007/12/7付CBニュースに2007/12.6の参議院厚生労働委員会での西島英利議員の発言が紹介されています。

西島議員は、日本医師会の常任理事時代、規制改革・民間開放推進会議の前進である総合規制改革会議にヒアリングに呼ばれ、会議後の記者会見で宮内義彦座長(オリックス社長)が「医療産業というのは100兆円になる。どうして医師会の先生方は反対するのか」と発言したことを紹介

2007年当時の国民医療費が33兆円ですから、医療産業市場は約3倍に膨らむとしています。そんなに膨らんだら国家財政が破滅すると言う人もいるとは思いますが、膨らむのは混合診療のうち自由診療部分であり、国家財政で問題になる国庫負担は変わらないと言うより自在に縮小できます。国家経済全体からすると、国の支出さえ減れば、その産業は膨らんだ方が全体の経済発展には好ましいわけです。

国の支出が減って、医療市場でだけ都合よく膨らんでくれるかどうかはアメリカの例を見ると疑問の面もありますが、とにもかくにも皆保険の枷が外れれば、3倍程度に膨らむ可能性は十分あると言う事です。

膨らんだ部分の多くは民間保険会社とか医療機器産業が享受するでしょうが、医療界の取り分だってそれなりに増えるのは確実です。開業医がどうなるかはさすがに予想がつかないですが、悪くてもパイの取り分は現在より減らない可能性の方が高そうに思っています。もちろん混合診療スタイルの経営方針に適応する必要がありますから、淘汰と言うか新旧交代現象はあるかもしれませんが、医療界全体での経済マクロ視点では余裕のプラスでしょう。

私のような開業医は過渡期に大変な目に会うかもしれませんが、なんとか乗り切れば宝の山が待っている期待は十分あると言う事です。これが勤務医になればさらにメリットは高くなります。今の様に黒字病院が少ない、また黒字であってもカツカツみたいな経営状態を脱し、ウハウハ時代に突入も夢ではありません。勤務先の病院の経営状態が良くなれば待遇も劇的に改善します。

医療の面をとっても、これまでは皆保険の縛りのために手を拱くしかなかった治療の選択枝が飛躍的に広がります。医師は専門バカの面は濃厚にありますから、治療のためのゼニカネ計算は非常に苦手です。これまでは皆保険と言うセコイ縛りに苦しんでいたのが、これが解放されれば思う存分腕が振るえるようになるわけです。

勤務医の勤務環境の改善を阻む最大の要因は、改善のための元手が無かった事ですが、100兆円市場になれば元手が転がり込んでくると考えられますから、勤務医にとっては経済的なマクロ視点では混合診療大歓迎になります。皆保険制度から混合診療解禁になっても、ミクロの問題にさえ目を瞑ればマクロ的には勤務医はもちろん開業医にとっても悪い話ではありません。


ほいじゃ、日医が混合診療解禁反対し、守ろうとしている既得権益は何かになります。あえて言えば、現行のシステムからTPPシステムに移行しにくい会員の保護ぐらいしか既得経済権益的にはない事になります。他に混合診療解禁によるデメリットをあえて考えると・・・100兆円市場に膨らませる資金は当たり前ですがすべて患者が支払います。これもまた古い古いお話ですが、週刊東洋経済/2002.1.26号に宮内会長のお言葉が掲載されています。

「金持ち優遇だと批判されますが、金持ちでなくとも、高度医療を受けたければ、家を売ってでも受けるという選択をする人もいるでしょう。」

自由診療部分はすべて自費ないし、公的保険とべつに掛け金を支払った民間保険に頼る事になります。払える患者は良いのですが、払えない患者は混合診療解禁のメリットは少ない事になります。この点は医師として、また今まで皆保険制度に慣れ親しんで来た者として同情はします。私だって混合診療解禁になり、

    患者:「もっと良い治療はないのですか?」
    医師:「こういう治療がありますが、○○○万円必要です」
    患者:「そんなに払えません」
    医師:「それは御愁傷様です。あきらめて下さい」

さすがに小児科開業医では、そうそうは無いでしょうが、そういう世界に慣れるまでは少々時間が必要です。日医が反対しているとすれば、それぐらいのものかと思います。これも今は皆保険だから出来ないが、混合診療解禁となればカネが無いから出来ないに変わるぐらいのお話です。些細な事か、大きな事かは立場によって変わるでしょうが、そうなったらなったで人間は順応していくと思います。


ま、日医も本気で反対かどうかは疑わしいと思っています。理由は単純至極で、日医の意思決定を行うのは執行部であり、執行部の多数派は開業医ではありません。病院ないし医療グループ経営者です。そういうメンバーからすると経営的には混合診療解禁に賛成になります。現在のTPP議論の流れは、誰かがうまい事たとえていましたが「TPP悪玉論」と「TPP反対悪玉論」しかないと喝破されていました。

日医の混合診療反対意見は物の見事にTPP反対の悪玉に日医を仕立てています。これが計算として行われているのなら相当な高等戦略で、

  1. TPP反対の悪玉になったので意見は悪意で受け取られる
  2. TPP加入後、デメリット部分が出た時に「日医は反対であった」の釈明が余裕で出来る
  3. 釈明は日医会員だけではなく、国民にも同じ効果を持つ
  4. 100兆円の果実を批判を受けずに享受できる

そこまで計算し尽くされた戦略であるなら私も日医を見直します。

JSJJSJ 2011/11/11 09:07 気になっていることの一つですが、
裁判になったとき、「保険適応外」は言い訳になりませんよね。
混合診療になったとき、「お金を持ってなかったから」は言い訳になるのでしょうか。
医師法の応召義務が廃止ないし改正されていれば大丈夫なのでしょうか。
でも応召義務が制定されたのは皆保険になる前だから、理屈からすると再び皆保険でなくなったからといって、改める必要はないとされるかもしれません。

