5億年のタイムカプセル


中学生くらいの頃、恐竜博がブームになったことがありました。で、別にブームだからというわけではないのですが、恐竜博を見て、お土産に買ったのがこの「三葉虫」の化石です。
大きさは小指の先ほどの小さな物。細部が見えるように、すこし写真の明るさを上げてありますが、実際は炭のように黒いですよ。


ご町内の皆さん。
5億年前です。
5億年前です。
5億年前です。


アメリカで、コイツはうごめいていたらしいです。
なにをどうしていたのか、知らないけれど、うごめいていたらしいです。


最近、コイツに見守られながらiMacで日記を書いていました。
たくさんの悲劇があり、喜びがある人間界を、コイツと一緒に見ていました。


生命はいつか終わるし、いつかまた産まれたりするけれど。
自分で断ってしまうことは、悲劇だと思うのだけれど。
でも、そうするしかないって思ってしまうヒトも多く居て。それは昔から多く居て。
たまたま今は、そこにスポットを当てて報道がされているだけで。


5億年前のいつだったか、コイツは命を終わってしまいました。
でも、今、ここのiMacの前で、一緒にニュースを見ています。
だから何? なんですが、ちっぽけな虫でも、いつかモニュメントに成れるように。
人間だってちゃんと生きないと、っては、思うんです。


人間の方が、生きるための手続きが自ら複雑になっていて、とても大変ではあるんですがね。