ここ数年間、いつも感じていました。ジャカルタやデンパサールの空港の発着便は施設能力に見合っているのか?と。
今朝の日経新聞朝刊に、インドネシアの航空事情が載っていました。経済成長とともに、インフラ未整備がももたらす損失も見過ごす事ができないインドネシア。インドネシアの空の玄関、ジャカルタのスカルノ・ハッカ空港は、管制塔で働く職員の人材不足だそうです。現状では、管制官の訓練期間短縮や、定年退職を迎える係官の定年時期を先送りにして対応しているのだとか。パイロットの人数も足りないらしい。
スカルノ・ハッタ空港に着陸しようとしても、その順番待ちで上空待機が一時間となれば、燃料費も無駄と嘆く日系航空関係幹部。
管理人も何度となくジャカルタで経験しました。離陸準備に入り、誘導されて滑走路に出るまでの時間がかかり過ぎ。窓から外を見ると、自分の飛行機の後ろにズラ〜〜〜〜っと文字通り数珠つなぎになって順番待ちをする飛行機たち。そして前方からは、次々に着陸する飛行機がやってくる。これって管制官が間違った指示をだしたら、飛行機の正面衝突ってありなのでは?と、超素人的発想の不安が頭をよぎります。
9月に、ジャカルターデンパサール間の国内線を使った時。デンパサール上空でもうすぐ着陸の段階。窓の外に目をやると、ちょうど夕暮れ時だったので、自分の後ろに待機する飛行機たちが発信するライトがズラ〜〜〜〜。
オ〜〜〜!空も渋滞です(笑)。
今年に入ってから、インドネシア国内で航空機事故が発生していますが、バリ島デンパサールの空港に着陸するはずだった国内線が、滑走路横の海上に不時着した事故が日本でもニュースになっていましたね。あれは、パイロットの技術不足が原因とされています。
こわ〜〜〜。
しかし、島国大国インドネシアでは飛行機は移動手段の一つで、しかも格安航空会社の台頭で庶民も気軽に飛行機が利用できるようになりました。そこでますます過密状態が加速。
最近では、便利はいいことですが安全は保障されているのか?と心配の声もあがっているのだとか。
インフラ整備が急ピッチで進められているインドネシアですが、一に安全、二に安全、でやってほしいです。
がんばれ!インドネシア!!!