あと、TPPに加入して混合診療解禁となれば民間医療保険がどっと参入してくると思うのですが、よく言われる「あなたの保険では治療はここまでです」は裁判でも通用するのでしょうか。

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/11 09:35 まず、小宮山厚生労働大臣(厚労省)は
医療自由化目標 「入手していた」 米国文書で厚労相
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10331
この米国文章を原文+翻訳で公開するべきと思います。
その上での議論では

A10A10 2011/11/11 09:42 まさに美容や歯科では
>患者:「もっと良い治療はないのですか?」
>医師:「こういう治療がありますが、○○○万円必要です」
>患者:「そんなに払えません」
>医師:「それは御愁傷様です。あきらめて下さい」

が行われてます
生命に関与する部分が少ないので問題になってはいないみたいですが・・・

日本語が接客業においては最大の障壁なのかなあと

YosyanYosyan 2011/11/11 09:48 JSJ様、京都の小児科医様

医療分野だけではないのですが、どうも具体像が「よ〜わからん」と言うのがTPPだと思っています。もう少し言えば、トータル的にプラスなのかマイナスなのかも「よ〜わからん」です。混合診療解禁がアメリカ流直輸入なのか、一部適用みたいになるのかも「よ〜わからん」です。

ま、下々が動いたところでTPPに加入する時は加入するでしょうし、加入しない時は加入しないと思っています。政治の流れとしては加入するんでしょうが、それこそ加入して現実を見て初めて「こうなるんだ!」と実感すると推測しています。せめてそれが良い方向になるように祈るばかりです。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2011/11/11 09:50 >混合診療になったとき、「お金を持ってなかったから」は言い訳になるのでしょうか。

応召義務ってのは「治療の義務」ではないんで、多分ダイジョウブw

>よく言われる「あなたの保険では治療はここまでです」は裁判でも通用するのでしょうか。

通用させます!外資系保険会社サマがw

で、TPPですが、ミンスが推進するからには碌なモンじゃない筈w
*多分間違ってないww

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/11 10:04 Yosyan様

>医療分野だけではないのですが、どうも具体像が「よ〜わからん」と言うのがTPPだと思っています。

はい、私もよくわからないのですが、基本的な部分の情報共有は重要であると思います。
ぐり研ブロク様のブロク
TPPは現代の黒船になるか?
http://gurikenblog.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/tpp-e072.html
では
重大な事実が分かった。
国民向けTPP資料には、「公的医療保険制度は(TPP議論の)対象になっていない」と明記していた。我々議員にも繰り返しそのような説明がなされていた。医療保険制度自体を交渉するTPPの「金融サービス分野」では議論の対象とはなっていないというもので、実は別の分野である、「物品市場アクセス分野」で取り上げられる可能性を厚生労働大臣が認めたのだ。ではこれをいつ認識したのか。なんと、9月16日に「米国政府が公的医療保険の運用で自由化を求める声明」を、大臣は外務省を通じて受け取っていたのだ。

となっています。

日本医師会の
TPP 交渉参加にむけての見解平成23年11月2日 三師会合同記者会見
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20111102.pdf
では
『成長のための日米経済パートナーシップ』2004 年 日米投資イニシアティブ報告書
を述べておられますが、これが上記の厚生労働大臣が大臣は外務省を通じて受け取っていたものと同一のものなのかがよくわかりません。

うらぶれ内科うらぶれ内科 2011/11/11 10:09 もう1ヶ月前くらいになりますでしょうか、某NHKの特別番組でTPPが議論されたとき、経済界のある重鎮が(名前なぞ覚えておりません)おっしゃったことには、
「医療は規制でがんじがらめにされて高コスト構造だ。だから、規制緩和されることによって医療費は下がるはず」
なんだそうな。この程度の認識でものをしゃべるのにいささかあきれました。しかし、こんな感覚で重要なことが決まっちゃうんでしょうかね。

公的保険が懐柔されて一番影響を受けるのはほかならぬ厚労省のお役人様じゃないでしょうかね。保険組合という格好の天下り先を失うでしょうから。

元ライダー元ライダー 2011/11/11 10:21 TPPとは米国vs日本というよりも、ウォール街vsその他大勢の構図を世界に拡大する仕組みに見えます。米国民幸福度と日本国民幸福度のゼロサムゲームではなさそうです。米国政府はウォール街の代理人として交渉に臨むでしょうが、日本政府はどうなんでしょうね。その他大勢の代理人として交渉に臨むとは思えません。日本のウォール街相当層の代理人として交渉に臨みそうです。そうすると、同じ方向を向いた代理人同士の交渉ですから茶番です。農業貿易や工業貿易などは金融保険業と比較すれば微々たるもの。ついでの議論ですね。主権国家の主権制限とも言える「規制を強化してはいけない条項」など付けられたら、金融保険業の思うつぼ、金融破綻を引き起こしても何も新たな規制を加えることはできませんから、やりたい放題になりますよ。ウォール街が主権国家の上に君臨することになりますね。というわけで、『本当にメリットを受ける層はさほどではなく、ややマイナスも含めたデメリット層の方が広そうな印象もあります』というのは同感です。

さて、混合診療における医師側のメリット・デメリットも『なんとか乗り切れば宝の山が待っている期待は十分あると言う事です』というYosyan先生と同感です。

ただ、患者、及び患者予備軍の皆様に考えていただきたいのは混合診療「全面」解禁となれば、極端な例をあげて言いますと、
初診料+レメディ処方
初診料+プラセンタ注射
初診料+シャクティーパッド
これらも解禁ですね。
最近最高裁で出た混合診療禁止判例の事例となった「LAK療法」も医学的に効果が認められるという見解に至っていないという点では、これらと同じです。上記例は極端としても、線引きは必ず必要となります。だから「全面」解禁は事実上あり得ないでしょう。それでも、線引きはいらない「全面」解禁が必要というのが国民の総意なら、「初診料+プラセンタ」等でどんどん保険料から支払われる初診料等の基本診察料を食いつぶしてウハクリ目指しますけど、いいんですかね。

