愛媛県が国会の要請に基づいて、新文書を参院に提出した。
それによると2015年3月に加計理事長が安倍首相に学部新設をめざす説明をし、安倍首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と語った、と文書には記されている。
首相は、17年2月に加計学園の獣医学部の計画を知ったと、国会で繰り返し答弁しているので、その整合性が問われる。
多くの国民は、首相や柳瀬氏がウソをついていると思っているはずだ。ならば中途半端にしないで、徹底的に事実の解明をしなければならない。
今日の「朝日」の声欄に新潟県の女子高校生が投稿している。
国会の役割は『審議と討論では』 の見出し。
簡単に言えば、セクハラも国有地の格安払い下げも良くないが、過失を徹底追及し討論する以上に、未来世代が安心して生活できる社会づくりに向け、十分な審議をすべき、という内容です。
女子高校生に限らず、サンケイ、読売などでもよく出される意見です。気持ちがわからないわけでもないけど…。
であれば、森加計、隠ぺい、捏造問題について、諸外国のように特別委員会をもうけて徹底的に審議するとか、文字通り第3者委員会に強力な権限を持たせて暴くとか、やればいい。
もっと簡単なことは、昭恵氏は加計し、そのた関連の人を証人喚問すれば、1週間で終わると思う。それに反対しているのは、政府与党です。なぜ?
そして、
政府与党が今国会で通そうとしているのがいわゆる「残業代ゼロ」法案です。若い人たちの働き方の未来にかかわる重大法案で、これが通れば、過重労働やカローシはもっと増える事になるでしょう。
しかもこの法案のに審議の元にデーターがごまかしだった。事実を突きつけられ、しぶしぶ認めたが、なお問題ないとして、法案を強行しようとしている。
イラクや南スーダンの自衛隊日報の隠ぺいも、一歩間違えば犠牲者がでる戦闘地域での活動で明確に憲法に触れることだった。武器を持つ実力組織が、こんな事を許せば、国民に隠れて戦争さえできる事になる。
森友、加計問題も、莫大な税金の使い方にかかわり、税金を集める責任者が隠ぺいし、文書の改ざんをしていたという前代未聞の事態が起きた。
審議も討論も、隠ぺい、改ざんを前提としたら、どんな日本の将来の論議も隠ぺい、改ざんの社会となる。
国民はもちろんだが、一番、怒るべきは、安倍政権の支持者、自公の支持者であるべきと思う。