クライマックス!

第17ステージ
いよいよクライマックス。
最後に平均斜度12%、最大斜度22%の10kmを登る山頂ゴール。
この坂は今年のジロ最大の難所。

まず、サウニエル・デュバルがどういう戦術を取るかに注目。
アシストを先行させるのか。
第15ステージではピエポリとリッコを先行させたが、必ずしも成功しなかった。
アシストでプロトンを強力に引いて、リクイガスのアシストを脱落させ、
ディルーカを孤立させる方が成功する可能性は高いのではないか。

しかし、第15ステージでもディルーカは孤立した。それでも最後はシモーニをちぎってしまった。
この激しい坂はふつうならシモーニ有利だが、今年のジロではそうとは限らない。
ディルーカシモーニを置き去りにする可能性もある。
タイムトライアルが速くないシモーニにはラストチャンス。ここで一発逆転できるか。

現在2位のマッツォレーニはどうだろうか。タイムトライアルはディルーカより速いかもしれない。
もし今日少しでも差を詰めれば分からない。

4時間後は文字どおりクライマックスだろう。
力をふりしぼって登る選手たちの息づかいが今から聞こえてきそうな気がする。

逃げ

ベッティーニ、チオーニを含む逃げ集団が形成されているようだ。リクイガス、アスタナ、CSC、サウニエル、ランプレの選手は入っていない。差は2分30秒だがさらに広がる可能性もあり。