元ライダー元ライダー 2011/11/11 10:24 >「あなたの保険では治療はここまでです」
前から言ってますけど、そういう仕組みの医療保険を導入してはイカンのです。
とは言うものの、「(国民)健康保険では治療はここまでです」と言うのと変わらん気がしてきた。

>公的保険が懐柔されて一番影響を受けるのはほかならぬ厚労省のお役人様じゃないでしょうかね。
僅かなお金で24時間受付を求めるような政策誘導ができなくなるでしょうね。医療機関は厚労省の言うことを聞かなくなるなあ。

>この程度の認識でものをしゃべるのにいささかあきれました。
ちょっと旬から過ぎた元経産省官僚の古賀さんも医療に関してはその程度の認識でした。

SeisanSeisan 2011/11/11 10:40 TPPのキモは、「非関税障壁」かどうかを判断する基準が「アメリカ(国内にある組織)」である、という点ではないかと思います。
つまり、アメリカンウェイでなければすべて非関税障壁と断じられて、解放を強制される、と。

混合診療解禁+民間医療保険となると、それぞれの保険種別により適用できる治療法が変わりますから、その取捨選択が大変そうですね。

ただ、もう一つの視点として、TPPを解禁すると、ドラッグラグが非関税障壁として問題視される可能性が高いのではと思っています。

「なぜ(世界最先端の)アメリカで認められた薬を日本で再度治験しなければいけないのだ!非関税障壁だ!」

と訴えられるのではないかと。しかもそれを判じるのは「アメリカにある」組織ですからね。

そうなると、日本の製薬メーカーには冬の時代が訪れることでしょう。
特にジェネリックメーカーなんか中小のところは吹っ飛んじゃいますよ。

個人的にはワクチンが使いやすくなるので、決して悪い話ではないと考えていますが。
そうなったら、ワクチンに特化した小児科診療所、ってのもありかなぁ。

BugsyBugsy 2011/11/11 10:45 オイラは医療に関してのTPPはたかを括っています。

外国語のド下手な日本人の患者が外人医師を選ぶわけもなく 同じくド下手な日本人医師が外国人患者を診療できるわけもありません。日本人医師は先人の営々とした努力で母国語で医学を学べますからね。外国語を知らなくても生活できるからです。日本人や中国人は学会で笑っちゃうくらい下手糞!同じくオイラも負けてません。同じく母国語で学べるフランス人医師も英語は下手です。というより どうでもいいらしい。

英語のしゃべれるアジア圏の医師やナースは英語圏には行こうとします。待遇がいいからです。好き好んで日本に来てこんな過酷な勤務条件を見たら裸足で逃げ出します。少し前にあった東南アジアからのナースや介護スタッフの話だって さほど進展してないじゃないですか。財界としては安い労働力を受け入れようとはするものの、英語圏から来た医師が母国と同じ処遇を要求するのは断固拒絶するでしょう。採算に合わないし、スタッフとも合いません。

それと資格の問題です。日本の国家資格を持たない医師を受け入れるわけも無いでしょう。日本人医師が米国の国家資格やの専門医資格を持たずに向かうが受け入れますかって。
仮にそうなっても言葉の壁は厚いです。イギリスも米国もインド人医師が増えたなあ。日本人が乗り込んでも駆逐されますよ。
日本人が思ってるほど 日本人医師は優秀じゃないんだ。一時的な留学なら受け入れてもワーキングビザで職を得るとなると 奴らは手のひらを返したように苛めますって。

外国資本が郵貯や公的保険の資金をごっそり抜き取ってやろうとはするでしょう。
まあ こうなりゃ医師の手には負えませんけど。

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/11 10:58 厚生労働大臣記者会見
小宮山大臣閣議後記者会見概要
(H23.11.08(火)8:30 〜 8:40 ぶら下がり)
http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/2r9852000001ukoh.html
(記者)
 TPPについて伺います。昨日政府として、これまでは保険の部分は議題にはならないのではないかという見通しだったものが、混合診療については全面導入を求められる可能性が排除できないという見解を示されましたが、厚労省としてはTPPの交渉についてどうお考えでしょうか。
(大臣)
 私も混合診療についてのやりとりの詳細を文書で見ましたが、これが絶対に入らないのかと聞かれれば、絶対に入らないと断言できるものはないわけです。だから、これまでの色々なアメリカとしての要望の中から絶対に入らないということは言えないといったことなので、以前から申し上げているように、現在検討対象になっていないということは、その通りだと思いますので、何ら変わっていないと思っています。

この混合診療についてのやりとりの詳細の文書は何かがわかりづらいです。

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/11 11:21 >それと資格の問題です。日本の国家資格を持たない医師を受け入れるわけも無いでしょう。

あまり、ネット上で噂される陰謀説をとるつもりはなく、実は単純に中長期的な医薬品他の経済活動の一環と理解していますが
地震のときのイスラエルの軍医団のことがあります。

イスラエルの医療部隊「むしろ多くのことを学んだ」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110410/mds11041023210011-n1.htm

イスラエルの医療部隊「むしろ(日本の医療制度体制など)多くのことを学んだ」
でしょうか

nuttycellistnuttycellist 2011/11/11 11:45 私は基本的にTPPには反対です。

外国人医師が日本で医療を行う可能性はゼロでしょう。むしろ、語学に堪能な日本人の若い医師が外国に出て、すぐに臨床に携われるメリットの方があるかもしれません・・・でも、それほどの方でしたら、TPPが無くても出てゆくことでしょう。

問題は、公的医療がなくなり、基本的に自由診療になることでしょう。米国の保険資本にとっては、公的保険自体が非関税障壁ですから、それを取りやめることを強力に働きかけてくる可能性が高い。で、自由診療になった場合、多くの医師のみなさんが期待しているように、パイが膨らむかどうか、大いに疑問です。

普段の診療において、民間保険が使えるかどうか、患者さんに支払い能力があるかどうかを気にしながら、仕事をする、診療を終えてから、タフな交渉相手である保険会社と支払いについて交渉をする、こうした状況が米国では一般的だと聴きます。それに、青臭いと言われるかもしれませんが、米国流の自由診療が社会的な公正さの対極にあるものではないかと考えます。

TPPのメリットについて、説得力のある説明を聞いたことがありません。目指すべきは、東アジアを包括する自由貿易圏ではないかと思います。莫大な負債を抱えた、米国金融機関の餌食にわざわざなることはないと思います。この拙速の交渉参加決定に大いにうさん臭さを感じています。

以上より、TPPには危機感を持っています。

浪速の勤務医浪速の勤務医 2011/11/11 12:02 >よく言われる「あなたの保険では治療はここまでです」は裁判でも通用するのでしょうか。

治療するのは勝手だけど、保険でカバーされない分のお金は出さないからヨロシクネって
保険会社に言われそうですね。

元ライダー元ライダー 2011/11/11 12:07 >診療を終えてから、タフな交渉相手である保険会社と支払いについて交渉をする
>保険でカバーされない分のお金は出さないからヨロシクネって保険会社に言われそうですね。

そういう固定観念を振り払いましょうよ。まっ、最初が肝心なんですが。
いいですか、
自由診療になって民間保険を使うようになっても、病院が民間保険会社と契約するスタイルを採ってはいけません。ここが肝心。
あくまでも医療費は患者に見積もりを出し、患者に請求する。その代金を患者が自分の貯金から捻出しようが、自分が契約した民間保険から捻出しようが、それは患者の自由。医療機関が介入することではありません。

個々の医療機関と民間保険会社との直接契約は絶対避ける。民間保険会社とは関わらないのがベスト。仮に民間保険会社との契約が不可避になっても、集団契約にして交渉カード(集団で契約しないカード)を持たなければやられます。どんどん値切られます。応召義務のあるなかで国民皆民間保険になったら、今より悲惨ですよ。それを阻止するのは最初が肝心。

うらぶれ内科うらぶれ内科 2011/11/11 12:29 車の任意保険のように
「医療機関との交渉は当社が代行します。」
とのスタンスで保険を売り出されたらどうしますかね。

JSJJSJ 2011/11/11 12:42 >「医療機関との交渉は当社が代行します。」
中小の医療機関は、(生命と関わりない)よほど美味しい商売を見つけるか、保険会社の軍門に降るか、未収金で倒産するか、でしょうか。
大きな医療法人に集約していけば、保険会社に対抗していけるかしら。

元ライダー元ライダー 2011/11/11 12:49 車の保険では修理費を修理工場に対して保険屋が値切ることがあるそうですね。
さて、これを医療保険で行った場合
・保険屋の交渉を受ける義務が医療機関にあるのか
・保険屋の申し出を受けなければならない弱みが医療機関にあるのか
特に後者については、保険屋による患者誘導が思い浮かびますが、それを避けるためにも医療機関個々でなく、地域で保険屋に対応することが肝要かと思います。だから、これも最初が肝心です。むこうは個別撃破を狙ってくるでしょうがね。

JSJJSJ 2011/11/11 12:57 こんな話はどうです?
患者「金が払えないので治療は受けません」→死亡→死亡(生命)保険支払い
保険会社「患者が死んだのは、治療費を払えないことを理由に十分な治療を行わなかった医師の責任だ。保険金を弁済せよ」

元ライダー元ライダー 2011/11/11 13:03 >未収金で倒産するか
中華的前払制度があります。また自由診療ですから、ある程度の未収金を折り込んでの価格設定も可能です。
しかし、少々不安ではあります。最近のコメ欄で、広島県協会けんぽが特定健診で個別撃破を行い成功しているとの話がありましたね。まとまりのないのがこの業界の性格ですからね。黒船でその性格も変わるでしょうか。

>治療費を払えないことを理由に十分な治療を行わなかった医師の責任だ。保険金を弁済せよ
米国でさえ通用しないと思いますが。

SeisanSeisan 2011/11/11 13:07 国民皆保険崩壊、混合(自由)診療、民間保険となったら、患者の保険区分の確認とそれに応じた診療、保険屋との折衝などが非常に多忙になるでしょうから、今までの診療ペースは保てなくなります。

アメリカ並みに完全予約制、1日に20−30人までしか診療しない、飛び込みは診ない、なんてなるんでしょうね。

通りすがり通りすがり 2011/11/11 13:21 現在の日本ですら、治療の選択肢を説明する時に保険診療外の治療についても説明しないと説明義務違反になる可能性があるらしいですからね。
(以前、裁判官にそういわれました)
現在以上に保険会社や司法関係者とお知り合いにならなければいけない状況は出来れば避けたいものです。

JSJJSJ 2011/11/11 13:23 >米国でさえ通用しないと思いますが。
そこでTPPなんですよ。まァ、三文小説ネタですから、聞き流してください。
こんな訴訟 アメリカ国内でやっても、医師も賠償責任保険に入ってますから、保険会社総体としてはメリットありません。
でも これが対日本となれば、賠償責任保険を扱っているのは日本の保険会社ですから、外資の保険会社としては 勝てればラッキーですし、たとえ訴訟自体に負けても「おまえの病院も訴えられたくなければ、ウチと契約したまえ」という脅しの材料にはなると思います。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2011/11/11 14:23 >米国でさえ通用しないと思いますが。
日本なら通用しますw

天必灰支邦中凶天必灰支邦中凶 2011/11/11 14:27 私のような開業医は過渡期に大変な目に会うかもしれませんが、なんとか乗り切れば宝の山が待っている期待は十分あると言う事です。これが勤務医になればさらにメリットは高くなります。今の様に黒字病院が少ない、また黒字であってもカツカツみたいな経営状態を脱し、ウハウハ時代に突入も夢ではありません。勤務先の病院の経営状態が良くなれば待遇も劇的に改善します。

@あなたはTPPに参加すれば国民皆保険制度は壊滅する、ということをわかっててかいていられるのか?
 国民医療とTPP参加問題というのは、つきつめていえば、
アメリカ型の医療を受け入れるか、現在の世界に冠たるわが国の国民皆保険制度を守るのか、ということです。
  答えはいうまでもないでしょうが。。それとも、あなたはアメリカの医療事情をご存じないのか?マイケルムーアの、シッコ、とい鵜映画をご覧になってくいださい。
それと、医者開業医が大もうけ、といわれるが、地獄をみさせられるのが国民であるという視点がぬけています。金さえ儲かれば、われわれの子々孫々が金がなければQQ車にも乗せてもらえないという地獄にたたきおとすようなことが許されるのか?
 ご再考願いたい。

nuttycellistnuttycellist 2011/11/11 14:42 元ライダー様

固定観念ではなく、米国の医療現場の現実が、保険会社との絶え間ない交渉になっているのではないのでしょうか。何せ、あちらは金融バブルで「数百兆ドル」の焦げ付きを出して、何としても金を儲けなければならない立場にある方々です。香川大学医学部へのAIU訴訟のようなことが日常茶飯事に起きるようになる、その調子で彼らが利益を確保しようとするのではないでしょうか。

保険による患者の囲い込みは、当然起きるでしょうね。保険会社との契約をしなければ、金持ちだけを相手にする場合を除いて、自由診療は不可能でしょう。交渉相手が、支払基金・保険者・厚生局から、保険会社に変わるだけのことです。

TPPの参加予定国全体のGDPの半分以上は米国、2,3割が日本だったような気がします。その他の市場は、その残りということになります。米国の照準は、日本の医療にピタっと合わされていると考えるべきではないでしょうか。ISD条項や、ラチェット条項を駆使して、日本の医療市場に食い込み、高齢者の貯蓄を根こそぎ持ってゆこうとしている連中です。

元ライダー元ライダー 2011/11/11 15:30 nuttycellist さま

私が最初にこの場にコメントしたのは、数年前の米国式民間医療保険導入阻止の話なんですよ。
その時も、なかなか皆様に理解していただけませんした。

日本に自由診療・混合診療が導入されても、米国式医療保険をそのまま持ち込むのではなく、日本に従来ある民間医療保険(医療機関と保険会社の交渉は無い)の内容にとどめましょう。そのために医療機関は最初から足並みをそろえるのが肝心で、無抵抗に米国式民間保険を受け入れてはいけません、医療機関が足並みをそろえれば、抵抗手段はいくらでもあります、という話なんですが。純粋に民間同士の交渉になれば、マスコミの作る世論や政治力の影響を受けない分、今より交渉環境は良くなります。ただし、団交に持っていくことができればですけど。分断されたらひとたまりもありません。

BugsyBugsy 2011/11/11 15:51 ここは一つ 保険会社側と医療機関側の弁護士の出番でしょう。雇えなきゃ本人が盲判を押さされて やらかされます。どの道きっちり治療内容についての契約書を交わすことになるかも。
あと自由診療になったら保険のランクに応じた病院でしか診療は受けられないでしょうね。
最新の医療器具の揃え方では 病院間の落差はどうしても出てくるでしょう。
医師によっても手術代も診療費もランク付けされるでしょう。
当然診療費が高く取れる医師のみを病院は囲い込もうとするでしょう。給料にもランク付けがあるかもよ?歩合制もあるでしょうね。
夜間軽症で駆け込んでも ナースしか出て来ないです。かすり傷で請求費が2000ドル!

アメリカの医療の後追いとは結局こういう事です。

さらに米国の企業もそうだったけど、国内企業の雇用者側も健康保険料金を半分ほどカバーさせられるのが大層負担になるし、常勤よりはパートタイマーを好むようになりますな。カード破産の半数以上が健康保険の未払いになるですよ。現在米国で親子4人で月の保険料が1200ドルなり!
言ってみれば会社からレイオフを喰らったら 保険料を自腹で支払って家族が病院に通院するだけで物凄い金銭負担になるわけです。
日本人及び日本人の医師は病院間の落差に鈍感です。それは或る意味日本では平等な医療が受けられる幸福というものです。米国に留学した日本人医師も皆有名病院にお客さんとして受け入れてもらえるので 貧困層の診療を知りません。ああアメリカの医療は最先端で病院はきれいだしと思うばかりです。しかし場末の病院は凄まじいもんです。少なくとも保険に入ってなきゃ救急車から拒否されます。救急センターにたどり着いても 血を流しながら這って行っても追い返されます。

本当にウハウハ言い出すのは 弁護士じゃないですかね。それと非関税障壁だの関税の取っ払いで国内企業が助かるなんて言いますが、本当の非関税障壁は言語以外では為替だと思いまーす。たかが数%の関税を取っ払うよりも 円が安くなればいいのでは?
だったら円をじゃかじゃか刷って円安にしてみろよ。

日本人から米国の保険屋どもが金を吸いとれば アメリカの一般市民の医療コスト、保険料は安くなるかもしれません。
首都東京のド真ん前にむこうの空母が核ミサイルを装備してプカプカ浮かんでる以上 逆らえませんよね。

YosyanYosyan 2011/11/11 16:03 ま、医療界と農業界の反対がどれほど反映されるかわかりませんが、TPP参加の流れ自体を止めるのは難しいんじゃないかと感じています。これは政権が自民に変わっても同じだと思っています。

止める方策にしたところで、現実的にここで力説したところで何の力もないわけで、むしろ来るべき事態に備えて対策を考えるべきと思います。不参加になればそれはそれで良し、参加になり黒船が来襲すれば、考えられる対応を準備しておくです。日医が次の手まで考えている・・・なんて期待も持たない方が良いかもしれませんねぇ。幸い農業界よりまだ対応の方策はありそうには思っています。

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/11 16:08 >現在の日本ですら、治療の選択肢を説明する時に保険診療外の治療についても説明しないと説明義務違反になる可能性があるらしいですからね。
(以前、裁判官にそういわれました)
診療ガイドラインが変わってくるイメージをもちました。

元ライダー元ライダー 2011/11/11 17:23 10年ドロッポ さま

>日本なら通用しますw
痛いところを突きますねえ。
医療機関が団結できればですけど、「そんな訴訟を起こす保険会社の医療保険とは、たぶんどこの医療機関も契約しないだろうなw」と抑止力を発揮できるかも。向こうはこちらを分断しようとするでしょうが、こちらも向こう(保険会社同士)を分断するくらいでないと。

BugsyBugsy 2011/11/11 17:51 オイラがたかを括る理由のもうひとつに厚生労働省の意向があります。

簡単に自由診療にはならんでしょう。そうなれば郵政民営化ならぬ医療保険民営化ですか。
官僚が薬剤の許認可から医療の人員配置までの所轄権をやすやすと受け渡すとは思えず、相当抵抗しませんかね。いや個人的な憶測ですが。
あっさり白旗を上げるようにも思えないので。

SeisanSeisan 2011/11/11 18:13 医療機関の団結については、少なくとも開業医は地元医師会がそれなりに役に立ってくれると思います。
つか、役に立たなきゃ、何のために会費を払ってる医師会だ、となって崩壊します。
まあ、それを狙って分断されるかもしれませんが。

少なくとも日医はまともに信用できませんが、地元医師会は一般法人化したことですし、別に日医と別の行動をとっても全くおかしくないわけで。

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/11 18:52 >首都東京のド真ん前にむこうの空母が核ミサイルを装備してプカプカ浮かんでる以上 逆らえませんよね

私の考えが間違っているかも知れませんが、日本近海に米国原子力空母が2隻いるのは冷戦が終了していない東アジアにおける対中国,対北朝鮮戦略であって、(年内に核実験をするという噂もありますし)TPPとはまったく関係ないと思います。
いわゆるXデイには朝鮮半島の東と西に一隻づつ、米国原子力空母を配置する可能性も
あるのでは

元外科医元外科医 2011/11/11 18:59 TPPって実施されると国内法より上位になるそうですから(笑)
仕組みが裁判や正義より経済優先、大企業の利益なのですね
ILOの条約さえまともに批准してない日本の労働者はもっと搾取されるんです。

 ダメリカは既にそうなってますのでみんなでデモやってるわけです

福岡の内科医福岡の内科医 2011/11/11 20:02 外国人医師が入ってくることは、そこまで問題ではないでしょう。
それよりも、介護・看護の労働力が入ってくることが問題ではないでしょうか?
安い労働力として、外国人介護士・看護師を受け入れる福祉施設・医療機関は徐々に増えていくと思います。
その結果、どのようなことが起こるか?
ハッピーな未来は、思い描きにくいと思います。

BugsyBugsy 2011/11/11 20:02 京都の小児科医さま

>日本近海に米国原子力空母が2隻いるのは冷戦が終了していない東アジアにおける対中国,対北朝鮮戦略であって、(年内に核実験をするという噂もありますし)TPPとはまったく関係ないと思います。

いや 全くその通りなんですが、というより戦後60有余年日本に政策変換を要求する無言の圧力にはなってるでしょう。かなりドスの効いたね。劣化ウラン弾だけでも相当の圧力になりますよね。実はオイラはあの辺の米軍基地からお客さんが数人来るんですが、あいつらの治療費ってどういう算定基準なんだろ。思いやり予算かなあ、今度見てみます。間違ってあそこの原子力空母から放射能でも洩れたらどうすんだろ。オイラが米国のエージェントだったら わざとやりますな。

元外科医さま

>TPPって実施されると国内法より上位になるそうですから(笑)
そうらしいです。ISD条項とカナダ、核廃棄物でググると面白い話がてんこ盛りですよ。
TPPってボクシングのグローブなし、体重ごとのクラス分けなしの国ごとの殴り合いじゃないですか?北米自由貿易協定NAFTAで入りましたが メキシコとカナダと殴られまくりのようです。今や核廃棄物大国となった「非核国家」日本ですからねえ。
アメリカの民間企業が日本の地方自治体を告訴なんて可能なわけだから。「県立病院の建設にはうちらにも入札させろ」なんて頻々とおきまっせ。

蛾蜻蛉蛾蜻蛉 2011/11/11 21:37 「日本の医療市場が開放されないのは、(悪魔も恐れるような)日本語を母国語としているからである」と日本国政府が訴えられるかもw

通りすがり通りすがり 2011/11/11 22:14 医師会が「混合診療は金持ちの医療だ」と反対していた経緯は行政に対する不信にあったと記憶しています。
厚生労働省、さらに財務省は医療費の拡大をなんとかしたいと思っており金のかかりそうな新しくて効果的な(そして高価な)治療の保険収載を渋っている、という不信感が背景にあるのではないでしょうか?
実際、新しい効果的な治療法は保険収載されることにより広く使われるようになるのですが、なかなか保険収載されません。時間がかかりますし、望まれたもののうち収載されるものはわずかにとどまっています。

混合診療が認められるようになると、「新しい治療も混合診療で受けられるようになってよかったですね!保険の対象にするかはゆっくり考えます(けどまぁ1/10くらい対象にすればお茶は濁せるかな?)」で済まされてしまうと懸念しているのではないでしょうか?

匿名希・望匿名希・望 2011/11/11 22:22 ・Bugsyさま

>本当の非関税障壁は言語以外では為替だと思いまーす。たかが数%の関税を取っ払うよりも 円が安くなればいいのでは? だったら円をじゃかじゃか刷って円安にしてみろよ

全くもってその通りなんですが、残念ながら円を刷る権限は日銀にあり、政府は日銀に言う事を聞かせる意志も能力も無いと言うのが問題ですな。

まあ、それ以前に円を刷ってデフレを脱却したら内需が回復するから、輸出に頼る必要すら無くなるのですけどね。

元外科医元外科医 2011/11/11 22:33 >TPPってボクシングのグローブなし、体重ごとのクラス分けなしの国ごとの殴り合いじゃないですか

いい表現です。大艦巨砲主義、帝国主義時代の軍事力のみを外したルール無き資本主義国家同士の殴り合いです。負け組はどちらか目に見えますよね。

米国だって将来はインド中国に負ける可能性があると思ってるから今のうちに日本を子分にしておきたいんですよ。

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/12 03:29 Bugsy様

絡んだようで申し訳ありません。朝鮮半島のXdayが気になっていますので・・・
米軍の海外最大の補給基地日本を米軍以外の国が攻撃する可能性はあると思います。

蛾蜻蛉様
>「日本の医療市場が開放されないのは、(悪魔も恐れるような)日本語を母国語としているからである」と日本国政府が訴えられるかもw

私の理解では日本国は日本語を母国語(もしくは公用語)にするという日本の法律はないと思いますがどうでしょうか
ちょっとづれるかも知れませんが
日本の医師はカルテは英語もしくは日本語あるいは両方が多いように思います。
カルテの語源はたしかドイツ語だった気がしますが私の亡父はカルテをドイツ語で
書いていました。

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/12 03:54 蛇足

日本国の初代文部大臣森有礼氏の英語の国語化の提唱や
志賀直哉の日本語廢止論を思いだしました。フランス語?
http://members.jcom.home.ne.jp/w3c/kokugo/rekishi/ShigaNaoya.html

JSJJSJ 2011/11/12 08:53 >福岡の内科医さん
私は労働力の流入自体はあまり問題視していません。
少子高齢化で、もはや自分の子が期待できないまま老衰しつつある日本は、養子をとるしかないのかもしれないと思っています。
物欲と上昇志向にあふれた「中流」を再生することです。だから彼らにそれなりの購買力を持たせる必要があります。安い労働力として搾取してしまえば、治安の悪化を招くだけで失敗するでしょうね。
だから医師も含めて来てくれるものなら、どんどん来てくれ、と思っています。

TPPに関して懸念すべきは、資本と制度によって むしろ日本がアメリカから搾取される危険だと思います。

koumekoume 2011/11/12 11:24 Yosyan先生らしさといえば、TPPの原文を全部読んで解説していただきたくw
http://nihon-jyoho-bunseki.seesaa.net/article/187356552.html

基本的なところですけど「アメリカが作った」わけではないですね。アメリカは既存のものを利用するだけです。
日米FTAとなると関税撤廃の例外品目について交渉になるに決まっていますし、時間もかかります。TPPの場合は原則全廃が最初からの基本ですし、「環太平洋の話なんだから日本が入るのは義務みたいなもんだろ」と誘う名分が出来ます。
アメリカの市場も他の参加国に開放されることになるのでアメリカだって損をするし、アメリカの農業関係者も反対だし議員にも反対派がいます。ただ金融などの部門でものすごく得をする目処が立っているだけで。

医療関係で言えば国境なき医師団はTPP反対でしたね
http://www.msf.or.jp/news/2011/11/5363.php

YosyanYosyan 2011/11/12 12:15 koume様

 >TPPの原文を全部読んで解説していただきたくw

そうしたいのはヤマヤマですし、姿勢としては前向きなんですが、現在のところ本業に手を取られて、そこまで手が回らないのが実情です。エントリーが形だけでも上っているのが不思議なぐらいで、来週どうなるかもわからない状態です。それでも原文翻訳サイトの紹介は嬉しいので、なんとか活用を考えてみます。一度に全部は手に余ります。

元法学部生元法学部生 2011/11/12 18:23 とりあえず、TPPでISD条項で国民皆保険が訴えられる論者は、カナダと合衆国での薬剤費差額やガソリン差額、あとカナダの健康保険制度がなぜ、合衆国籍の企業によって訴えられないのか説明してほしいです。

蛾蜻蛉蛾蜻蛉 2011/11/12 19:39 京都の小児科医様
余り法律に触れないように生きて参りましたので、申し訳ありませんが国語に関する法律は存じ上げません。お隣の韓国ではハングルを普及させるためにそのような法律が施行されたと聞いたことがあります。ここから先は専門家に訊くしかないのですが、法律の条文が日本語で書かれていたり、小中高と国語と称する授業(中高は現国=現代国語でしたか)があるのは何らかの法律がありそうな気がしています。

QMAQMA 2011/11/12 19:40 いま売られている自由診療・先進医療を保障する保険って、病院から請求された医療費(または一定額)をそのまま保険会社が被保険者に支払うものしかないと思います。
アメリカのような保険会社が病院と交渉して時間かかる、特定の病院じゃないと保険が利かない、なんて医療保険は誰も買わないと思うんですけどね。

romoromromorom 2011/11/12 22:33 医師会がTPPに反対するというのは或ところでは既得権を失うからとか解説していましたが。見当違いなような気がします。おそらく保険会社とのやりとりとか、高額な医療費になり回収できないとか、外人が来て治療代踏み倒されるとか、現在の保険制度に慣れきった患者さんとの間の軋轢でしょうね。そうでもなければ自由診療ですから、全部保険適用外のことをすればとっても儲かりますからお医者さんとしては○だと思うんですけどね。混合診療解禁すれば最初は株式会社病院も大人しくしているでしょうが、時間が経てばドンドン保険適用を外させたり、適用外のことを多くしたりして結局保険でできることはものすごく限定されるようになると思います。だって日本みたいに医師の報酬が安い国はないでしょう。にもかかわらず最近は訴訟、この訴訟費は何故だか収入に比べて非常に高いこんな中でやっていいるのがバカバカしくなるでしょう。だって株式会社病院は数倍の給料でしょう。
困るのは患者です、多くの優秀な医師は海外に流出するでしょうし、入ってくるのは金持ち相手の株式会社病院、少なくなったお医者さんはみんな(株)病院のスタッフ、一体普通の人は誰にもてもらうの?アメリカ医薬品、医療産業、保険会社の究極の狙いはこれでしょうね。にもかかわらず、想像力のない経済学者が分かったような解説をする、何を考えているのでしょうね。ただこのままではいづれ崩壊します。医療費と医療人件費を国は分けて考える必要があると思います。

元法学部生元法学部生 2011/11/12 23:53 もちろん現在日本国内で施行されているすべての法律は日本語で記述されていますが、
おそらく日本語を使用することを法定している日本国の法律は、裁判所法ぐらいだと思います。


裁判所法74条に
   第二章 裁判所の用語
第七十四条 (裁判所の用語)  裁判所では、日本語を用いる。

と書いてありますから、とりあえず日本国内で施行される法律・政令・省令・通達・規則の類いは、日本語で記述するのが無難でしょう。
日本語以外で記述した法律を施行することを禁止する法律はたぶんありませんが、日本国憲法に違反していないか最高裁判所が審査するのに使用する言語が日本語ですから。
私人間でも、日本国内の裁判所で裁判管轄が完結すると思われる契約等の法律行為は、日本語にて行うのが合理的です。

元法学部生元法学部生 2011/11/13 00:03 ちなみに議会ということでは、参議院では、萱野茂議員が、質疑の一部をアイヌ語で行った前例があります。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/131/1020/13111241020007c.html

さいたま市議会では4つの言語で演説をした市議会議員がいます。
http://www.youtube.com/watch?v=FNant0EgRHc

京都の小児科医京都の小児科医 2011/11/13 06:07 蛾蜻蛉様

私もよくわからなかったのですが元法学部生様から解説していただきました。
元法学部生様ありがとうございます。

現在、日本国以外で日本語が公用語なのはパラオ共和国のアンガウル州(アンガウルしゅう)のみだそうです。ただし人口は200名から300名 
ウキぺデイアによる
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%83%AB%E5%B7%9E

過去には、旧満州国が日本語を公用語としていたと理解しています。

endivascular_DRendivascular_DR 2011/11/13 15:48 元法学部生様

>あとカナダの健康保険制度がなぜ、合衆国籍の企業によって訴えられないのか説明してほしい

カナダという国は医療費は全額国が支払うという仕組みです.入院して手術してもまた風邪で受診し処方箋をもらうにも一銭のお金もとられません.つまり,カナダの医療というものは,国民から毎月一定の保険金の支払いをうける保険診療やっていないからではないでしょうか?カナダ国民は医療費の支出のための保険金なるものを一円も支払っていません.もっともその分税金はしっかり取られますが.
 アメリカからみれば日本は国営の保険会社みたいなことでやっている,アメリカの保険会社が参入できずこれは深刻な非関税障壁だ,ということ.

none_2217none_2217 2011/11/13 20:44 アメリカの場合、お金持ち専門の病院と州立大学病院があるんですが、州立大学病院は日本の病院と同じボランティアで成り立っており、労働時間が日本並みにすさまじいらしいです
そして、前にちらっと触れていましたが、非正規雇用の人間はコストカットの一環で臓器移植などの高度の医療を受けることができず、死ぬのを待つばかり
大多数の医者と大多数の患者にとっては明らかにそんな制度ですよ
なのに、野田総理大臣はTPP参加の交渉テーブルに着くことに決めた
総理大臣もリコール制度で首にできるようにしてほしいです
なぜ、市長はリコールで首にできるのに、総理大臣は首にできないんでしょうか
任期期間中に暴虐の限りを尽くして国をめちゃくちゃにする事態も考えられると思うのですが

蛾蜻蛉蛾蜻蛉 2011/11/13 21:38 京都の小児科医様 元法学部生様
お手数をとらせました。「日本語」の授業を「国語」と表記するのも、深く考えず慣習くらいの理解でよさそうですね。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2011/11/14 09:15 >任期期間中に暴虐の限りを尽くして国をめちゃくちゃにする事態

おっと、現総理と前総理と前々総理の悪口はここまでだw

endovascular_DRendovascular_DR 2011/11/14 13:29 endivascular_DR 2011/11/13 15:48
は私のコメントで,HNうっかりタイプミスです.


誤 endivascular_DR
正 endovascular_DR
訂正します.